自治体のSNS運用について、
「予算がなくても効果は期待できる?」
「他自治体の成功パターンを参考にしたい」
「失敗して炎上するリスクが怖い」
「運用方針をどう決めればいいか分からない」
といった課題を抱える広報担当者の方も多いでしょう。
実は、予算の潤沢な大規模自治体でなくとも、
・動画再生数340万回、移住相談件数4.5倍
・半年で9万3,000件のいいね
といった事例が存在します。
本記事では、4,000件超のキャンペーン支援実績を持つSNSキャンペーンツール「キャンつく」の専門家目線から、目的別に厳選した成功事例12選をランキング形式(実際の効果データ付き)で解説します。
さらに「失敗事例分析に基づく炎上回避法」「SNS運用方針・ガイドラインテンプレート」などの実践的なノウハウも大公開。
また、制作会社や代理店の方からは、
「自治体への提案で説得力のある事例が見つからない」
「プロポーザルで勝てる、数値根拠のあるキャンペーン案が欲しい」
といったお声もよく聞きます。
本記事では、行政プロポーザルで求められるキャンペーンの特徴も解説している他、下記の無料お役立ち資料もご提供していますので、あわせてご活用ください。
【行政プロポーザル案件向け】提案書にそのまま使えるInstagramキャンペーン提案ガイド

- 調査データから見る自治体SNS活用の現状
- 自治体がSNSを活用すべき3つの理由
- 【目的別】自治体SNS成功事例ランキング(効果データ付き)
- 面白い・話題になった部門【バズ力重視ランキング】
- 面白い投稿の共通点分析
- 住民参加促進部門【継続性重視ランキング】
- 住民参加促進キャンペーンの成功要因分析
- 地域ブランド強化部門【拡散力重視ランキング】
- 地域ブランド強化キャンペーンの成功要因分析
- 移住促進・観光客誘致部門【インパクト重視ランキング】
- 移住促進・観光客誘致キャンペーンの成功要因分析
- 自治体SNS失敗事例から学ぶ炎上回避術
- 炎上事例4パターン
- 炎上防止の実践的対策
- 【テンプレート配布】自治体SNS運用方針・ガイドライン
- SNSキャンペーンの有効性と実施方法
- 他のプロモーション施策との比較
- 効果的なキャンペーン実施に必要なツール
- 行政プロポーザルで求められるSNSキャンペーンの特徴
- 提案書作成でこんなお悩みはありませんか?
- FAQ:自治体SNS運用のよくある質問
- Q: どのSNSを選ぶべき?【5大SNSの特徴と選び方】
- Q: 効果が出るまでにどのくらいの期間がかかりますか?
- Q: 自治体SNS運用にはどのくらいの予算が必要ですか?
- Q: 外部委託と内製のメリット・デメリットは何ですか?
- Q: 効果測定のやり方は?
- Q: 自治体SNS広告は効果がありますか?
- まとめ
調査データから見る自治体SNS活用の現状
自治体におけるSNS活用は、もはや「やってみたい施策」ではなく「必須のインフラ」となっています。総務省の調査(※1)によると、全国1,741の自治体のうち、何らかのSNSを活用している団体は実に9割を超えています。
同調査によると、主要SNSプラットフォーム別の導入率は下記の通りです。

特に注目すべきは、広報のデジタル化導入理由の上位項目です。
情報伝達の即時性向上: 88.0%
情報へのアクセス性向上: 74.3%
読み手の利便性追求: 57.2%
この変化は「デジタルネイティブ世代の成長」だけでは説明できません。コロナ禍を機に、全年代でデジタル情報収集が加速。特に「即時性」「双方向性」へのニーズが高まっており、従来の一方向的な広報手段だけでは住民ニーズに応えられない状況が明確になっています。
また、総務省の別の調査(※2)によると、日本のソーシャルメディア利用者数は2023年の1億580万人から2028年には1億1,360万人に増加すると予測されています。これは総人口の約90%に相当し、自治体にとってSNSは住民とのさらなる重要な接点となっていくことを意味します。
(※1)市区町村における民間委託の実施状況等に関する調査(令和5年度)結果概要 https://www.soumu.go.jp/main_content/000938534.pdf
(※2)令和6年版情報通信白書 https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/r06/html/nd217100.html
自治体がSNSを活用すべき3つの理由
総務省調査データが示すように、自治体SNS活用は単なるトレンドではなく、住民サービス向上のための戦略的必然です。その理由を3つの観点から解説します。
理由1: 幅広い住民層への効率的リーチ実現
