口コミマーケティングは、商品と利害関係がない第三者の口コミを活用するため、消費者の信頼を得やすく購買促進に期待できるマーケティング手法です。
しかし「成功させるにはどのような点に気をつけたらよいか」「失敗するのが不安」と考える方も多いのではないでしょうか。
口コミマーケティングは成功している企業の運用方法を参考にしたり、自社に合った協力者に依頼することで効果的に実施できる可能性が高まります。
今回の記事では口コミマーケティングの成功事例8選と、注意点、成功させるポイントなど解説しています。ぜひお役立てください。
※当コンテンツは、SNSキャンペーンツール「キャンつく」で3,000件超の支援実績を持つピクルスが監修しています。
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【2025年】SNSキャンペーン成功事例28選!最新トレンドや実施の流れ・注意点まで
- 口コミマーケティングとは
- バズマーケティングとバイラルマーケティングの違い
- バズマーケティングとは?
- バイラルマーケティングとは?
- 口コミマーケティングの重要性
- 口コミマーケティングのメリット
- 購買決定の後押しになる
- 潜在層へのアプローチができる
- 費用対効果が高い
- 消費者から信頼されやすい
- 商品やサービスの認知度を拡大できる
- ブランド価値が上がる
- SEO効果が期待できる(特にデジタル口コミ)
- 口コミマーケティングのデメリット
- 1. ネガティブな口コミをコントロールできない
- 2. ネガティブな口コミが炎上につながるリスク
- 3. 口コミの信頼性を確保しづらい(フェイクレビューの問題)
- 口コミマーケティングの注意点
- ステルスマーケティングを行わない
- ネガティブな口コミへの対応策を立てておく
- 無断で口コミを掲載しない
- 口コミマーケティングの成功事例8選
- ①キヤノン「ミニフォトの日」キャンペーン
- ②グッドスマイルカンパニー「アイコンプレゼント」キャンペーン
- ③イープラス「1,000万ダウンロード記念」キャンペーン
- ④CHILLOUT(チルアウト)
- ⑤日清「theラーメン横丁」キャンペーン
- ⑥SALONIA「リフトブラシ受賞」キャンペーン
- はなまるうどん
- LEAN BODY
- 口コミマーケティングの失敗事例2選
- 1.大手ファストフード店
- 2.大手コーヒーチェーン店
- 口コミマーケティングを成功させる7つのポイント
- 1.口コミをしたくなる企画をする
- 2.口コミのハードルを下げる
- 3.ユーザーと積極的にコミュニケーションを取る
- 4.自社に合った協力者にお願いする
- 5.コンセプトを明確にする
- 6.時事ネタを活用する
- 7.口コミが自然発生するような仕組みを作る
- 口コミマーケティングならピクルスの「診断キャンペーン」
口コミマーケティングとは
口コミマーケティングとは、商品やサービスを実際に購入した消費者の「口コミ」を活用したマーケティング手法です。
企業と直接の利害関係がない「第三者」の意見は、消費者とって客観的で信頼性が高いと感じられます。実際に商品を使用した人のリアルな声は、広告よりも説得力があり、購買行動に大きな影響を与えます。
また、インターネットで商品を購入するユーザーの「企業ブランドに関する認識」についての調査では、初めて目にする商品の購入の決め手となった理由として、「口コミの評価が良かったから」が54.2%で1位となっています。
こうした背景から、「口コミマーケティング」は売上アップには欠かせない手法です。
バズマーケティングとバイラルマーケティングの違い
口コミマーケティングは「バズマーケティング」「バイラルマーケティング」とも呼ばれています。
どちらも人為的に口コミを発生させる点では同じですが、違いはその「広がり方」にあります。

このようにバズマーケティングとバイラルマーケティングでは、「意図的に大量に発生させる」のか「自然と広がる仕組みを作る」のか、といった広がり方に明確な違いがあります。
バズマーケティングとは?
バズマーケティング(Buzz Marketing)は、話題性のあるコンテンツやキャンペーンを仕掛け、一気に注目を集める手法です。
特徴:
・短期間で話題を作り、認知度を高める
・インフルエンサーやメディアを活用することが多い
・消費者に「これ面白い!」「話題にしたい!」と思わせる仕掛けが重要
・期間限定のイベントや、サプライズ要素のある企画と相性が良い
例:
・ある企業が新商品の発表会でサプライズ演出を行い、それがSNSで話題になる
・映画やドラマのプロモーションで、有名人やメディアを巻き込んで認知度を一気に上げる
バイラルマーケティングとは?
