「Xアルゴリズムがまた変わったって聞くけど、何がどう変わったの?」
「公式コードの公開で、点数ルールが本当の値までわかったって本当?」
「いいねより『リンクのコピー』が40倍評価されるって、どういうこと?」
X(旧Twitter)の運用担当者なら、一度はそんな疑問を抱いたことがあるのではないでしょうか。
2026年8月13日、X社は「おすすめ」タイムラインのランキングコードを、本番環境で使われている重み値まで含めてGitHub上で公開しました(コード自体は2026年1月20日に公開され、8月の更新で実際の数値までわかるようになりました)。
そこで明らかになったのは、従来の「拡散量」重視から、「人に教えたくなる共有」と「双方向の会話」を最重視する評価体系へのシフトです。
本記事では、4,000社以上のSNSキャンペーンを支援してきた『キャンつく』の運用知見と、公開されたコードの読み解きをもとに、2026年最新のXアルゴリズムを徹底解説します。
ブラックボックスだった加点・減点の本当の数値、フォロワー1,000人以下のアカウント専用の「チャンス枠」、そして実務に直結する運用のコツまで、余すことなくお伝えします。
▼より詳細のアルゴリズムの情報を、公開コードにもとづき1冊にまとめました(2026年8月版に全面更新済み)
Xのアルゴリズムをより深く知りたい、アルゴリズムに高評価を受けるための対策が知りたい方はぜひご一読ください。

- 【2026年8月公開】Xアルゴリズムは「本番の数値」までわかるようになった
- 公開の経緯:1月のコード公開から、8月の「重み値」公開へ
- スコアの正体は「行動の予測確率 × 重み」
- 【最新スコア表】最も評価されるのは「いいね」の40倍の価値を持つ「共有」
- 加点される行動
- 減点される行動
- Xアルゴリズムとは(基礎理解)
- X(旧Twitter)のアルゴリズムの仕組み
- なぜアルゴリズム理解が重要か
- アルゴリズムに好かれる「3つの生存戦略 2026」
- ① 「人に教えたくなる」情報設計
- ② 会話を生む「Q&A」フォーマット
- ③ 常連(相互フォロー)との関係を育てる
- その他、押さえておくべき重要ルール
- フォロワー1,000人以下の「チャンス枠」(New-Author Boost)
- 勝負は投稿から48時間
- 滞在時間は「直接の加点なし」に
- リンク投稿の考え方
- ハッシュタグは「1〜2個」が目安
- FAQ(よくある質問)
- Q: Xアルゴリズムはどのくらいの頻度で変わりますか?
- Q: ハッシュタグを多くつけると不利になりますか?
- Q: URL投稿でリーチは落ちますか?
- Q: フォロワーが少ないと、何をやっても無駄ですか?
- Q: Twitter時代との最も大きな違いは何ですか?
- まとめ:アルゴリズム変更に負けない運用を
- 出典
【2026年8月公開】Xアルゴリズムは「本番の数値」までわかるようになった
まず押さえておくべきは、今回の公開で「何がどこまでわかったのか」です。
公開の経緯:1月のコード公開から、8月の「重み値」公開へ
Xの現行アルゴリズムのコードは2026年1月20日にGitHub(xai-org/x-algorithm)で公開されました。そして2026年8月13日の更新で、各行動をどれだけ重視するかを示す「本番環境の重み値」まで公開されました。
「いいねとリプライはどちらが効くのか」「通報されるとどうなるのか」といった積年の疑問に、公式のソースコードで答え合わせができるようになった形です。
スコアの正体は「行動の予測確率 × 重み」
重要なのは、この重みが「行動が1回起きるたびに加算される固定点」ではないことです。
アルゴリズムは投稿ごとに「このユーザーがこの行動を取りそうな確率」をAIで予測し、その確率に重みを掛け合わせて合算した値で表示順を決めています。
つまり「通報1件=いいね◯件分」のような件数換算は成立しません(この誤解は公式リポジトリ自身が明確に否定しています)。「反応してくれそうな人に、反応したくなる投稿を届けられるか」がすべての起点になります。
【最新スコア表】最も評価されるのは「いいね」の40倍の価値を持つ「共有」
公開されたコードに記載されている現行の重み値は以下の通りです。
加点される行動
行動 | 重み | 解説 |
|---|---|---|
リンクをコピーして共有 | +20.0 | 最大級の加点。読んだ人が投稿のリンクをコピーして人に教える行動 |
相互フォローの相手からの返信 | +20.0 | 返信の基本値5.0に、相互フォロー関係なら+15.0が上乗せ |