従来の広報誌や回覧板では、配布カバー率や到達確実性に課題がありました。SNSを活用することで、年齢や居住形態に関わらず、より多くの住民に確実に情報を届けることが可能になります。
特に災害時の緊急情報発信では、SNSの即時性が住民の安全確保に直結。従来手法では困難だった「リアルタイム性」と「確実性」を両立できる点が大きなメリットです。
理由2: コストパフォーマンスの圧倒的優位性
印刷費、配布費、人件費といった従来の広報コストと比較して、SNS運用は圧倒的に低コストで運用可能です。限られた予算の中で最大効果を求められる自治体にとって、投資対効果の高いSNSは最も合理的な選択肢となっています。
また、一度投稿したコンテンツが継続的に拡散され、地域の魅力を伝えられるという「資産性」も、従来の広報手段にはない大きな特徴です。
理由3: 住民との双方向コミュニケーション実現
従来の一方向的な情報発信から、住民との対話型コミュニケーションへの転換が可能になります。
意見収集: コメント機能による政策への率直な反応
課題発見: 住民投稿から地域課題の早期発見
協働促進: キャンペーン参加による住民主体の地域PR
満足度向上: 自治体との距離感が縮まり、信頼関係構築
この双方向性により、単なる情報発信ツールを超えて、住民参加型行政の基盤としてSNSが機能します。
2028年にはソーシャルメディア利用者数が1億1,360万人に達する予測の中、早期着手する自治体ほど競争優位を確立できる状況です。SNS活用は「やったほうがいい」ではなく「やらなければならない」施策となっています。
次章では、実際に大きな成果を上げている自治体の具体的事例を、目的別ランキング形式で詳しく解説していきます。
【目的別】自治体SNS成功事例ランキング(効果データ付き)
以下の4部門×TOP3の事例=計12事例をご紹介します。
面白い・話題になった投稿部門【バズ力重視ランキング】
住民参加促進部門【継続性重視ランキング】
地域ブランド強化部門【拡散力重視ランキング】
移住促進・観光客誘致部門【インパクト重視ランキング】
面白い・話題になった部門【バズ力重視ランキング】
SNSにおいて「バズる」ことは、単なる話題性を超えて地域の認知度向上や観光客誘致に直結する重要な要素です。ここでは、自治体や地域が関連した中で大きな話題となった「面白いSNSプロモーション・キャンペーン」事例をランキング形式でご紹介します。
1位:熊本市 くまモン X(Twitter)
基本データ
フォロワー数:80万人(2025年7月時点)
投稿頻度:ほぼ毎日
運用開始:2012年
特徴とバズポイント:くまモンのXが圧倒的な人気を誇る理由は、独自のキャラクター性と抜群の「ギャグセンス」にあります。「願いは熊モテ県♡」のようなダジャレや熊本弁を交えた親しみやすい語り口が、思わずクスッと笑える"ゆるさ"を演出しています。
さらに、くまモン自身が全力で踊ったり変顔を披露する写真・動画投稿による体当たりの表現力、フォロワーや他のゆるキャラとの掛け合いで見せる人間味あふれる双方向コミュニケーション、SNS上の話題をリアルイベントと連動させる「O2O戦略」も話題拡散の原動力となっています。
効果と影響
熊本の認知度向上:全国的なブランド力向上に大きく貢献
観光客誘致:くまモンを目的とした熊本訪問者の増加
経済効果:くまモン関連グッズの売上拡大
2位:岡山市「鬼カワイイ岡山市」PR動画(YouTube)
基本データ
再生数:シリーズ累計100万回超(新シリーズは21日で100万回到達)
公開年:2017年10月(初公開)、その後新シリーズも展開
出演:桜井日奈子(岡山市出身女優、通称「岡山の奇跡」)
特徴とバズポイント:岡山市が制作した「鬼カワイイ岡山市」PR動画は、桃太郎伝説を現代風にアレンジし、桃太郎と鬼が力を合わせて岡山市の魅力をPRする従来のイメージを覆すストーリー展開が話題となりました。
最大のバズポイントは、地元出身の桜井日奈子がMOMOガール(桃太郎)とONIボーイ(鬼)を演じ分けるユニークな一人二役設定と、若年層を意識したポップな「鬼カワイイ」ダンス&楽曲です。保守的な印象を一新し、「岡山ってこんなにカワイイ・楽しいんだ!」という反応を全国から引き出しました。
さらに動画配信と並行して、「鬼カワイイカーニバル」(イオンモール岡山)や「鬼カワ街歩きのススメ」(桃太郎大通り周辺40店舗)などのリアル連動イベントを展開し、オンラインの話題を実際の街への誘客につなげる戦略的なO2O施策も実施されています。
効果と影響
岡山市のイメージアップ:「鬼カワイイ」という切り口で明るさ・元気さ・親しみやすさを全国にアピール
若年層への訴求効果:SNSやYouTubeで大きな話題となり、若い世代を中心に拡散