バイラルマーケティング(Viral Marketing)は、消費者が自発的にコンテンツを拡散し、口コミが連鎖的に広がる仕組みを作る手法です。
特徴:
・自然な口コミを促し、長期的に拡散される仕組みを作る
・消費者が「シェアしたくなる」コンテンツを提供する
・SNSやメール、動画コンテンツを活用することが多い
・低コストで効果が持続しやすい
例:
・無料で使えるツールやサービスを提供し、ユーザーが友人を招待することで拡散
・ユーザー参加型のキャンペーンで、投稿やレビューを促し、それが自然に拡散される
バズマーケティングの手法としては診断コンテンツが効果的です。 たとえば下記の「16タイプマーケター診断」は公開1ヶ月で5,5000回以上利用され、SNS上でのシェアも10,000回を突破しました。

診断作成ツール「ヨミトル」のプロモーション目的で制作された診断ですが、
SNSでの口コミが大量発生
Googleで「マーケター診断」が指名検索され、毎月流入を獲得
商談でも「マーケター診断のような診断を作りたい!」との声から成約
といったさまざまな成果が得られました。
口コミマーケティングの重要性
現代では、SNSが消費者の購買行動に大きな影響を与えています。特にTwitter、Instagram、TikTokなどのプラットフォームでは、話題になった商品やサービスが一気に拡散し、トレンドが生まれることも珍しくありません。中でも、Twitter上での口コミは消費者の購買決定に大きく関与しています。
アライドアーキテクツ株式会社が行った「生活者によるTwitter上でのクチコミ行動と、クチコミの影響度に関する調査」によると、Twitterの情報をきっかけに商品やサービスを購入したことがあると回答した方は65.5%と半数を超える結果となりました。
さらに「購買や来店のきっかけになった投稿」の回答では「友人やフォローしている一般の人の投稿」が全体の57.8%を占め、1位となりました。これは、企業の公式アカウントよりも、消費者同士の口コミが信頼されやすいことを示しています。
このように、Twitter上での「一般消費者のUGC(ユーザー生成コンテンツ)」が購買行動に大きく影響しているため、口コミマーケティングは企業にとって売り上げ向上に欠かせないマーケティング手法といえます。
口コミマーケティングのメリット
口コミマーケティングのメリットについて、以下の6つを解説します。
購買決定の後押しになる
潜在層へのアプローチができる
費用対効果が高い
消費者から信頼されやすい
商品やサービスの認知度を拡大できる
ブランド価値が上がる
SEO効果が期待できる(特にデジタル口コミ)
順番にみていきましょう。
購買決定の後押しになる
商品を購入する際、「口コミを参考にして選んだ」という経験は誰しもあるのではないでしょうか。類似商品が多く存在する場合、「どちらを買うべきか?」と迷ったときの決め手になるのが口コミ です。
口コミの評価が高い商品は、「すでに多くの人に選ばれている」 という安心感を与えます。全く口コミがない、あるいは評判を耳にしない商品は、使用感が分からず不安を感じやすい ため、購入の決断がしづらくなります。
口コミは、企業の信頼を担保する材料となり、営業活動なしでも購買行動を後押しする強力な要素 となります。消費者同士の自然な口コミによって、「この商品は良いらしい」「みんな買っている」という情報が広がり、結果として売上の向上につながるのです。
潜在層へのアプローチができる
企業が直接リーチしづらい「潜在層」にアプローチできることも、口コミマーケティングのメリットです。
「潜在層」とは、商品やサービスの存在を知らない人、あるいは知ってはいるものの、特に購入を検討していない人 を指します。こうした層は、企業の広告やプロモーションではなかなか動かせません。しかし、SNSや口コミを通じて自然に情報が届くと、「自分も試してみようかな」と心理的な変化が生まれることがあります。
たとえば、全く興味がなかった商品でも、友人が「これすごく良かったよ!」と勧めてくれたことで購入した経験はないでしょうか? 企業の広告よりも、身近な人の意見のほうが信頼されやすい ため、口コミは購買行動を後押しする強力な要素となります。
