SNSキャンペーン 活用ガイド
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< 記事一覧インスタグラムでUGCを活用する企業が増えています。しかし具体的に獲得するイメージや効果を知らない方もいるのではないでしょうか。本記事では、インスタグラムのUGCの基礎知識やマーケティング活動に活用する方法3つを事例を交えて解説します。
更新日:2024.5.8 公開日:2022.11.4
UGC(User Generated Content)とは、ユーザーが作成したコンテンツのことです。
Googleビジネスプロフィールの口コミやECサイトのレビュー、YouTubeやX(Twitter)の投稿など、ユーザーによって生成されたコンテンツがUGCに該当します。消費者の「リアルな声」とイメージしてもらうとわかりやすいかもしれません。
このUGCをインスタグラムに活用したいと考えている企業が年々増えてきています。インスタグラムのUGCはビジュアルの訴求が強いため、化粧品やアパレルなどの有形商材を販売している企業は積極的に獲得しておきたいところです。
しかしながら、UGCを獲得する具体的なイメージや、得られる効果を詳しく知らない方もいるはずです。
そこで本記事では、インスタグラムにおけるUGCの概要や得られる効果、マーケティング活動に活かす方法について解説します。
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目次
インスタグラムにおけるUGCとは、ユーザーがインスタグラム内で生成したコンテンツを指します。
わかりやすい例だと、商品写真を載せたフィード投稿や@メンションを付けたストーリーなどのコンテンツがUGCに該当します。最近では、リールやIGTVもインスタグラムのUGCとして注目されています。
冒頭で少し解説したとおり、インスタグラムのUGCはビジュアルの訴求が強いのが特徴です。そのため、コンサルティングや人材サービスのような形のない無形商材ではなく、車やアパレル、化粧品などの有形商材向きのUGCです。
だからといって、インスタグラムのUGCを無形商材に活用できないわけではないので、うまくやり方を工夫してみると良いでしょう。
UGCの獲得が重要になった理由は、「ユーザーの購買行動が変化したから」です。
SNSが発展する以前(マスメディア〜インターネット時代)の購買行動は、「AIDMA」や「AISAS」などが一般的でした。
しかしSNSが誕生して普及した影響により、消費者の購買行動は以下のように変化しています。
「AIDMA」や「AISAS」の時代は、広告経由での認知が一般的でした。SNSが一般消費者に普及した現代では口コミ経由、つまりUGCで商品・サービスを認知して購買に至るのが当たり前になりつつあります。
UGCを獲得できていないとSNS世代のユーザーにアプローチできず、当然ながら商品を購入してもらえません。
そのためこれからのマーケティング活動の成功には、インスタグラムに関わらず積極的にUGCを獲得していく必要があります。とくに有形商材を販売している企業の場合は、ビジュアルの訴求が強いインスタグラムのUGCの獲得が必要不可欠です。
とはいえ、UGC獲得は簡単なことではなく、SNS運用には様々なコツや戦略が必要です。
本記事では基礎知識をお伝えしますが、自社の目的や課題に応じて取るべき戦略は変わってきます。
もしInstagramでの集客をお考えなら、下記の「運用力診断」を試してみると良いでしょう。
診断ではSNS運用の課題を分析した上でアドバイスをしてくれるので、あなたに合った戦略を立てるヒントになります。
インスタグラムのUGC獲得による効果を3つまとめました。
それぞれ詳しく解説します。
ユーザーが自社に言及したコンテンツ(UGC)を投稿することにより、自社アカウントのフォロワー外のユーザーにもリーチできます。自社アカウントをフォローしているユーザーからそのフォロワーへと、認知が広がっていくイメージです。
自社アカウントをフォローしているユーザーのフォロワーは、UGCがなければ自社の商品・サービスを知らないままだったでしょう。広告運用や自社主体の情報発信ではなく、ユーザーがUGCを生成したおかげでフォロワー外にまでリーチできたと言えます。