広範囲なメディア展開:広報展開により311媒体に掲載され、本市のイメージアップや認知度向上に大きな効果
3位:東京都・複数自治体 「吉祥寺だけが住みたい街ですか?」X(Twitter)キャンペーン

基本データ
応募数:6万9,000ツイート(1ヶ月間)
参加地域:東京都内11エリア(吉祥寺、中野、五反田、秋葉原、神楽坂など)
実施年:2016年
賞品:各地域の名店とコラボした80名分のご当地おみやげ
特徴とバズポイント:このキャンペーンの最大の特徴は、マンガ形式でのキャンペーン説明と選択型で複数地域を同時プロモーションする革新的なアプローチです。「あなたが住みたい街はどこですか?」という問いかけで、マンガの舞台となった9つの街から選択してツイートするだけで応募完了という手軽さが話題となりました。
バズポイントは「試し読みで当選確率2倍」という仕組みと、原作マンガの世界観を活かした親しみやすいキャンペーン設計です。キャンペーンページ自体を食べ歩きガイドブックとして機能させ、「これ知ってる!」「食べてみたい」「行ってみたい」と感じさせる読み物としての価値を提供しました。
効果と影響
各地域の名店・特産品認知向上:9つの街それぞれの魅力を同時発信
コンテンツツーリズム効果:作品ファンの実際の街訪問を促進
長期的な観光資源化:継続的な観光情報として活用できるキャンペーンページの食べ歩きガイド
面白い投稿の共通点分析
1. 地域のアイコンを活かした「意外性のあるキャラクター設定」:くまモンの関西弁ツッコミ、岡山市の「鬼カワイイ」コンセプト、複数エリアの選択型プロモーションなど、その地域ならではの要素を予想外の角度から表現することで強いインパクトを生み出しています。単なる地域PRではなく、「え、そんな一面があるの?」という驚きが拡散の原動力となっています。
2. 参加ハードルを下げる「親しみやすさ」の演出:適度な「ゆるさ」が重要な要素です。くまモンのダジャレや体当たり表現、マンガ形式でのキャンペーン説明など、堅いイメージを和らげて「親しみやすさ」を演出することで、住民や視聴者の心理的距離を縮めています。
3. 多世代に響く「コンテンツとしての完成度」:単なる情報発信ではなく、エンターテイメント性の高いコンテンツとして設計されています。くまモンの日常投稿、食べ歩きガイドとしても機能するキャンペーンページ、ポップなダンス&楽曲など、それ自体が価値のあるコンテンツとして楽しめる仕組みが継続的な関心を維持しています。
4. 「双方向性」を活かしたコミュニケーション設計:一方向的な情報発信ではなく、フォロワーとの掛け合い、選択型の参加システム、SNS拡散を前提とした仕組みなど、受け手が能動的に参加できる要素が組み込まれています。この双方向性が「自分ごと化」を促進し、より強い拡散力を生み出しています。
5. 「リアル連動」による話題の持続性:SNS上の話題をリアルイベントや実際の観光・移住促進につなげるO2O戦略が効果的に機能しています。オンラインでの盛り上がりを現実の行動変容まで導くことで、一過性のバズで終わらない持続的な効果を実現しています。
これらの要素を参考に、自治体独自の魅力を活かした「バズる」コンテンツ制作を検討してみてください。重要なのは、地域の特色を活かしつつ、多くの人が「面白い」「参加したい」と感じる仕組みを作ることです。
住民参加促進部門【継続性重視ランキング】
SNSを活用した自治体施策において、住民の主体的な参加を促し、継続的な地域愛の醸成を実現することは重要な課題です。ここでは、住民参加型キャンペーンで継続的な成果を上げている自治体事例をランキング形式でご紹介します。
1位:南島原市 Facebook「撮ってくれんね!」
基本データ
応募実績:月200件超、半年で延べ1,000件以上
人口:約4万人
実施年:2012年
特徴・ポイント 南島原市がFacebookで展開した「撮ってくれんね!南島原コンテスト」は、地域の方言を活用したキャッチーなネーミングが印象的です。「撮ってくれんね!」という地元の方言が住民や出身者にとって親しみやすい印象を与え、参加への心理的ハードルを大幅に下げました。
住民参加型の写真・動画コンテストとして、市民や旅行者が南島原の魅力を撮影した作品を応募し、2〜3日に1回のペースで優れた作品を紹介する仕組みを構築しています。最大のポイントは「南島原を誇れる写真のみを掲載する」という運営方針を貫き、厳選した高品質なコンテンツ運用により、質の高い投稿がSNS上で拡散されやすくなったことです。
効果と影響
圧倒的なエンゲージメント:半年で9万3,000件のいいねを獲得し、全国自治体Facebookページで最多ファン数を記録
地域経済活性化:コンテストで紹介された飲食店の来客数も倍増するなど、観光業を中心とした地域経済への明確な波及効果
