「認知」と「コンバージョン」をつなぐ ― 課題を持ち寄り、現場で解くユーザー会株式会社ピクルスは2025年7月末、「第二弾 #ここだけの話 〜キャンつく・ヨミトル合同ユーザー会」を渋谷KOBUSHI BEER LOUNGE & BARにて開催しました。開催日時:2024年7月24日会場:KOBUSHI BEER LOUNGE & BAR(渋谷)参加企業:9社(食品・美容・EC・IT・教育ほか)参加者:マーケティング担当者/SNS運用担当者形式:オフライン(カジュアル、ドリンクあり)当日は食品・美容・EC・IT・教育など多様な業界から9社のマーケ/SNS担当者が参加。お酒を片手に、本音ベースで成功・失敗談を共有しました。なぜ合同開催? ― 背景にあった“課題”の乗り越え前回のキャンつく単独開催から一歩進め今回は キャンつく(認知拡大) と ヨミトル(診断によるCV獲得) の合同イベントに。「認知は拡がるが購入に繋がらない」「CVは取れる流入拡大が難しい」 ― 現場で起こりがちなこの“課題”を、両プロダクトの知見を交差させで埋めていただくという趣旨でした。参加各社は、自社の施策と成果・学びを具体的に共有し、すぐ使える知見を最大限持ち帰っていただきました。【キャンつく #ここだけの話】認知拡大の成功と失敗メインセッション「#ここだけの話」では、まず認知拡大を担うキャンつく担当者の成功と失敗、その中の気づきが共有されました。A社さま|広告トラブルをチャンスに変えた逆転劇広告出稿予定のキャンペーンでトラブルが発生するも、広告なしで約2万人が参加、フォロワー約1.2万人増 を達成。「第一弾で参加ハードルの低い企画をやっていたことが、拡散の呼び水になりました」当初予定になかった “実施中の軌道修正” として写真投稿キャンペーンを投入。広告費を賞品へ振り替え、コスト最適化 にも成功しました。B社さま|初挑戦から月間MVPへ第一回ユーザー会にも参加いただいたB社さまは、前回ご紹介いただいた「キャンペーンもキャンつく活用も初挑戦ながら、約2.5カ月で参加者約1.5万人/フォロワー約1.5万人を獲得」したエピソードを紹介。「当時は社内理解が十分でなかったのですが、今では『やってよかった』と評価されています」また 前回ユーザー会でつながった他社とのコラボ施策の実現も共有し、当ユーザー会の活用法として、とても良い事例となりました。C社さま|AIクイズを武器に回数で勝つこちらはなんと4カ月で13回のプレゼントキャンペーン実施を報告。「従量課金 なので、使うほどコスパが上がる感覚でした」 他社にはないキャンつくのメリットを、コスト設計と回転数の観点から最大限引き出す好例となりました。D社さま|ワンオペで“月間目標の2倍”を1日でゲーム業界のD社様は、初実施×ワンオペ×短期準備という制約下で、月間目標1,000名増に対し、1日で約2,000名以上のフォロワー獲得。「他社キャンペーンを徹底的に分析したことが効きました。限られたリソースでも最大効果は出せます。」競合ベンチマークと設計の精度が成果に直結することを証明した事例でした。 【ヨミトル #ここだけの話】診断で深く理解し、CVへつなぐ続いは主にCV獲得を担うヨミトル担当者の成功・失敗談。診断コンテンツならではの多様なユースケースが共有されました。E社さま|マス広告の“受け皿”として機能マス広告との連携で大成功したE社事例では、診断完了18,700回/完了率86%/CTR 21% と高水準の数値が共有されました。「マス広告からの流入を受け止める設計がハマりました。広告期間中は1日数百件、その後も毎日約50件の利用が継続」また「顧客理解に苦労する面があるのですが、診断コンテンツはかなりの量の設問をしっかりと聞け、ユーザの傾向をイメージしやすくなる」と、診断コンテンツならではの価値を踏まえた事例説明がなされました。F社さま|展示会で“足が止まる”診断体験DX診断を展示会で活用。完了数は限定的ながら、厳しい環境で完了率11%を実現。「結果だけで満足して次につながらない課題に対し、『10分解説』 を用意して商談化を後押ししました」「一度通り過ぎた方が声がけで戻ってきた」エピソードは、診断の誘因力を示す好例となりましたG社さま|1年半を超えても“毎日使われる”持続力クイズ診断で診断完了24,000回/シェア960回を達成したG社様。「広告停止後も口コミと自然流入だけで、今も毎日十数件の利用が続いています」普遍的な題材設定で、大きなメンテナンスなく設置し続けられているという事実が、コンテンツ設計の重要なヒントとなりました。H社さま|16タイプ美容診断で信頼を可視化H社様は、美容系診断を活用してサービスの信頼性を直感的に伝えることに成功。診断完了回数682回、完了率56%を記録しました。「なんどもバージョンアップを施し、“使える診断結果”に仕上げるのが一番の苦労でした」特に来場者はその セグメント・コンテンツ設計 の的確さに驚き、そのノウハウに注目が集まりました。I社さま|想定の30倍、15,800件 に拡大BtoB事業を展開するI社様の16タイプ診断は、期待を30倍上回る成果を実現。「当初は約500件を想定していましたが、作り込みを振り切った結果、15,800回 に」特に印象的だったのは「1社で100名以上が再生するなど、社内チャットで自然拡散がおきた」という “組織ごとバズる”という伸び方。BtoBマーケティングにおける診断コンテンツの可能性を示していただきました。会場の空気 ― “飲みながら学ぶ”で距離が縮まるKOBUSHI BEER LOUNGE & BARでの開催は、従来のセミナー形式とは一線を画すカジュアルな雰囲気を醸成しました。「お酒があるから、普段は言いづらい失敗談も共有できた」「同僚と話しているような距離感で、具体的な設計の話まで踏み込めた」この雰囲気作りが、参加者の満足度向上と、より実践的な情報交換につながったことは間違いありません。まとめ ― オフラインで共有する価値を、皆さまとともにご参加くださった皆さま、本当にありがとうございました。現場の成功だけでなく、うまくいかなかった点や迷いまで率直に共有いただけたことで、担当者が抱えがちなマーケティングの悩みを具体的な打ち手に変えていく手応えを、運営としても強く感じました。顔を合わせて話すからこそ、数字の裏側にある設計意図・優先順位・判断の基準が自然と言語化され、「認知をどう作るか」と「コンバージョンへどうつなぐか」が一本の体験として再設計されていきます。会場での質疑や比較検討から、その場で試せる“次の一手”がいくつも生まれていたのが印象的でした。今回の出会いがコラボや継続的な情報交換につながり、皆さまの現場での再現性とスピードを少しでも高める一助になれば幸いです。これからも、オフラインで学び合える場を一緒に育てていきたいと思います。これを読んだ皆様も次回もぜひご一緒ください!※本記事は2025年7月24日に開催されたキャンつくユーザー会の内容をもとに作成しています。