2023年1月よりX(Twitter)においてTwitter Blueという有料プランがリリースされました。Twitter Blueによって、X(Twitter)をより快適に使えるようになったり、認知度を向上させたりできるメリットがあります。しかし、実際にどのような機能ができるかわからない人もいるでしょう。本記事ではTwitter Blueについて詳しく紹介します。機能やメリット・デメリット、料金について詳しく紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。※当コンテンツは、3,000件超のキャンペーン支援実績を持つSNSキャンペーンツール「キャンつく」を提供するピクルスが監修しています。Twitter BlueとはTwitter Blue(ツイッターブルー)は、ソーシャルメディアプラットフォームであるX(Twitter)のサブスクリプションサービスです。 X(Twitter)のプレミアム会員のサービスのようなもので、長文や長尺の動画の投稿が可能になったり、広告が表示される数を半減できたりします。個人はもちろん、企業でもTwitter Blueに加入でき、よりマーケティング効果の高い運用ができるようになります。2023年7月に「X Premium」に名称変更2023年7月、TwitterはTwitter Blueの名称を「X Premium」に変更しました。「Twitter」が「X」という名称に変更されたためです。 X PremiumについてもTwitter Blueと同様の機能が搭載されており、X(Twitter)を快適に利用できます。また、7月からはX(Twitter)のアカウントで特定の条件を満たせば、収益化できるようになりました。 条件のひとつとして「X Premium」への加入が必要となっていることから、収益を得たい人が登録しています。2023年10月には「X Premium+」というプランが追加されました。X Premium+に加入することで、広告の完全非表示が可能になります。Twitter Blueに加入してできることTwitter Blueに加入してできることとして、以下の5つがあります。ツイート後の編集・取り消し機能長文や長尺動画の投稿広告数の半減アカウントバッジの付与カスタムアイコンNFTプロフィール画像のオプション機能アカウントバッジの付与人材募集ツイート後の編集・取り消し機能Twitter Blueメンバーは、投稿して1時間以内であれば、ツイートを投稿した後に一定回数だけ編集が可能です。誤字脱字の修正やコンテンツの微調整が必要な場合に活用できます。間違えて不適切な発言を投稿してしまった場合も、炎上のリスクを最小限に抑えられるのがメリットです。また、送信後にほかの利用者に公開される前に投稿を取り消す機能もあります。公開される前に自身のツイートを見直せるため、誤字脱字のある文章を多くのユーザーに閲覧されるリスクを減らせます。長文や長尺動画の投稿Twitter Blueに加入すると、長文や長時間の動画をアップロードできます。通常X(Twitter)では最大140文字までの投稿ができますが、Twitter Blueに加入すると最大25,000文字まで上限が増えます。また、動画についても最大3時間、8GBまでの投稿が可能です。 1つの投稿で多くの情報を伝えられるため、一人当たりのユーザーの滞在時間が長くなります。滞在時間が長くなることでX(Twitter)のアルゴリズムからもアカウントが評価され、「おすすめ」のフィードに掲載されやすくなります。広告数の半減Twitter Blueでは、広告の表示回数を半分に削減することができます。たとえば、通常が5ツイートごとにひとつの広告が出現するとした場合、Twitter Blueの加入者は10ツイートにひとつだけとなり、出現頻度が減ります。広告が減ることで、自身が興味のない情報に触れる機会を減らせます。広告を閲覧することによるストレスが減るため、快適に利用できるようになるでしょう。 なお、X Premium+に加入すれば広告が一切表示されなくなります。アカウントバッジの付与加入することで、専用のアカウントバッジが付与されます。個人の場合は青いチェックマーク、会社や政府機関のような組織には金色のチェックマークや関連のアカウントバッジが付与されます。アカウントバッジは信頼性の高いアカウントだと判断された証拠です。とくに個人の場合はチェックマークをもらうのに、資格基準が定められているため、満たしていなければ付与されません。カスタムアイコンカスタムアイコンでは、X(Twitter)でのアイコンの表示のされ方を自由にカスタマイズできます。選べるアイコンは次の通りです。今後、新しいアイコンが追加される可能性もあるでしょう。NFTプロフィール画像のオプション機能Twitter Blueではプロフィール画像をNFT(非代替性トークン)にできるオプションがあります。※NFTとは(わかりやすく言うと):デジタルの世界にしかない、特別なスタンプみたいなもの。本物の絵やカードゲームのカードみたいに、一つ一つが違っていて、同じものは二つとない。だから、そのスタンプがついたデジタルの絵や音楽は、他の人と交換することはできないし、まねもできない。それで、誰がその絵や音楽の持ち主か、みんなにわかるようになっている。NFTの画像に設定することで、アイコンの枠が六角形になり、ユーザーに完全オリジナルの投稿を作成しているとアピールできるでしょう。 加えて、「プロ意識の高いアーティストであること」「スパムやbotでないことの証明」などのアピールにもつながります。人材募集組織向けのTwitter Blueに加入した場合、人材募集を行えるようになります。自社のプロフィールに求人情報を掲載できるので、X(Twitter)を使っているユーザーにリーチをかけられます。仕事を探しているユーザーを見つけ、誘導することで興味をもってもらいやすくなり、人材を確保できるようになるでしょう。Twitter Blueを利用するメリットTwitter Blueを利用するメリットとして、以下の3点があります。炎上リスクの低減なりすまし対策注目が集まりやすい個人や企業がTwitter Blueに加入すると得られる効果について詳しく把握できます。それぞれについて詳しく解説します。炎上リスクの低減Twitter Blueは編集機能があるため、炎上のリスクを低減できます。ツイートした後に問題のある投稿があった場合、すぐに編集すればよいので、ユーザーに閲覧される可能性が低くなります。