住民参加の継続性:月200件を超える応募が継続し、地域住民の主体的な参加を促進
2位:青梅市「#おうめ推し」デジタルアートコンテスト(Instagram)
基本データ
応募数:301件(2024年)/累計1,300件(3年間)
参加率:人口比0.23%
継続年数:3年連続開催(2022〜24年)
賞品:青梅市特産品1万円相当
特徴・ポイント 青梅市がInstagramで実施している「#おうめ推し」デジタルアートコンテストは、過去3年間で約1,300件の応募実績を持つ継続的なイベントとして地域に定着しています。
このキャンペーンの最大の工夫は、「ふとした瞬間に出会った青梅の推しポイント」というコンセプトで、特別な観光地ではなく住民の日常体験を重視した点です。参加方法もInstagramでハッシュタグ「#おうめ推し」をつけて写真を投稿するだけというシンプルさで、ユーザーの参加ハードルを大幅に下げています。
参加者からは「青梅市が大好き」「自然豊かなところが魅力」といった声も寄せられ、投稿写真とともに青梅市の魅力が自然に伝わるUGC(ユーザー生成コンテンツ)を獲得できました。
効果と影響
地域愛の可視化:住民自身が地域の魅力を再発見することでシビックプライドが向上
継続的な情報発信資産:投稿された写真(UGC)が青梅市の魅力を継続的に発信する資産として機能
移住促進効果:移住検討者が青梅市を検索した際の情報源として活用
3位:下北沢「#my下北沢」キャンペーン(Instagram)

基本データ
賞品数:70名(「お店で撮ったで賞」50名、「シモキタらしいで賞」10名、「しもっきー賞」10名)
特徴:サイト内ギャラリーへの投稿写真掲載機能
特徴・ポイント:下北沢エリアで実施された「#my下北沢」キャンペーンは、3つの異なる賞を設定することで下北沢の多面的な魅力を表現する工夫が施されています。「お店で撮ったで賞」では地域店舗への誘客促進、「シモキタらしいで賞」では下北沢独特の文化や雰囲気の発信、「しもっきー賞」では地域キャラクターとの接点創出を図りました。
参加方法は、下北沢の街中で撮影した写真にハッシュタグ「#my下北沢」をつけて投稿するだけというシンプルさで、投稿された写真はサイト内のギャラリーにも表示されることで地域全体のアピールと盛り上げを実現しています。このギャラリー掲載機能は、参加者の「掲載されたい」という承認欲求を刺激し、継続的な投稿促進につなげる効果的な仕組みとなっています。
効果と影響
地域店舗への誘客促進:「お店で撮ったで賞」により地域店舗と連携した実際の来店促進効果
多角的な地域PR:3つの異なる賞により、下北沢の多様な魅力を同時発信
継続的な情報発信資産:投稿された写真が下北沢の街の魅力を継続的に発信する資産として機能
キャンつくでは、青梅市や下北沢のようなInstagram活用における成功事例をまとめたお役立ち資料も無料でご提供しています。
自治体への提案を検討されている制作会社・代理店の方向け資料ですが、自治体の方にとっても参考になる内容ですので、ぜひお役立てください。
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住民参加促進キャンペーンの成功要因分析
これらの成功事例を分析すると、住民参加を継続的に促進するキャンペーンには以下の共通要素があることがわかります。
1. 参加ハードルの最小化:複雑な応募条件ではなく、ハッシュタグ投稿や写真投稿といったシンプルな参加方法が採用されています。特別なスキルや機材を必要とせず、日常の延長線上で参加できる設計が重要です。
2. 地域らしさの演出:「おうめ推し」「撮ってくれんね!」など、その地域ならではの言葉遣いやコンセプトが参加者の親近感を醸成しています。住民が「自分たちのキャンペーン」と感じられる要素が継続参加の鍵となっています。
3. 継続性を前提とした設計:一発のイベントではなく、継続的な取り組みとして設計されています。住民の習慣化を促し、地域コミュニティの一部として定着させることが長期的な効果につながります。
4. 複合的な価値提供:単なる景品キャンペーンではなく、地域愛の醸成、観光促進、経済活性化など、複数の価値を同時に提供する設計が成功の要因となっています。
5. UGCの資産化 参加者が投稿したコンテンツを地域PRの資産として活用し、キャンペーン終了後も継続的な情報発信ツールとして機能させています。
これらの要素を参考に、住民の主体的な参加を促し、継続的な地域愛を育むキャンペーン設計を検討してみてください。
地域ブランド強化部門【拡散力重視ランキング】