このように口コミによる「消費者の純粋な感想」は、利益を感じる企業からのアプローチでは届かない層の行動変容を起こすことに期待できます。
費用対効果が高い
口コミマーケティングは、広告運用に比べて少ない投資で大きなリターンを得られる手法です。
口コミが広がる仕組みを作ることで、ユーザー自身が「これをシェアしたい!」と感じ、自然に拡散される状態 を生み出せます。この状態が実現すれば、TVCMやチラシといった従来の広告よりも、はるかに低コストで高い効果 を期待できます。
SNSを活用したキャンペーンや、インセンティブを用意することで、消費者が自発的に情報を拡散する仕組みを作ることが可能です。企業が直接広告費をかけなくても、口コミの力で商品やサービスの認知が広がるため、広告予算を抑えつつ効果的なマーケティングが実現できます。
もちろん、戦略なしに実施すると失敗する可能性もありますが、適切な企画とターゲット設定ができれば、従来の広告よりも圧倒的に高い費用対効果を出すことも可能です。
消費者から信頼されやすい
企業との利害関係がない第三者による口コミは、消費者に信頼されやすいというメリットがあります。
企業のTVCMや営業活動は、どうしても「自社の売り上げのために行っている」と見られがちです。そのため、消費者は「本当に良い商品なのか?」「都合のいいことばかり言っているのでは?」と疑うことがあります。特に、SNSが普及した現代では、企業の一方的な広告よりも「実際に使った人のリアルな声」 が重視される傾向にあります。
その点、企業と利害関係のない一般消費者の口コミは、より客観的で信頼されやすい というメリットがあります。人は、同じ消費者の立場にある人の意見をより信用しやすく、「この人が満足しているなら、自分も試してみたい」と思いやすい のです。
また、良い口コミが多くなるほど「この商品は多くの人に支持されている」という安心感が生まれ、購入のハードルが下がるため、結果として売上向上や企業への信頼度向上につながります。
商品やサービスの認知度を拡大できる
広告運用やSNS運用は、確かに短期間で認知度を高める効果があります。しかし、これらの施策を中止すると、その時点でユーザーとの接点が途絶え、認知の広がりも止まってしまいます。 広告は予算が続く限り効果を発揮しますが、打ち切れば認知拡大のペースも急激に落ちるのが特徴です。
一方、口コミマーケティングは、企画と仕組みさえ作ってしまえば、ユーザーが自発的に情報を広げてくれるため、認知が持続的に拡大していく という強みがあります。実際に商品を使った人が「これ、すごく良かった!」とSNSやレビューサイトに投稿すれば、その情報が新たなユーザーへと伝わり、さらに口コミが広がるという連鎖が生まれます。
そのため、キャンペーンを終了した後も口コミが残り続け、新たな顧客に届き続ける可能性が高いです。広告と違い、一度拡散された口コミは削除されることなく情報として蓄積されるため、継続的に認知度を拡大できるというメリットがあります。
ブランド価値が上がる
口コミマーケティングは、単なる認知度向上だけでなく、ブランド価値の向上にも影響を与えます。
ブランド価値とは、「その商品やサービスに対する消費者の信頼やイメージ」のことを指します。「スポーツシューズといえばナイキ」「高級チョコレートといえばゴディバ」など、特定のカテゴリで強いブランドイメージを確立できれば、消費者は迷わずそのブランドを選びやすくなります。
口コミが増えることで、ユーザーの間で「〇〇といえば〇〇」という共通認識が広がり、ブランド価値が上がります。消費者の信頼度が増し、価格競争に巻き込まれにくくなる というメリットもあります。
また、「口コミ → 購入 → ブランド価値向上 → さらに口コミが広がる」という好循環が生まれる のもポイントです。このサイクルが回り始めれば、企業は広告費をかけずともブランドの浸透を加速させることができます。口コミマーケティングをうまく活用することは、長期的にブランド価値を高め、競争優位性を確立する上で欠かせないマーケティング戦略だと言えます。
SEO効果が期待できる(特にデジタル口コミ)
口コミマーケティングは、単なる認知度向上だけでなく、SEOにも影響を与えます。口コミが増えることで検索エンジンでの露出が向上し、オーガニック検索からの流入増加が期待できます。口コミがSEOに貢献する要素として、以下の3つが挙げられます。
