近年、SNSは消費者の情報収集や商品購入決定において、その影響力を高めています。特に、夏はイベントやレジャーなど外出機会が増えることから、新しい商品やサービスを求めSNS上での情報発信やコミュニケーションが活発になります。
そのため、夏商戦においては、季節の特徴を把握した効果的なSNSキャンペーンを展開することが、成功への重要なカギです。
この記事では、2024年夏商戦のポイントと、これまでに成功した夏のSNSキャンペーン事例を紹介します。
※当コンテンツは、SNSキャンペーンの企画・運用に効果を発揮するキャンペーンツール「キャンつく」を提供するピクルスが監修しています。
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- 2024夏の消費行動
- 暑さ消費
- トキ消費
- スポーツ消費
- 2024夏SNSキャンペーンのポイント
- 暑さを乗り切る
- 二度とない時間を過ごす
- 感動を共有する
- 夏のSNSキャンペーン 成功事例9選
- マルシマ「夏のピリ辛キャンペーン」
- ダイアンボヌール「#夏はモヒートdeボヌール」
- 東京タワー「天の川イルミネーション」
- ハーゲンダッツ「推しダッツ宣言」
- 雪印メグミルク「夏休み つくって!あそんで!自由研究」
- SOU・SOU「インスタ写真コンテスト」
- シルバニアファミリー「 #シルバニアファミリーと#夏休み!」
- スパイク・チュンソフト「なつもん!夏の冒険投稿キャンペーン」
- オーレックホールディングス「草の日フォトコンテスト」
- SNSキャンペーンを成功させるコツ
- 目的に合わせたプレゼント
- 自社に合ったSNS
- キャンペーンツールを利用する
- キャンペーンツールなら「キャンつく」
- 高機能&簡単設定
- 安心サポート
- まとめ
2024夏の消費行動
夏は日照時間が長くなり、暑さが増すことで人々がより活動的になる季節です。この季節には、レジャーやイベント、ボーナスなど様々な要因が重なり、消費行動も普段とは異なる傾向を示します。
ここでは、夏のSNSキャンペーンを企画する上で、重要なポイントとなる2024年夏の消費行動について解説します。
暑さ消費
夏と言えば、やはり「暑さ」という特徴が挙げられます。特に近年は、猛暑や気候の急激な変化により、消費者の暑さに対する警戒心が高まっています。
このような状況下での消費行動では、商品やサービスが「涼しさ」「快適さ」を提供することが重要なポイントです。食品や飲料などでは、暑い季節にうれしい爽やかな味わいや、冷たさをアピールすることで消費者の心をつかめます。
また、夏の暑さによる体調不良や熱中症への関心も高く、健康管理や体調回復なども重要なキーワードです。健康補助食品や体調面の快適さを提供する商品が、消費者に求められる傾向が強くなります。
トキ消費
夏は日照時間が長くなり、気温も高くなるため屋外活動が増える季節です。そのため、様々なレジャーやイベントへの関心が高まりますが、近年は単なる体験だけでなく人々が一緒に価値を生み出す「トキ消費」が注目されています。
トキ消費とは単なる体験ではなく、他者との交流や体験を通じて共感や感動を共有し、その瞬間だけにしか味わえない価値を創り出す消費の形態です。トキ消費を求める人々は、「その時」「その場」でしか味わえない盛り上がりを楽しみたいという欲求を持っています。
夏は自由時間の増加とともに、夏の季節がもたらす活気や自由な気分が、トキ消費を促進する要因となります。リアルとオンラインの双方を活用して「その時」「その場」でしか楽しめないイベントを実施することが、トキ消費の成果を上げるポイントです。
スポーツ消費
2024年夏はスポーツへの関心が高まると予測されています。パリオリンピックやパラリンピックをはじめとする数々のビッグイベントとともに、大型スポーツ施設が開業する予定です。これにより、スポーツを観るだけでなく、自らが参加することへの意欲や需要も高まると予測されます。
※参考 2024年のスポーツ関連トピックス
また、SNS上においても、スポーツを通じたコミュニケーションや交流が盛んに行われることで、スポーツ消費から生まれる新たな価値や体験が注目されるでしょう。
2024夏SNSキャンペーンのポイント
今やSNSは、企業にとって欠かせないプロモーションツールであり、消費者とのコミュニケーション手段として重要な役割を果たしています。特に、若年層を中心とする「新しい消費」に敏感な世代にとっては、メインメディアとも言える存在です。