地域の特産品や文化的価値を全国・世界に発信し、ブランド力を向上させることは自治体にとって重要な戦略です。ここでは、高い拡散力を実現し、地域ブランドの認知度向上に成功した事例をランキング形式でご紹介します。
1位:新潟県「新之助」X(Twitter)キャンペーン
基本データ
リーチ数:9.1万件
実施期間:2023年(新潟レストランウィーク開催記念)
賞品:新ブランド米「新之助」5キロを100名、Wチャンスでブランド和牛すき焼きセット
特徴・ポイント 新潟県が実施したX(Twitter)キャンペーンで、リーチ数9.1万件という高い拡散効果を達成しました。このキャンペーンの成功要因は、新潟県の象徴的な農産品である米を前面に押し出し、特に「あのコシヒカリを継ぐ新しいお米『新之助』」という表現で新ブランド米の価値を分かりやすく伝えた点です。
参加方法は「フォロー&RT」という最もシンプルな形式で参加ハードルを極限まで下げ、さらに「リプライで当選確率UP」という仕組みでエンゲージメントを促進しました。また、「新潟をみんなで盛り上げよう」というメッセージで地域愛に訴えかけ、新潟レストランウィーク2023との連動により食文化全体のPRにも成功しています。
効果と影響
新ブランド米の認知度向上:「コシヒカリを継ぐ」という分かりやすいポジショニングで新之助の価値を全国発信
農産品ブランド強化:新潟県の農産品ブランドの認知向上により、ふるさと納税や農産品の直接購入促進
食文化全体のPR:新潟レストランウィークとの連動で新潟の食文化への関心創出
移住検討者への訴求:「新潟といえば美味しいお米」というイメージの再確認により移住検討者への訴求力向上
2位:兵庫県特産品PR X(Twitter)キャンペーン
基本データ
リーチ数:5万件
実施期間:12日間(6月12日〜23日)
賞品:県内各市町の特産品(姫路市の干姫すい、明石市の明石玉、西宮市のえびすフィナンシェなど)
特徴・ポイント 兵庫県市町村振興協会が実施したX(Twitter)キャンペーンで、リーチ数5万件という高い拡散効果を達成しました。
このキャンペーンの成功要因は、「えぇとこ!ひょうごの特産品が当たる」という親しみやすい関西弁の表現と、兵庫県内の複数市町の特産品を一度に紹介する網羅性にあります。参加方法も「フォロー&リツイート」というシンプルな設計で参加ハードルを最小限に抑えながら、賞品詳細画像では各特産品の魅力を視覚的に訴求しました。
特に注目すべきは参加者の好意的なコメントで、「兵庫県といえば◯◯だと思ってましたが、知らない魅力的な特産品がたくさんありそうですね」「どれも美味しそうで食べてみたいです」といった声がリプライで249件も寄せられ、地域の新たな魅力発見と継続的な関心創出に成功しています。
効果と影響
県内各市町特産品の認知拡大:複数の市町の特産品を同時紹介することで幅広い地域PR効果
特産品ブランド強化:特産品認知向上により、ふるさと納税や直接購入促進への貢献
県全体のブランド価値向上:兵庫県への観光興味や移住検討時の参考情報として機能
3位:スペイン政府観光局「世界タパスデー」X(Twitter)キャンペーン
基本データ
目標:1,000人のフォロワー増加 → 実績:5,000人以上(5倍達成)
特徴:文化的イベント「世界タパスデー」を活用
参加方法:風景とタパスを選んでハッシュタグ投稿
特徴・ポイント スペイン政府観光局が実施したXキャンペーンで、想定目標1,000人のフォロワー増加に対し、実際には5,000人以上のフォロワー獲得という成果を達成しました。
このキャンペーンの成功要因は、文化的イベント「世界タパスデー」という国際的な記念日を活用したタイミング設定と、単純な抽選ではなく「風景とタパスを選んでハッシュタグ投稿」という参加型の仕組みにあります。さらに、期間中の機動的な改善も大きな転換点となりました。
また、専用サイトへの誘導により、SNSの140文字制限を超えた詳細な情報提供を実現し、単純なフォロワー数増加ではなく「質の高いフォロワー獲得」「スペイン文化への真の興味醸成」を重視しました。
効果と影響
スペイン文化の認知拡大:タパス文化の理解促進により日本からスペインへの観光需要創出
継続的な情報発信基盤構築:質の高いフォロワー獲得により今後のキャンペーン展開の土台形成
観光客誘致の可能性拡大:穴場観光地や新たな魅力スポットの情報拡散による観光促進
下記インタビュー記事では、スペイン政府観光局さまに成功の秘訣を詳しく伺っています。
キャンつく導入インタビュー:「キャンつく」の機動性と操作性の良さを知り、セルフ運用でのキャンペーン施策の可能性も広がる
地域ブランド強化キャンペーンの成功要因分析
これらの成功事例を分析すると、地域ブランド強化に効果的なキャンペーンには以下の共通要素があることがわかります。