リプライ(返信) | +5.0 | 会話の起点。「いいね」の10倍の価値 |
引用リポスト | +5.0 | コメント付きの拡散 |
DMで共有 | +5.0 | 「この投稿見て」と直接送る行動 |
フォロー | +4.0 | 投稿をきっかけにしたフォロー |
リポスト | +1.0 | 旧来の「拡散」は意外なほど低評価に |
いいね | +0.5 | 相対的に価値が低下。「いいね稼ぎ」だけでは伸びない |
動画を開く | +0.05 | 再生そのものへの直接加点はごくわずか |
プロフィールクリック | 0.0 | 現行コードでは加点なし(無効化) |
減点される行動
行動 | 重み | 解説 |
|---|---|---|
通報 | -234 | 最大の減点。「されそう」と予測されるだけで表示が大きく下がる |
ミュート | -59 | 「もう見たくない」のシグナル |
興味なし | -43 | 「このポストに興味がない」の選択 |
ブロック | -31 | 関係の遮断 |
結論:アルゴリズムが最も強く求めているのは、「思わず人に教えたくなる投稿」です。リンクのコピーやDMでの共有(+20.0/+5.0)は、いいね(+0.5)とは桁違いの評価を受けます。次いで「双方向の会話」(リプライ+5.0、相互フォローの相手からなら+20.0)です。
※なお、以前の記事で紹介していた「リプライ75.0」などの数値は、昨年まで参照されていた旧公開コード(twitter/the-algorithm)にもとづくものです。
現行コードでは評価体系そのものが大きく変わっているため、本記事の数値へ読み替えてください。
Xアルゴリズムとは(基礎理解)
X(旧Twitter)のアルゴリズムの仕組み
Xのアルゴリズムとは、ユーザーの興味関心が高いと考えられる投稿を優先的に表示させるための仕組みです。ユーザーの過去の閲覧履歴やアクションに基づいて、AIが興味が高いと思われるポストを判断し、自動的に「おすすめ」タイムラインに表示します。
このプロセスは以下の4段階で行われます:
候補ソーシング:膨大な投稿から候補を抽出
ランク付け:AIモデルによる各投稿のスコアリング(前述の「予測確率×重み」)
フィルタリング:ブロック済みや不適切コンテンツ、古い投稿を除外
ミキシング:広告やおすすめユーザーなどを追加して最終調整
なぜアルゴリズム理解が重要か
TwitterからXに変わってから、アルゴリズムの変更頻度が格段に上がっています。「時系列表示」から「エンゲージメントの質重視」へとルールが根本的に変わったため、従来の運用方法(ただ投稿するだけ)では誰にも届かなくなってしまいます。
アルゴリズムに好かれる「3つの生存戦略 2026」
公開コードの数値から導き出される、具体的な運用戦略を3つ提示します。
① 「人に教えたくなる」情報設計
最大の加点(+20.0)は、読んだ人が「これ、あの人に教えたい」とリンクをコピーして共有する行動です。
NG:「新商品を発売しました。」(読んで終わる投稿)
OK:「〇〇で失敗しないための3つのチェックポイント」(誰かに転送したくなる実用情報)
「バズを狙う」のではなく、「特定の誰かに教えたくなる具体性」を持たせることが、現行アルゴリズムの最短ルートです。
② 会話を生む「Q&A」フォーマット
リプライ(+5.0)を獲得するためには、投稿を「完結」させてはいけません。
NG:「新商品を発売しました。詳細はこちら。」(完結型)
OK:「新商品のパッケージ、AとBどっちが好きですか?皆さんの意見を聞かせてください!」(対話型)
あえて議論の余白(Hook)を残す投稿設計がリプライを呼び込みます。さらに、届いたリプライに投稿者自身が返信して会話を続けることで、次の返信が起きやすくなります。
③ 常連(相互フォロー)との関係を育てる
現行コードで見逃せないのが、「相互フォローの相手からの返信」への大きな上乗せ(合計+20.0)です。
日頃から交流のある「常連さん」との会話は、単発の反応よりはるかに高く評価されます。企業アカウントであっても、いつも反応してくれるユーザーへの返信や交流を大切にすることが、結果的にリーチの土台を強くします。
その他、押さえておくべき重要ルール
フォロワー1,000人以下の「チャンス枠」(New-Author Boost)
公開コードの中に、フォロワーの少ないアカウント専用の優遇枠が実在することが確認できました。
以下の条件をすべて満たす投稿は、1回のタイムライン表示につき1件だけ、本来の順位に関係なくフィードの16番目あたりまで引き上げられます。