夏商戦は、消費が活発化する重要な時期です。この夏商戦で高い成果を上げるには、SNSを活用したプロモーションが、有効なPR手段となります。
そこで、ここでは2024年夏の消費行動を踏まえた、SNSキャンペーンのポイントを3つ紹介します。
暑さを乗り切る
夏といえば、暑さが最大の関心事です。多くの人が暑さをしのいだり、暑さに負けないでパワフルに過ごしたいと考えています。そのため、SNSキャンペーンにおいても、暑さをテーマにした企画は非常に効果的です。
暑さ対策グッズプレゼント
熱中症対策レシピコンテスト
涼しいスポット情報発信
夏バテ克服チャレンジ
2024年夏は、梅雨明け以降に猛暑が予想されています。このような夏を元気に乗り切るキャンペーンは、消費者の関心を高め、認知拡大につながるでしょう。
二度とない時間を過ごす
夏は、この季節にしか味わえない瞬間がたくさんあります。例えば、海辺で眺める夕日、友人とのバーベキュー、音楽フェスティバル、花火大会…。これらは若い世代にとって、一生の思い出となる大切な「二度とない時間」です。
SNSキャンペーンを企画する際にも、この「二度とない時間」というテーマは重要です。限られた時間や特定の場所でのみ参加できるイベントを展開することで、参加者にとって特別な体験を提供できます。
また、時間や場所を限定したイベントは、ユーザーに独自性や貴重さを感じさせられ、参加者の関心や参加意欲を高めることが可能です。このような限定イベントをSNSキャンペーンと連携させることで、SNS上での話題性やシェアによる拡散を高められます。
「二度とない時間」を提供することが、消費者との特別な繋がりを築き、キャンペーンの成功へとつながります。
感動を共有する
2024年夏は、様々なスポーツイベントが盛り上がり、そこで味わえる感動を多くの人が共有したいという思いが広がると予測されます。そのため、SNSキャンペーンにおいては、この「感動を共有する」というニーズをうまく取り込むことが重要です。
感動的な瞬間を捉えた動画や写真の投稿
イベント参加者同士が感動を語り合う場
イベントに関する感動的なエピソードを募集
このように、多くの人が感動を共有できる環境を提供することで、認知度の拡大に加えて、ブランドイメージのアップにもつながります。
夏のSNSキャンペーン 成功事例9選
夏のSNSキャンペーンを効果的に実施するには、夏の特性を活かした企画が大切です。ここでは、夏の季節感を活かしたSNSキャンペーンの成功事例を紹介します。
マルシマ「夏のピリ辛キャンペーン」
https://www.instagram.com/p/Cf3OGJjlHVw/
「夏のピリ辛キャンペーン」は、自然食品やオーガニック商品を通じて「まじめにおいしい」食品を提供する株式会社純正食品マルシマが実施した、夏の食品SNSキャンペーンです。
ユーザーがマルシマのInstagramをフォロー&コメントすると、抽選で大豆ミート使用のピリ辛4商品が当たるキャンペーンです。
夏の暑さを乗り切るピリ辛食品で消費者の関心を引き付けるとともに、話題の食品「大豆ミート」のプロモーションにも成功しています。
ダイアンボヌール「#夏はモヒートdeボヌール」
「#夏はモヒートdeボヌール2022キャンペーン」は、人にも自然にも心地よいトイレタリー商品を提供する株式会社ネイチャーラボが実施した、夏のSNSキャンペーンです。
ユーザーがダイアンボヌールのInstagram公式アカウントをフォローし、家にあるダイアンボヌールの写真を投稿すると、抽選でサマー限定の商品セットが当たるキャンペーンです。
涼しさを感じさせる夏季限定商品をPRすることで、夏の不快感を吹き飛ばしたい消費者への認知拡大に成功しています。
東京タワー「天の川イルミネーション」
「天の川イルミネーションキャンペーン」は、東京タワーが実施した、リアルとオンラインを連携した夏のSNSキャンペーンです。
ユーザーがInstagram、X・Twitter、Facebookなど、SNSに”#天の川イルミネーション”を入れて投稿した画面を提示すると、オリジナルポストカードがもらえるキャンペーンです。
SNSの投稿によって、天の川イルミネーションの涼しさをPRするとともに、ポストカードで来場を促すというリアルとオンラインを連携したキャンペーンの成功事例と言えます。
ハーゲンダッツ「推しダッツ宣言」
「推しダッツ宣言」は、8/10の「 #ハーゲンダッツの日」を記念して、ハーゲンダッツが実施した夏のSNSキャンペーンです。