1. 地域の象徴的価値の明確な表現:新潟県の「コシヒカリを継ぐ新之助」、兵庫県の「えぇとこ!ひょうご」、スペインの「タパス文化」など、その地域ならではの象徴的な価値を分かりやすく表現することで、受け手の理解と共感を促進しています。複雑な説明ではなく、一言で地域の価値が伝わるメッセージが重要です。
2. 参加ハードルの最小化と明確なメリット提供:「フォロー&RT」というシンプルな参加方法に加え、魅力的な地域特産品や文化体験といった明確なメリットを提供しています。特に、賞品として地域の代表的な特産品を設定することで、キャンペーン参加者に地域の魅力を直接体験してもらう機会を創出しています。
3. 視覚的訴求力の最大化:賞品詳細画像での特産品の魅力的な表現や、風景とタパスの組み合わせなど、SNSの特性を活かした視覚的な訴求が効果的に活用されています。文字情報だけでなく、見た瞬間に「魅力的」「欲しい」と感じさせるビジュアル戦略が拡散力向上の鍵となっています。
4. 複数地域・複合的価値の同時発信:兵庫県の複数市町特産品の同時紹介や、新潟県の米とレストランウィークの連動など、単一商品ではなく地域全体の多面的な魅力を同時に発信する戦略が採用されています。これにより、参加者の地域への関心を特定商品から地域全体へと拡張させています。
これらの要素を参考に、地域の独自性を活かしながら、全国・世界に向けた効果的なブランド強化キャンペーンの設計を検討してみてください。
移住促進・観光客誘致部門【インパクト重視ランキング】
観光客誘致は多くの自治体にとって重要な課題であり、SNSを活用した効果的なプロモーションが求められています。ここでは、強いインパクトで注目を集め、移住促進や観光客誘致に成功した事例をランキング形式でご紹介します。
1位:小林市 移住促進PRムービー「ンダモシタン小林」(YouTube)
基本データ
移住相談件数:4.5倍
再生数:340万回(2025年7月時点)
制作コンセプト:移住促進を目的としたPR動画
特徴・ポイント:宮崎県小林市が制作した移住促進PRムービー「ンダモシタン小林」は、340万回という圧倒的な再生数を記録し、動画公開後の移住相談件数も4.5倍になるという効果を得ました。
この動画の最大のバズポイントは、フランス人男性が市内を巡りながら小林市の魅力を紹介するという設定で始まりながら、最後に衝撃的な事実が明かされる「種明かし」構造。話題を呼ぶ工夫と同時に、小林氏の美しい風景、人、生活の魅力も伝わる映像となっている点が秀逸です。
小林市出身のクリエイター越智一仁氏が「地元に恩返しを」という思いで企画し、地元の人々が出演者として参加した「地域愛」あふれる作品となっています。
効果と影響
全国的な認知度向上:人口4万5,000人の地方都市が全国レベルでの知名度を獲得し、テレビなどメディアでも話題
シビックプライドの醸成:市民から「市役所の施策が全国放送で取り上げられて嬉しい」という声が多数寄せられる
自治体PR動画の先駆け:それまでの堅苦しい自治体広告のイメージを一新し、後続の自治体動画制作にも大きな影響
2位:伊豆急行「#伊豆のお飛び子」フォトコンテスト(Instagram)

基本データ
実施期間:4ヶ月間
賞品総額:40万円分
特徴:「飛び跳ねる瞬間」を撮影するフォトコンテスト
特徴とポイント:このキャンペーンの最大の特徴は、「伊豆で飛び跳ねる瞬間を撮影する」という明確で分かりやすいテーマ設定です。観光地での一般的な記念撮影とは異なる「アクティブな体験」を促すことで、参加者にとって特別で印象的な伊豆体験を創出しています。
「お飛び子」という親しみやすいネーミングと、Instagram映えする「飛び跳ねる瞬間」の撮影は、伊豆観光に新たな楽しみ方と魅力を付加しました。また、参加者が自然に伊豆の美しい景色をバックに撮影することで、観光地としての伊豆の魅力も同時に発信される仕組みが秀逸です。
効果と影響
体験型観光の促進:「飛び跳ねる」という体験を伊豆観光の新しい楽しみ方として提案
若年層の伊豆関心向上:Instagram映えする体験により、特に若い世代の伊豆への興味を刺激
UGC(ユーザー生成コンテンツ)の継続的創出:参加者の投稿が伊豆の魅力を継続的に発信する資産として機能
3位:函館市 YouTube観光ガイド「イカール星人襲来中」
基本データ
再生数:累計150万回超
特徴:函館の名物「イカ」をキャラクター化した観光PR
特徴・ポイント:函館市がYouTubeで展開した観光ガイド「イカール星人襲来中」は、従来の観光PR動画とは一線を画す斬新なアプローチで話題となりました。