①指名検索の増加(ブランド検索の強化)
口コミが話題になれば、ブランド名や商品名の検索回数が増え、Googleは「このブランドは注目されている」と評価します。例えば、「〇〇 口コミ」「〇〇 効果」などの検索が増えることで、サイトの検索順位向上に間接的に寄与します。
②被リンクの増加(ドメインオーソリティ向上)
口コミが広がることで、ブログやレビューサイトなどからの被リンクが自然に増え、Googleからの評価が向上します。権威性のあるメディアや、影響力のあるブロガーが取り上げると、SEO効果はさらに高まります。
③ユーザー生成コンテンツ(UGC)の影響
Googleマップのレビュー、ECサイトの評価、SNS投稿などのUGCは検索結果に表示されやすく、ローカルSEOやECSEOの向上に貢献します。例えば、Googleで「東京 カフェ」と検索すると、高評価の口コミが多い店舗が上位に表示される傾向があります。
こうした口コミの広がりによる指名検索の増加、被リンクの獲得、UGCの影響が組み合わさることで、検索エンジンでの露出が強化され、持続的なSEO効果を発揮します。
口コミマーケティングのデメリット
口コミマーケティングには多くのメリットがある一方で、企業がコントロールしづらいという特性からくるリスク も存在します。特に、ネガティブな口コミの拡散や、炎上のリスクは大きな課題となります。
口コミマーケティングのデメリットについて、さらに詳しく見ていきましょう。
1. ネガティブな口コミをコントロールできない
口コミは消費者が自発的に発信するため、企業がその内容を完全に操作することはできません。例えば、以下のようなケースでは、悪評が広がる可能性があります。
期待値と実際の品質にギャップがある →「思っていたのと違う」という不満投稿
カスタマーサポートの対応が悪い → クレームがSNS上で拡散
不備のある商品やサービスが話題になる → 悪い口コミが連鎖的に広がる
企業が意図しない形でネガティブな情報が拡散されるリスク があるため、品質管理や顧客対応の精度を高めることが必須 となります。
2. ネガティブな口コミが炎上につながるリスク
特にSNSでは、1つのネガティブな投稿が短時間で拡散され、大きな炎上につながる可能性 があります。炎上の主な原因としては、以下のようなケースが挙げられます。
企業側の不適切な対応(問題を軽視した発言や謝罪対応のミス)
過去の問題発言や不祥事が掘り返される
意図しない形で消費者の反感を買うキャンペーン
一度炎上すると、企業や商品の信頼を回復するのに長い時間がかかるため、口コミの管理とリスクマネジメントが重要 になります。
3. 口コミの信頼性を確保しづらい(フェイクレビューの問題)
口コミの力が強くなるにつれて、企業が不正な口コミを仕掛ける「やらせレビュー」「ステルスマーケティング」などの問題も増加 しています。
過剰にポジティブな口コミが多すぎる(不自然なレビューが増える)
購入していない人による偽の口コミ(競合が意図的に低評価をつける場合も)
報酬を受け取っているインフルエンサーの口コミ(PRであることを明示しない)
口コミの信頼性が低下すると、消費者の信用を失い、ブランド価値を損なうリスク があります。
口コミマーケティングの注意点
口コミマーケティングの注意点として以下の3つを紹介します。
ステルスマーケティングを行わない
ネガティブな口コミへの対応策を立てておく
無断で口コミを掲載しない
「炎上」を回避するためにも確認しておきましょう。
ステルスマーケティングを行わない
ステルスマーケティング(通称「ステマ」)とは、企業や利害関係のある人物が、一般消費者を装って口コミや宣伝活動を行うこと を指します。消費者が「本当に使った人のリアルな口コミ」だと信じてしまうため、発覚した際には企業の信頼を大きく損なうリスクがあります。
ステルスマーケティングの危険性
ステマが問題視される理由は、消費者を意図的に欺く行為だからです。過去には、ある芸能人が金銭を受け取りながら広告であることを隠して商品を紹介していたことが発覚し、活動休止や逮捕といった大きな問題に発展したケース もあります。このような不透明な宣伝活動は、企業のブランドイメージを大きく傷つけるだけでなく、法律上の問題に発展するリスク もあります。