ユーザーはハーゲンダッツのX・Twitter公式アカウントをフォローして、自分の「推しダッツ」についてポストすると最大100個のミニカップアイスがもらえるキャンペーンです。
消費者に自分の「推しダッツ」を語ってもらうことで多くの共感を呼び起こし、アイスクリームの販売促進につなげています。
雪印メグミルク「夏休み つくって!あそんで!自由研究」
「夏休み つくって!あそんで!自由研究」は、牛乳・乳製品などの食品を販売する雪印メグミルクが実施した夏のSNSキャンペーンです。
ユーザーは『夏休み つくって!あそんで! 自由研究』特設ページで紹介されているレシピについてコメントすると、抽選でフルーツ飲料の詰め合わせが当たるキャンペーンです。
夏にピッタリの牛乳・乳製品を使用した「ひんやりスイーツ」を掲載した特設ページをPRすることで、自社の関連商品を販促することに成功しています。
SOU・SOU「インスタ写真コンテスト」
https://www.instagram.com/p/CuTN454hr2D/
「インスタ写真コンテスト」は、「新しい日本文化の創造」をコンセプトととする京都発のテキスタイルブランドSOU・SOUが実施した夏のSNSキャンペーンです。
ユーザーがSOU・SOU商品を使用した写真をInstagramに投稿して、SOU・SOUスタッフのお気に入りに選ばれると抽選で商品券が当たるキャンペーンです。
夏のレジャーシーズンに合わせて自社商品の写真投稿を促すことで、レジャーとショッピングの楽しさを高める販促に成功しています。
シルバニアファミリー「 #シルバニアファミリーと#夏休み!」
「#シルバニアファミリーと#夏休み!」は、シルバニアファミリーを展開する株式会社エポック社が実施した夏のSNSキャンペーンです。
ユーザーはInstagramまたはX・Twitter公式アカウントをフォローして、シルバニアファミリーと一緒の写真を投稿すると、抽選でシルバニアファミリー賞品が当たるキャンペーンです。
夏休みでお出かけの機会が増えるのに合わせて、シルバニアファミリーのお店やイベント、テーマパークへの誘導を図ることで、商品の販促へとつなげています。
スパイク・チュンソフト「なつもん!夏の冒険投稿キャンペーン」
「なつもん!夏の冒険投稿キャンペーン」は、Nintendo Switch用ゲームソフト『なつもん! 20世紀の夏休み』の発売を記念して、スパイク・チュンソフトが実施した夏のSNSキャンペーンです。
ユーザーはスパイク・チュンソフトX・Twitter公式アカウントをフォローして、ゲーム内や現実で経験した「夏の冒険」の写真を投稿すると、抽選で「なつもん!グッズセット」が当たるキャンペーンです。
小学生の夏休みという心に残る思い出をテーマにすることで、X・Twitter上で600万インプレッションを超えるPRに成功しています。
オーレックホールディングス「草の日フォトコンテスト」
https://www.instagram.com/p/CsQKdCGrlIV/
「草の日フォトコンテスト」は、自然と調和する未来づくりを目指す株式会社オーレックホールディングスが「草の日」を記念して実施した夏のSNSキャンペーンです。
ユーザーは株式会社オーレックホールディングスInstagram公式アカウントをフォローして、「"農"っていいね!」をテーマにした写真を投稿すると、優秀作品に賞金や商品がもらえます。
夏休みに農業に触れてもらうことで、農業との思い出作りと自社の認知度拡大に成功したキャンペーン事例と言えます。
SNSキャンペーンを成功させるコツ
SNSキャンペーンは、消費者に認知拡大や販売促進を図る効果的なメディアです。
しかし、SNSでのキャンペーンを成功させるには、SNSの特性を理解した企画や実施が重要です。
ここでは、SNSキャンペーンを成功させるためのコツについて解説します。
目的に合わせたプレゼント
SNSキャンペーンでは、目的に合ったプレゼントを用意することが重要です。ターゲットニーズとプレゼントがうまく合致することで、参加者の興味や関心を引きやすくなり、キャンペーンの効果が高まります。
キャンペーンを企画する際は、その目的を明確にすることが大切です。 例えば、大幅な認知拡大を図りたいのであれば、現金や金券など実用性の高いプレゼントが効果的です。
一方、販売促進が目的であれば、ターゲット層の興味関心を引く特別な体験や限定アイテムなど、ユニークなプレゼントが注目を集めます。
プレゼントの選択は、ターゲットニーズをしっかりと分析して、予算内で最も高い反応が期待できるプレゼントを提供しましょう。
自社に合ったSNS