投稿者のフォロワーが1,000人以下
その投稿の表示回数がまだ1,000回未満
リプライやリポストではない、元の投稿であること
投稿から24時間以内
投稿の中身の評価が候補の上位85%以内
「フォロワーが少ないから何をやっても見てもらえない」は、公式の仕組み上、もう正しくありません。ただし枠は1表示につき1件の抽選的なもので、条件5がある以上、中身が伴わない投稿は乗れない点に注意してください。
勝負は投稿から48時間
現行コードでは、投稿から48時間を超えたポストは「おすすめ」の候補から外れます。1本の投稿で長く戦うのではなく、一定の投稿頻度を保つことが前提になります。
滞在時間は「直接の加点なし」に
以前は「滞在時間がスコアを大きく引き上げる」と言われてきましたが、現行コードでは滞在時間そのものへの直接加点は無効化されています(素通りされた場合のごく小さな減点は残っています)。
滞在時間を稼ぐこと自体が目的なのではなく、「手を止めて読んだ人が、反応・共有したくなるか」が問われる設計に変わっています。
リンク投稿の考え方
「リンクを開く」行動への加点はごくわずか(+0.2、リプライの25分の1)です。外部リンクへの誘導だけを目的にした投稿は、加点される行動がほとんど起きないため伸びません。
リンクを貼ること自体への直接的な減点はコード上見当たりませんが、リンク頼みにせず、投稿単体で反応・共有したくなる内容にしたうえでリンクを添える設計が有効です。
ハッシュタグは「1〜2個」が目安
現行アルゴリズムは本文のテキスト内容自体をAIが解析するため、ハッシュタグの効果は限定的です(これは数値ではなく運用上の経験則です)。キャンペーン固有のタグなど、必要な1〜2個に留め、キーワードは自然な文章の中に盛り込みましょう。
FAQ(よくある質問)
Q: Xアルゴリズムはどのくらいの頻度で変わりますか?
A: 重み値は設定で随時変更できる作りになっており、日常的に調整されていると考えられます。2026年8月13日のような大きなコード公開・更新も行われるため、定期的な情報のアップデートが必要です。
Q: ハッシュタグを多くつけると不利になりますか?
A: 現行アルゴリズムは本文そのものを解析するため、タグを増やしてもリーチはほとんど伸びません。多用はスパム的な印象を与えるリスクもあるため、1〜2個に抑えるのが無難です。
Q: URL投稿でリーチは落ちますか?
A: リンクを貼ること自体への直接的な減点はコード上確認できませんが、「リンクを開く」行動への加点はごくわずか(+0.2)です。リンク誘導だけの投稿は評価される行動が起きにくく、結果的に伸びません。
Q: フォロワーが少ないと、何をやっても無駄ですか?
A: いいえ。フォロワー1,000人以下のアカウントには、条件を満たした投稿を上位相当まで引き上げる公式の「チャンス枠」(New-Author Boost)が用意されています。むしろ小規模な今だからこそ対象になる仕組みです。
Q: Twitter時代との最も大きな違いは何ですか?
A: 「時系列・拡散量重視」から、「AIによる確率予測」と「共有・会話重視」への移行です。フォロワー数よりも、「人に教えたくなるか」「会話が生まれるか」というコンテンツの質が問われます。
まとめ:アルゴリズム変更に負けない運用を
2026年最新のXアルゴリズム攻略の要点は以下の3点です。
「いいね」より「共有と会話」:リンクコピー共有+20.0を筆頭に、人に教えたくなる情報と双方向の会話が評価の中心。
件数より確率:スコアは「行動の予測確率×重み」。反応してくれそうな人に刺さる投稿を届けることがすべての起点。
小規模アカウントにもチャンス:フォロワー1,000人以下には公式の優遇枠があり、48時間以内の新しい投稿が対象。諦めずに投稿を続けることに意味がある。
Xのアルゴリズムは常に変化しますが、「ユーザーにとって有益で、人に教えたくなるコンテンツ」が評価されるという方向性は、公式コードで裏付けられました。本記事の数値を指標に、ぜひ現在の運用を見直してみてください。
出典
本記事のスコア・数値は、X社が公式に公開しているソースコードにもとづいています。
X公式GitHub「x-algorithm」: https://github.com/xai-org/x-algorithm (2026年8月13日更新版を当社にて確認)
※重み値は設定で随時変更できる仕組みのため、今後変わる可能性があります。本記事は確認時点の値にもとづいており、大きな変更があり次第更新します。


