このPR動画の成功要因は、「イカール星人が函館を侵略する」というストーリー仕立てで、観光地紹介に特撮やCG、シュールなギャグを盛り込んだ独創的な構成にあります。五稜郭タワーがロボットに変形するなど、地元の観光名所が物語の一部として登場し、真面目な観光案内では表現できないエンターテイメント性を実現することで、多様な層への拡散とファン化を促進しました。
効果と影響
函館ブランドの独自性強化:「イカ」という地域資源を活用したユニークなキャラクター戦略により函館の独自ブランドを強化
新たな観光客層への訴求:ユーモアとストーリー性により、従来の観光PRでは届かなかった若年層や特撮ファンの関心を獲得
話題性による拡散効果:SNSやネットニュースで話題となり、動画視聴を超えた口コミによる拡散を実現
移住促進・観光客誘致キャンペーンの成功要因分析
これらの成功事例を分析すると、移住促進・観光客誘致に効果的なキャンペーンには以下の共通要素があることがわかります。
1. 地域資源の独創的な活用:小林市の方言、函館のイカ、伊豆の景観など、その地域ならではの資源を従来とは異なる角度から活用しています。既存の地域資源に新しい価値や楽しみ方を付加することで、差別化された魅力を創出しています。
2. ターゲット別アプローチ:移住検討者には親しみやすさと生活実感、観光客にはユーモアと体験価値、若年層にはSNS映えという具合に、それぞれのターゲット層の心理に響く表現とアプローチが採用されています。
3. 体験価値の創出:単なる情報発信ではなく、「移住体験のイメージ」「観光の楽しさ」「撮影の面白さ」など、受け手にとっての体験価値を創出し、その体験を共有したくなる仕組みが組み込まれています。特に移住促進においては、一度の接触で終わらない継続的な関係構築機能も重要な要素となります。
4. ストーリー性とエンターテイメント要素による記憶定着:「ンダモシタン」のオチのあるストーリー、「イカール星人襲来」の斬新な設定、「お飛び子」の体験など、単純な情報提供を超えたストーリー性とエンターテイメント要素が視聴者の関心を持続させています。記憶に残りやすいコンテンツは、観光での再訪や移住検討時の想起につながる重要な資産となります。
これらの要素を参考に、地域の独自性を活かしながら、観光客誘致から移住促進まで効果を生み出すキャンペーンの設計を検討してみてください。重要なのは、地域の魅力を新しい角度から発見し、それを体験価値として提供することです。
自治体SNS失敗事例から学ぶ炎上回避術
炎上事例4パターン
実名は伏せますが、実際にあった失敗事例を4パターンに分けてご紹介します。
1. 不適切表現・差別的内容パターン
ある自治体が働く女性向けの啓発冊子をSNSで発信した際、性別による役割分担を前提とした表現が含まれており、「無意識の偏見を助長している」として批判を浴びました。男性の育児参加を「手伝い」と表現するなど、固定的な性別役割を前提とした内容が問題視されました。
興味深いのは、冊子作成チームに女性職員や子育て経験者が多く含まれていたにも関わらず、該当表現について事前に問題提起されなかった点です。無意識の偏見がいかに根深いものかがよく分かります。
またある自治体では、キャラクターを活用したPR投稿で性的な表現を含むハッシュタグを使用し、「差別・搾取を連想させる」として炎上しました。外部委託業者による投稿でしたが、自治体は謝罪と投稿削除に追い込まれ、公的資金使用への批判も招きました。
2. アカウント管理・誤投稿パターン
地方放送局で担当者が公式X(旧Twitter)と個人アカウントを誤認し、政党批判を公式アカウントで投稿してしまう事例が発生しました。結果的に炎上から懲戒解雇・経営陣処分に発展し、会社として政党に謝罪する事態となりました。
個人の政治的意見を公式アカウントで発信してしまうミスは、組織全体の信頼を失墜させます。
3. 情報漏洩パターン
ある自治体で若手職員が職場でのプライベートな写真をSNSに投稿した際、背景に写り込んだ書類から企業の税務情報が流出する事案が発生しました。職員は業務中に撮影した写真を何気なく投稿しましたが、画像には企業名や資産価格などの機密情報が判別できる状態で写り込んでいました。
この事例は、SNS投稿時の背景への注意不足と、職場での撮影に対する認識の甘さが招いた問題です。匿名通報により発覚しましたが、職員の過去投稿には個人を特定できる情報も含まれており、情報管理の基本的な意識の欠如が浮き彫りになりました。
4. ステルスマーケティング(ステマ)パターン
ある自治体と大手芸能事務所の事例では、人気お笑いコンビが高額報酬でPR表記なしの宣伝投稿を行い、ステマとして問題視されました。
炎上防止の実践的対策
投稿前の段階的チェック体制
炎上の多くは投稿前の確認不足で発生しています。効果的なのは3段階のチェック体制です。