ステルスマーケティングを避けるための対策
企業が芸能人やインフルエンサーに宣伝を依頼する場合、必ず「PR」「広告」「提供」などの表記を明示し、消費者に分かりやすく伝える ことが重要です。日本では消費者庁がステマ規制を強化しており、「広告であることを隠して宣伝する行為」は違法と見なされるケース も増えています。具体的な対策としては、以下の点を徹底しましょう。
・広告であることを明記する(例:「#PR」「#広告」「提供:○○社」など)
・インフルエンサーに依頼する場合、必ず広告であることを事前に伝え、投稿内容に明示するよう指示する
・消費者に誤解を与えない透明性のある口コミマーケティングを行う
ステルスマーケティングは短期的には売上や話題性につながるかもしれませんが、発覚した際のリスクが非常に大きいため、長期的な信頼を築くためにも、正しい方法で口コミマーケティングを行うことが不可欠 です。
ネガティブな口コミへの対応策を立てておく
口コミの内容は消費者が自由に発信するものであり、企業側が完全にコントロールすることはできません。 そのため、ネガティブな口コミが発生する可能性は常にある ことを前提に、適切な対応策を用意しておくことが重要です。
1.事実確認を行う(誤解や事実誤認がないかチェック)
・口コミの内容が事実に基づいているか、関係部署と連携して確認する
・誤解が原因の場合は、正しい情報を提示し、誤解を解消する
・明らかに虚偽や悪意のある口コミであれば、適切な対応(プラットフォームへの通報など)を検討する
2.迅速かつ誠実に対応する
・無視したり、削除を依頼するのではなく、ユーザーに寄り添った対応を行う
・公式SNSやカスタマーサポートを通じて、誠意を持った謝罪や改善策を伝える
・「ご不便をおかけし申し訳ございません。改善に努めます」など、テンプレート的な対応にならないようにする
3.根本的な改善策を実施する
・口コミの内容が本当に企業の課題である場合は、速やかに改善策を講じる
・「〇〇の仕様を見直しました」「サービスを改善しました」など、具体的な改善のアクションを見せることで信頼回復につながる
・ユーザーに直接フィードバックを求め、サービス向上につなげる
無断で口コミを掲載しない
口コミを自社のWebサイトやSNSに掲載・引用する際は、必ず投稿者の許可を得ることが必要 です。消費者が自発的に投稿した口コミは、投稿者本人に著作権があり、企業が勝手に使用することは法律上問題となる可能性があります。
無断で口コミを掲載するリスク
企業が許可なく口コミを転載すると、以下のような問題が発生する可能性があります。
SNS運営会社に通報され、投稿が削除される(例:TwitterやInstagramのポリシー違反)
著作権侵害として訴えられるリスクがある(ユーザーが法的措置を取るケースも)
消費者の不信感を招き、ブランドイメージを損なう(「勝手に口コミを利用された」と拡散される可能性)
事実、2020年にインスタグラム社が「画像の埋め込み機能を使っても著作権侵害に当たる」と公式に発表しており、企業が投稿者の許可なくコンテンツを使用することが著作権違反に当たることを明確にしました。
口コミマーケティングの成功事例8選
口コミマーケティングの成功事例として、以下の6つを紹介します。
キヤノン「ミニフォトの日」キャンペーン
グッドスマイルカンパニー「アイコンプレゼント」キャンペーン
イープラス「1000万ダウンロード記念」キャンペーン
CHILLOUT(チルアウト)
日清「theラーメン横丁」キャンペーン
SALONIA「リフトブラシ受賞」キャンペーン
はなまるうどん
LEAN BODY
成功したポイントを解説していますので、ぜひ参考にしてください。
①キヤノン「ミニフォトの日」キャンペーン
カメラやプリンターで有名なキャノンマーケティングジャパン株式会社の企業内企業「ichikara Lab」は、3月24日を「ミニフォトの日」とし、Canonのミニフォトプリンターを10名にプレゼントするキャンペーンを実施。
ミニフォトプリンターは写真を撮ったらすぐ印刷できるため、ユーザーが「○○の場面で使用したい!」といった書き込みがしやすく、多くの投稿を集めていました。