ただし、絶対に炎上しなくなるわけではないので注意が必要です。とくにフォロワーが多い人ほど投稿を閲覧される数も多くなるので、数秒でも炎上しそうな内容を投稿すると拡散されるリスクがあります。あくまで編集機能は誤った投稿をしてしまった場合に使うようにし、基本的には投稿前に入念にチェックすることが大切です。なりすまし対策Twitter Blueに加入すると、自身になりすましたアカウントと差別化できるようになります。 X(Twitter)で有名な人や企業はなりすましアカウントが作られやすいため、気を付けなければなりません。なりすましアカウントが詐欺や不正行為を働く可能性があり、ユーザーが騙されるリスクがあるためです。 詐欺や不正行為を自身でしていなくても、なりすましの影響でマイナスな印象をもたれてしまう可能性があります。Twitter Blueでは認証バッジが付くため、バッジの有無でなりすましアカウントとの違いがわかるようになります。ユーザーが公式アカウントかどうかを判断できるようになり、なりすましに騙されにくくなるため、安心して利用できるようになるでしょう。注目が集まりやすいTwitter Blueでは長文や長尺動画を投稿できるため、注目を集めやすくなります。情報量の多いコンテンツはアカウントの滞在時間を増やせるので、自身や企業に興味をもってもらいやすくなるでしょう。X(Twitter)のアルゴリズムからも良質な投稿であると判断され、「おすすめ」のフィードに優先的に掲載されるようになります。X(Twitter)の運営会社にとっても広告を見てもらえることで収益が得られるので、X(Twitter)の滞在時間を増やせる長文や長尺動画を重宝しているためです。個人や企業にとっても「おすすめ」に表示されやすくなるため、インプレッションが増えやすくなり、認知度向上やアカウントの収益増加につながります。Twitter Blueにはデメリットもある?Twitter Blueは多くのメリットがある一方で、以下のようなデメリットがあります。コストがかかる人によって不要な機能もあるTwitter Blueはサブスクリプションサービスで毎月料金を支払わなければなりません。Twitter Blueの料金は月額980円ですが、年額で10,000円以上の出費になるため、頻繁に利用しない人にとっては費用対効果が低いと感じるかもしれません。また、加入しても不要な機能が多いと感じる人もいるでしょう。長文や長尺動画を投稿しない人であれば、投稿の自由度が高くなっても意味がありません。広告の数を減らすだけで毎月980円は高く感じる人もいると思います。Twitter Blueの加入条件Twitter Blueに加入するためには、特定の条件を満たす必要があります。 現在のTwitter Blueの加入条件は以下のとおりです。認証済みの電話番号があること審査中にプロフィール画像や表示名、ユーザー名などを変更していないこと過去30日以内で対象アカウントを利用していること以上の条件を満たすことで、Twitter Blueに加入できます。ほかにも「Twitter Blueに加入できる国であること」が条件にもありますが、日本で利用する人は問題なく加入できます。Twitter Blueの料金は?Twitter Blue(X Premium)の料金は、以下のとおりです。以上のように加入するデバイスによって料金が異なります。スマートフォンのアプリから購入手続きをすると、App StoreやGoogle Playなどによる手数料も含まれているので、料金が高くなるのが特徴です。 できるだけ出費を抑えたい人はWebサイトから加入しましょう。Twitter Blueの加入方法Twitter Blueへの加入は以下の手順で行いましょう。本記事ではWebサイトからの加入方法を紹介します。 1. ホーム画面の左のメニューからプレミアムをクリック。2.個人か組織かを選択し「購入する」をクリックします。ここでは個人を選択します。3.購入プランの選択画面が出てくるので「プレミアム」を選択しましょう。「1年プラン」か「1ヶ月プラン」を選択し「サブスクライブ(定期購読)して支払う」をクリックします。4.電話番号の認証をしていないと、認証を促すメッセージが届きます。 5.購入画面に従って手続きを済ませることで、加入が完了します。Twitter Blueの支払い方法Twitter Blueの支払い方法は、2023年10月時点でクレジットカードの支払いのみとなっています。企業で加入する場合はコーポレートカードを用意しましょう。現状、クレジットカード以外では支払いできないので、もっていない人は新規で作成するか、別の支払い方法が可能になるまで待つ必要があります。Twitter Blueのよくある質問Twitter Blueに関してよくある質問として、以下のようなものがあります。Q1.Twitter Blueのボタンを押したらすぐに課金される?Q2.Twitter Blueで予約投稿ができる?上記の内容が不安でしたら、ぜひ以下を読んで確認しましょう。Q1.Twitter Blueのボタンを押したらすぐに課金される?Twitter Blueのボタンを押しただけで即座に課金されることはありません。 Twitter Blueに加入する前に、プランを選択し、支払い情報を入力する必要があります。支払い情報を入力した後に課金される仕組みです。 ボタンを押しただけでは、購入に至ることはないのでご安心ください。Q2.Twitter Blueで予約投稿ができる?Twitter Blueに加入しなくても予約投稿は可能です。予約投稿はブラウザで利用できる機能で、特定の日時を指定して投稿できるようになっています。 Twitter Blueに加入してもしなくてもスマートフォンアプリではできませんので、注意しましょう。まとめTwitter Blueに加入することで、より自由度の高い運用ができるようになります。長文や長尺動画の投稿が可能になり、より多くの人が自身のアカウントに滞在してくれるようになるでしょう。また「おすすめ」のフィードにも表示されやすくなるため、インプレッション数の増加、認知度の向上につながります。 ただし、有料プランであるため年間10,000円以上の費用が発生します。決して安い金額ではないので、利用する目的をしっかり考えてから加入することが大切です。Twitter Blueに加入してより快適に、効果的にX(Twitter)を利用しましょう。