またUGCを生成したユーザーとそのフォロワーは、ターゲットの属性が似ている可能性が高いです。つまり、リーチできる点に加えてコンバージョン(資料請求や購入など)につながりやすい点もメリットです。
UGCを獲得できれば、ユーザーからの信用を得られやすくなります。
なぜなら、購入を検討しているユーザーは、実際に商品・サービスを利用している「リアルな声」を見られるからです。また、身近な友人や知人が投稿しているならば「この商品は信用できそう」と判断してもらいやすくなります。
実際に、「友人が使っていたから自分も同じ商品を買った」という経験がある方もいるのではないでしょうか。購買活動のきっかけにおいて、友人と同じものを使いたいなどの心理もありますが、「友達が使ってて信用に値するから」という理由がもっとも大きいでしょう。
このようにUGCはユーザーからの信用を得られやすくなり、購買活動のきっかけになります。信用はどのような業種・業態であっても、商品・サービスを販売するうえで大切な要素なので、インスタグラムで積極的にUGCの獲得を目指すと良いでしょう。
ユーザーが生成したUGCから、自社の投稿ネタのアイディアが思い浮かびやすくなる点もメリットです。
UGCには自社の商品・サービスに関するさまざまな情報が書かれています。例えば、「〇〇の箇所が使いづらい」や「買ってみたけどこんなに素晴らしい機能があるなんて知らなかった」などです。
このような情報をもとに投稿ネタを考えれば、コンテンツのアイディアが思い浮かびやすくなるでしょう。うまくUGCを活用すれば、自社で投稿ネタを考える必要もなくなりそうです。
インスタグラムでUGCを獲得する前にやることをまとめました。
上記の3つができていないと、後述で解説するUGCを獲得する施策を実行したところで、期待するほどの効果は生まれません。
そのため、UGCを獲得する前に本章で解説する内容を細かく理解したうえで、しっかりと実行に移しましょう。それぞれ詳しく解説するので、自社アカウントに当てはめながら読み進めてください。
UGCを集める前に、魅力的な自社アカウントとコンテンツを作り、フォロワーを集めましょう。
自社のアカウントに魅力がなかったり、フォロワー数が圧倒的に少なかったりすると、UGCは発生しにくい傾向にあります。ユーザーは魅力や共感できるポイントがあるとインスタグラムに投稿を行うので、アカウントの魅力がない状態でUGCが発生しないのは当然と言えるでしょう。
「ユーザーにとって有益な情報を発信する」「競合アカウントよりも役立つ情報を投稿する」などの対策を取り、多くのフォロワーを集めましょう。例えば、フリマアプリの「メルカリ」がわかりやすい例です。
メルカリは、アプリの活用方法や共感できる体験談をコンテンツとして、インスタグラムに投稿しています。
そのような発信を行った結果、メルカリのアカウントは7万人以上のフォロワーを集めており、「#メルカリ」というハッシュタグがついた投稿の数(UGCの数)は150万以上にのぼります(2022年8月時点)。
業種・業態は異なっても、メルカリの成功事例は確実に参考となるはずです。ぜひ自社の取り組みに活かしてみましょう。
UGCの獲得を目指すなら、自社独自のハッシュタグの作成が欠かせません。ユーザーが自社に関する投稿をする際に、どのようなハッシュタグをつけて投稿すればいいか分からない状態になるのを防ぐためです。
商品・サービスのブランド名やコンセプトをハッシュタグにするのが、もっともメジャーな方法です。自社で作った造語をハッシュタグにしても良いでしょう。
例えば、ユニクロの「#UNIQLOコーデ」というハッシュタグは、ブランド名とコーディネートを組み合わせた造語です。ぜひ参考にしてみてください。
魅力的なアカウントと自社独自のハッシュタグを作ったら、どのくらいのUGCを獲得するか目標を決めましょう。
「独自のハッシュタグがついたコンテンツの投稿を何件獲得するのか」「UGCの発生率をどれくらいにするのか」などのイメージです。競合や市場規模の大きさをもとに、具体的な目標を決めましょう。
インスタグラムのUGCを獲得する施策をまとめました。
UGCを獲得するほど、商品・サービスのブランドの認知度が波及的に広がります。それに伴いUGCの発生率も上昇しますが、自社アカウントの運用の初期段階で自然とUGCを発生させるのは非常に難しいです。