さらにキャンペーンへの応募方法の1つに「商品のハッシュタグを付けて引用RT」を入れており、口コミが発生しやすい仕組みを作っていた点も真似したいポイントです。
また3月24日を「ミニフォトの日」とすることで「製品のブランディング向上」「イベント感」も訴求しています。
②グッドスマイルカンパニー「アイコンプレゼント」キャンペーン
株式会社グッドスマイルカンパニーは、フィギュアや玩具を製造・販売する会社です。
ホロライブのねんどろいど化記念として、ホロライブのアイコンイラストをプレゼントするキャンペーンを実施。
プレゼントされるイラストはランダムで決定されるため、ファン同士で「どのアイコンが当たった?」とTwitter内でのやり取りが自然と生まれています。
結果を分かち合いたい、共有したいという欲求にうまく訴求していることで、多くの口コミを生んでいました。
③イープラス「1,000万ダウンロード記念」キャンペーン
イープラスは、ライブ、演劇、スポーツ、イベントなどのチケットやニュースが手に入る、日本最大のチケット購入アプリです。
アプリ1,000万ダウンロード突破の感謝としてキャンペーンを実施。4,676件引用リツイートされるという成功をおさめました。
デジタルギフト10,000円分当たるとしてフックをかけて新規ユーザーを獲得するとともに、さらに豪華商品としてスーツケース等を用意。
アプリを利用するユーザーの潜在ニーズに訴求したプレゼントが「ライブ遠征時に使用したいです!」などといった口コミを促す要因となっています。
④CHILLOUT(チルアウト)
株式会社I-neが販売するCHILLOUTは日本初のリラクゼーションドリンクです。
CHILLOUTとCHILLOUT ゼログラビティ各6缶の詰め合わせをプレゼントするTwitterキャンペーンを行ったところ、3万件のリツイート(参加者)が集まりました。
CHILLOUT自体が「ストレスから解放されたい」「リラックスしたい」といった現代の消費者のニーズを掴んでいたことも成功の要因の1つでしょう。
またCHILLOUTを実際に飲んだ方が「効果があった」「本当にリラックスできる」と実感しており、リピーターからよい口コミが生まれた結果、まだ試したことがないユーザーの参加を後押ししていました。
⑤日清「theラーメン横丁」キャンペーン
日清は冷凍ラーメンの詰め合わせをプレゼントにした「theラーメン横丁」キャンペーンを実施したところ、1.4万件のRTとフォロワーを獲得。認知拡大に成功しました。
食べ物をプレゼントにするとユーザーの反応が良いという理由もありますが、「冷凍ラーメンの詰め合わせ」という点が、忙しい現代の女性の心をつかんでいました。
さらに当選したユーザーが届いたプレゼントを写真付きで投稿する行動もみられ、口コミマーケティングの拡散効果を存分に発揮したキャンペーンとなっています。
⑥SALONIA「リフトブラシ受賞」キャンペーン
ミニマル美容家電ブランドSALONIAを提供する株式会社I-neは「EMSリフトブラシ 受賞キャンペーン」としてTwitterキャンペーンを実施。
1.8万人ものユーザーにリツイートされました。
プレゼントの商品が「ブラシ1つで全身ケアできる」という話題性と手軽さで、口コミが発生しやすく、新規ユーザー、リピーター共に口コミを集めました。
SALONIAは雑誌などのメディアでも同商品を宣伝していたため、それを見ていたユーザーが「欲しかったやつ!」と応募の後押しとなっていました。
はなまるうどん
はなまるうどんは、その当時テレビ番組で話題になっていた「深海の超巨大イカ」とエイプリルフールを組み合わせ、「まるごとダイオウイカ天」というSNSキャンペーン企画を考えました。
▼はなまるうどんのHPにアップされた「まるごとダイオウイカ天」

この企画を実行した結果、多くのSNSユーザーの口コミを集めることができ、はなまるうどんのWebサイトは通常の24倍のアクセス数を集めることに成功しています。
インパクトの大きい時事ネタと思わずSNSでシェアしたくなるような企画が、成功した要因と言えます。
LEAN BODY
LEAN BODYは、オンデマンド配信型のオンラインフィットネスサービスです。
比較的新しいサービスですが、SNSでは多数の口コミを獲得しており、まさに口コミマーケティングに成功していると言えるでしょう。