SNSキャンペーンにおいて、ターゲット層に合わせたプラットフォームを選択することはとても重要です。近年ではSNSの種類も増え、それぞれが異なるユーザー層や特性を持っています。
現在、数あるSNSの中で高いキャンペーン効果を期待できるのは、X・TwitterとInstagramです。
X・Twitterは、情報の拡散や、認知度アップを狙うキャンペーンに効果的です。 ユニークなキャンペーンで話題になれば、ハッシュタグを活用した投稿やリポストによって情報が迅速に拡散され、多くのユーザーにキャンペーンを知ってもらえます。
一方、Instagramは、ファン育成や購買につながるキャンペーンに効果的です。Instagramは 画像や動画などのビジュアル情報を通じて、ブランドイメージや商品の魅力を伝えやすいという特徴があります。そのため、ストーリー機能や投稿を通じて、フォロワーとのエンゲージメント向上や、商品販売に効果的なSNSです。
キャンペーンを展開する際には、ターゲット層の傾向やマーケティング戦略に合わせて、その効果を最大限に引き出せるSNSを選定しましょう。
キャンペーンツールを利用する
SNSキャンペーンは企画次第で、多額の広告出稿を行わなくても実施できるプロモーション活動です。そのため、他のプロモーション活動よりも高い費用対効果を期待できます。
しかし、SNSキャンペーンを自社だけで運用しようとすると、以下のような作業が発生してしまいます。
応募ツイート(#ハッシュタグ、リツイート、いいね)の収集
フォロワーの確認作業
抽選作業
当選者へDMでの当選連絡
賞品送付先情報(個人情報)の取得
このようなキャンペーン業務を省力化するのに有効なのが、キャンペーンツールです。キャンペーンツールとは、SNS上でのキャンペーン実施に必要な事務局作業を効率化するツールです。
このキャンペーンツールを導入すると、SNSキャンペーンに関わる作業を自動または簡素化できます。
キャンペーンツールなら「キャンつく」
キャンペーンを実施する際は、キャンペーンや応募者の増加にともなって多大な業務が発生します。
そのような場合におすすめしたいのが、X・TwitterとInstagramに対応したキャンペーンツール「オーレックホールディングス「草の日フォトコンテスト」」です。
「キャンつく」はキャンペーンの企画から運用までを、簡単にセルフ運用できるSNSキャンペーンツールです。
ここでは、「キャンつく」をSNSキャンペーンに利用するメリットについて紹介します。
高機能&簡単設定
「キャンつく」は、誰でも簡単にキャンペーンをセルフ運用できる高機能なキャンペーンツールです。「キャンつく」は簡単設定と自動化機能により、キャンペーンに関する業務を大幅に削減できます。
ユーザーは直感的な操作で、応募条件やプレゼント内容、キャンペーン期間などの内容を設定できます。また、キャンペーンの進行中にも柔軟な変更ができ、リアルタイムでキャンペーンの進捗状況を管理することも可能です。
さらに、「キャンつく」の自動化機能を活用すれば、運用業務の手間を大幅に軽減できます。例えば、応募者への自動返信メールの送信や、当選者の自動発表などの作業自動化により、キャンペーン業務を効率化して、時間と労力を節約できます。
安心サポート
キャンペーンの実施や運用は、経験が少ないと不安があるものです。そんな時、頼りになるのが、バディの存在。バディとは、キャンペーンの設定や運用に関する相談やサポートをしてくれるパートナーのことです。
キャンペーンの自社運用は、コストや時間の削減には有効ですが、トラブルや不安に直面するリスクもあります。このような場合に、信頼できるバディがいれば、安心してキャンペーンを進められます。
「キャンつく」を提供している株式会社ピクルスは、お客様のバディとして、キャンペーンを安心サポートします。
まとめ
ここまで、夏のSNSキャンペーンにおけるポイントと成功事例を紹介しました。
夏は多くの人々がアクティブに行動し、夏だからこその思い出をつくる季節です。だからこそ、参加者の思い出になるようなSNSキャンペーンは、多くの人々にリーチし、大きな効果を期待できます。
ぜひ、夏の季節感を活かしたSNSキャンペーンを企画して、夏商戦を成功させましょう。
SNSキャンペーンの成功事例をさらにチェックしておきたい方は、以下の記事もご覧ください。
>>【2024年最新】SNSキャンペーン成功事例18選!手法や実施する4つのコツを解説
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