まだ商品・サービスのブランドの認知度が低く、自社に関するハッシュタグが少なければ、自社に言及したコンテンツを投稿してくれる可能性は低いと言えます。そのため、アカウント運用の初期段階では、商品・サービスを紹介したくなるような導線・特典を設計し、積極的にUGCを獲得していく必要があります。
たとえば商品が梱包された箱の中に、「買った商品の写真を撮り、指定のハッシュタグをつけて投稿して欲しい旨を記載したハガキ」を同封するなどの施策です。
ただし、ハガキを同封するだけでは投稿してもらえる可能性は低いので、投稿特典で割引クーポンなどの特典をつけます。これによってUGCを獲得できるわけです。
アカウント運用の初期にはこのような仕掛けをつくることが大切です。
ユーザー参加型キャンペーンによって、効率的にUGCを獲得できます。
ユーザー参加型のキャンペーンとは、フォローやいいね、指定の投稿をすることで、特典やプレゼントがもらえるキャンペーンです。
参加条件に、「指定のハッシュタグ・写真を付けた投稿」を設けることで、UGCを獲得できます。ユーザーはプレゼントをもらえて、企業側はUGCを獲得できるので、両者にメリットがある施策です。
インスタキャンペーンにはいろいろな種類があり、自社の目的や課題に応じて最適なキャンペーンは違います。
「自分の場合はどんなキャンペーンが良いのだろう?」と気になる方には、以下のキャンペーン企画診断がおすすめです。
簡単な質問に答えるだけで、あなたに最適な企画内容がわかります。
マーケティング活動に、インスタグラムのUGCを活用する方法を3つまとめました。
それぞれ詳しく解説します。
UGCのもっとも代表的な活用方法のひとつは、「Webサイトに掲載する」ことです。事実、ランディングページやECサイトなどにアクセスした際に、ユーザーのコンテンツが掲載されているのを見たことがある方もいるのではないでしょうか。
WebサイトにUGCを掲載すれば、ユーザーは使用感を具体的にイメージできます。また、他のユーザーが実際に商品・サービスを利用した感想やレビューが見れることで、信頼の獲得にもつながります。
UGCを獲得したら、実際のユーザーの声としてWebサイトに掲載してみてはいかがでしょうか。
広告のクリエイティブにUGCを活用する方法もあります。
UGCを活用した広告のクリエイティブは広告らしさが消え、ユーザーに親しみやすさを与えるのが特徴です。広告に対する不信感がなくなり、興味・関心をもたれやすくなります。
その結果、広告のクリック率が向上し、コンバージョン(購入や資料請求)につながりやすくなります。広告のクリエイティブのひとつとして、UGCを検討してみてください。
最後は投稿をリポストする活用方法です。
リポストとは、ユーザーが投稿したコンテンツを自社のアカウントで再投稿することです。再投稿をするにはユーザーの許可が必要になるものの、リポストによって親しみやすいアカウントが作れます。
ただしリポストが可能なコンテンツを探す手間がかかったり、自社アカウントのブランドイメージが崩れたりなどのマイナスの面もあります。
リポストはほどよく活用して、自社アカウントの運用に活かしてみると良いでしょう。
本記事では、インスタグラムにおけるUGCの概要や期待できる効果、マーケティングに活用する方法について解説しました。
UGCの獲得は、マーケティング活動においてさまざまなメリットがあります。例えば、ユーザーが自社に関するコンテンツを投稿するほど認知度が広がったり、実際に商品・サービスを利用しているユーザーが見えることで企業の信頼につながったりなどです。
そのため、今後のマーケティング活動の成功にはUGCの獲得が欠かせません。本記事で解説した内容をもとに、UGCの獲得を目指してみましょう。
最後にピクルスでは、SNSキャンペーンツールの「キャンつく」を提供しています。
キャンつくは、SNSキャンペーンの企画から運用まで、キャンペーンに関するすべての業務を実施できるツールです。フォロワー数やエンゲージメント率の向上が見込め、獲得したUGCをキャンペーンに活用し、ユーザーの購買率を上げることもできます。
そんなUGCキャンペーンの成功事例や効果に興味がある方は、『【2024最新版】Instagram(インスタ)キャンペーンの成功事例15選|効果・実施手順・注意点も解説!』もぜひお読みください。
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