LEAN BODYが口コミを獲得するきっかけとなったのが、一時期大ヒットを記録した「ビリーズブートキャンプ」とのコラボ企画です。「令和版ビリーズブートキャンプ」と名付けられたその企画は、SNS上で瞬く間に話題となり多くのユーザーの反響を呼びました。
Twitterでは、「令和版ビリーズブートキャンプ」や「入隊」といったハッシュタグと共に、ダイエットの経過を載せた投稿によって口コミが広まっていきました。
以上の事例からもお分かりの通り、SNS上でのキャンペーンは口コミマーケティング成功に欠かせない手法です。
口コミマーケティングの失敗事例2選
ここまで口コミマーケティングの成功事例を紹介してきましたが、失敗事例もチェックしておきましょう。
1.大手ファストフード店
大手ファストフード店では「幼い頃の○○(店名)の思い出」の投稿を呼びかけるTwitterキャンペーンを行ったところ、クレームや、過酷な労働環境などの悪いイメージのツイートばかり集まってしまいました。
家族とお店を訪れた際の心温まるエピソードや、思い出が集まることを期待した企業側の思惑通りにはいかなかったのです。
対策として考えられるのは、事前に「良い口コミ」と「悪い口コミ」を想定しておくことです。複数人で企画を共有し、多角的に評価することで炎上のリスクを回避しやすくなります。
社内に共有できる人が少ない場合は、外部からの意見を取り入れましょう。この際に、できるだけ広い年代の意見を収集することでより質の高いリスクヘッジになります。
2.大手コーヒーチェーン店
ある大手コーヒーチェーン店は2006年にWeb上でクーポンを公開。そのクーポンはコーヒーチェーン店の従業員向けでしたが、Web上で拡散されてしまい制御できない状態に。
口コミがバイラル的に広がることを予想できなかったため、一般の人にまでクーポンが渡ってしまうという結果となってしまいました。
こうした機密度の高いキャンペーンを行う場合は、
秘密保持契約を交わす
事前にしっかりとした教育を行う
などといった準備が非常に大切です。また大前提として実績の豊富な信頼度の高い業者に依頼することも重要になります。
口コミマーケティングを成功させる7つのポイント
口コミマーケティングを成功させるための7つのポイントは以下の通りです。
口コミをしたくなる企画をする
口コミのハードルを下げる
ユーザーと積極的にコミュニケーションを取る
自社に合った協力者にお願いする
コンセプトを明確にする
時事ネタを活用する
口コミが自然発生するような仕組みを作る
1つずつ解説していきますので、口コミマーケティングを実施する際の参考にしてください。
1.口コミをしたくなる企画をする
口コミマーケティングを成功させるためには、ユーザーが「口コミをしたい」と思う仕掛け作りをしていきましょう。
こちらの調査結果によると、ユーザーが口コミを投稿する理由として「投稿するとクーポンやプレゼントがもらえるキャンペーンをやっているから」が43%で1位となっています。
このことからユーザーの口コミを発生させる方法としてキャンペーンを活用することが効果的だと言えます。
またその他の理由として「良い点をより多くの人に知ってもらいたい」「Twitter上でトレンドに掲載された話題だから」が続いており、口コミマーケティングの成功事例でもお伝えしたように、思わず知らせたくなるような商品や話題を作る仕掛けも重要となっています。
2.口コミのハードルを下げる
Twitterなどでキャンペーンを行う際は、ユーザーが口コミしやすいようにハードルを下げることも重要です。
キャンペーンの参加条件が分かりづらいものや、応募までいくつかの手順を踏まなければならないなど手間がかかってしまうと、応募数や口コミ投稿数に影響が出てしまいます。
内容が分かりやすくユーザーがスムーズに参加できる企画であれば、多くの参加者を集めることができ、それに伴い口コミの数も増やせるでしょう。
3.ユーザーと積極的にコミュニケーションを取る
ユーザーと日頃から積極的にコミュニケーションを取ることは、良い口コミを投稿してもらうために最も有効です。
頻繁に交流がある企業に対して、ユーザーは親近感を抱きやすく、さらには日常的にフォロワーと関わっている姿などを見ることで企業に信頼を寄せるようになります。
自身と関わりがある人を応援したくなるように、キャンペーンを実施した際も参加者が集まりやすくなり、肯定的な口コミも多く発生させられるでしょう。
4.自社に合った協力者にお願いする
口コミマーケティングは自社に合った協力者にお願いすることで、成功の可能性が高まります。
口コミマーケティングは、ユーザーが投稿した口コミを見てさらに口コミが広がっていく費用対効果の高い手法です。
しかし口コミのデメリットや失敗事例でもお伝えした通り、企業側が意図したこととは違う内容が拡散されてしまう可能性もあります。
また、そもそも口コミをうまく広げられないという悩みが出てきたりもするでしょう。
広告費用はかかりますが、SNSキャンペーンにおいて実績がある協力者にお願いすることで、適切に企画を実施できます。
口コミが大量に拡散されれば、投資した金額以上のリターンを得ることもできますよ。
協力者を選ぶ際は事前にしっかり話しをしたうえで、自社にマッチした協力者を選んでいきましょう。
5.コンセプトを明確にする
広がりやすい口コミを作るためには、商品・サービスのコンセプトを明確にする必要があります。
なぜなら、「どの層を狙っているか」「商品を使ってどうなって欲しいか」といったコンセプトが不明瞭だと、口コミ以前の問題でターゲットに認知してもらいにくいからです。例え認知されたとしても、自分と関係性が薄い商品を買うユーザーは少ないでしょう。
しかし、きちんとコンセプトを明確にしておけば、ターゲットに対して適切にアプローチをすることができます。
例えば、「30代の営業マンに向けた外回りでもスマートに使える持ち運び用マウスウォッシュ」といったコンセプトであれば、営業マンの認知度を得やすく口コミを獲得しやすくなります。
コンセプトを明確にすることで、より効果的に口コミを広げることが可能です。
6.時事ネタを活用する
口コミを広げるためには話題性のある企画が必要不可欠です。
とはいえ、世の中に広がるような話題を作るのは難しいですよね。
そこで役立つのが時事ネタと口コミ企画を組み合わせることです。時事ネタと言えば、エイプリルフールやクリスマス、流行っている流行語などがあります。
例を挙げるなら、観光地にある商店街のクリスマス企画は、口コミマーケティングの一種と言えます。
オリジナル商品やクリスマス仕様のデザインなどを目当てに来たユーザーが、SNSに写真を載せることで、どんどん話題を呼んで口コミを広げることができるでしょう。
このように時事ネタを取り入れた企画は、ユーザー側からすると親近感を持ちやすく、「このことを誰かと共有したい!」という心理が働き、口コミが広がりやすくなります。
7.口コミが自然発生するような仕組みを作る
企業側から口コミの投稿を促すのは、押し売り感が出てしまうのであまりイメージ的に良くありません。
あくまでユーザーが主体的に行動し、口コミを自然な形で投稿してくれるのが理想的です。
例えば、「商品の写真と指定のハッシュタグを付けて投稿してくれた人にクーポン500円分プレゼント」などのプレゼント企画は、口コミを広げるのに効果的でしょう。
このように何かしらのメリットをつけることで、ユーザーは行動してくれやすくなります。あとは口コミが発生する仕組みを作れば、自然な形で口コミを増やすことができるでしょう。
口コミマーケティングならピクルスの「診断キャンペーン」
今回は口コミマーケティングのメリットやデメリット、成功事例、成功のポイントまで解説しました。
当コンテンツを運営しているピクルスでは、診断コンテンツ作成サービス「ヨミトル」とSNSキャンペーンツール「キャンつく」を組み合わせた診断キャンペーンの企画を行っています。
診断コンテンツとSNSキャンペーンは相性が良く、口コミを多く発生させることが可能です。
口コミマーケティングを利用して自社商品を広めたいとお考えの方は、大手企業からの信頼も厚いピクルスに相談してみてはいかがでしょうか。
「まずは実際の事例をチェックしておきたい」という人は、以下の記事も参考にしてみてください。
>>【2025年】SNSキャンペーン成功事例28選!最新トレンドや実施の流れ・注意点まで
口コミを有効に活用し、自社商品を多くの方に広めていきましょう!


