・まず投稿者自身が政治性・差別性・事実確認・公共性の観点で自己チェック
・次に上司が客観的視点でリスク評価
・最後に法務・人権・専門分野の担当者が部署横断でチェック
チェックが単一あるいは同質な視点の担当者のみで行われると、リスクを見落としやすくなります。年代・性別・職業・立場の異なる複数人でのチェックを必須とし、特に人権・差別に関わる内容については、当事者の視点を含めた確認体制を構築することが重要です。
アカウント管理体制の強化
誤投稿による炎上を防ぐには、組織的な運用体制の構築が不可欠です。まず、公式アカウントと個人アカウントの明確な使い分けルールを策定し、担当者が混同しないよう徹底する必要があります。一人の担当者に依存しない複数人での運用体制を構築することで、チェック機能を働かせ、個人の判断ミスによるリスクを軽減できます。
投稿ボタンを押す前の最終チェックフローを必須とし、誤投稿発生時の緊急対応マニュアルを整備しておくことも重要です。さらに、定期的なアカウント管理研修を実施し、担当者の意識向上と最新のSNS動向への対応力強化を図ることが求められます。
外部委託時の責任体制明確化
外部委託業者による投稿でも自治体の責任は免れません。委託契約時に表現ガイドラインの共有、損害賠償責任、炎上時の責任分担を明文化することが重要です。
投稿内容の事前承認も必須フローとして運用していくのが良いでしょう。
企業・団体連携時の透明性確保
ステマ問題を防ぐには、企業・団体との連携投稿における透明性の確保が不可欠です。金銭的関係がある場合のPR表記を徹底し、住民に対して明確に広告であることを示す必要があります。
業界ガイドラインの遵守を徹底し、法的な問題がなくても社会倫理的に問題となる可能性を常に意識した運用が求められます。
炎上時の迅速対応
SNSの炎上は予想外のタイミングで加速することがあるため、24時間以内の対応が被害を最小限に抑える鍵となります。
・まず2時間以内に事実確認、関係者への連絡、追加投稿の停止
・6時間以内に状況分析と対応方針を決定
・24時間以内に謝罪または説明の投稿
などの具体的対応を、計画的かつ速やかに実行することが重要です。
【テンプレート配布】自治体SNS運用方針・ガイドライン
以下、コピペでそのまま使えるSNS運用方針・ガイドラインのテンプレートをご用意しました。
○○市公式SNS運用方針
1. 趣旨
この方針では、民間企業が提供するSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)を利用したさまざまな情報発信を目的とし、○○市が開設する公式SNSの適正かつ円滑な運用を図るため、必要な事項を定める。
2. SNSの定義
Facebook、X(旧Twitter)、LINE、Instagram、YouTubeなどインターネット上のサービスを利用して、情報を発信、あるいは相互に情報のやりとりを行うことができる情報の伝達媒体をいう。
3. 運営主体および管理者
(1)運用管理体制
公式SNSの適切かつ円滑な運用を図るため、○○市公式SNS運用管理者(以下「運用管理者」という。)を置く。
(2)運用管理者の職務
運用管理者は、広報担当課長をもって充て、次に掲げる業務を行う。
公式SNSのアカウント登録・ID・パスワード管理に関すること
公式SNS全体の構成及び調整に関すること
公式SNS上で発信する情報の内容に関する指導・助言に関すること
運用手順又は運用方針の策定に関すること
その他、公式SNSの運用に関すること
(3)個別SNSの設置
○○市公式SNSの外に、移住定住、防災などの事務事業を担当する部署において必要に応じて当該事務事業に特化したSNS(以下「個別SNS」という。)を設置する場合は、当該部署の長等を個別SNS運用管理者とするものとする。個別SNSの運用については本運用方針を準用するものとし、必要に応じて個別SNS運用方針を定める。
4. 公式アカウント情報
○○市が運用する公式SNSアカウント
サービス名 | アカウント名 | ユーザー名/URL | 発信内容 |
|---|---|---|---|
X(旧Twitter) | ○○市 | @○○city_official | 市政・イベント・災害情報 |
○○市公式ページ | ○○市 | 詳細な政策・イベント情報 | |
○○市(公式) | ○○city_official | 季節の風景・魅力発信 | |
YouTube | ○○市公式チャンネル | ○○市公式 | 市政番組・PR動画 |
LINE | ○○市 | @○○city | 緊急情報・お知らせ |
なりすましによる誤情報の流布を防ぐために、運営主体として公式SNS名及びアカウントを○○市ホームページ上に明示する。
5. 運用目的
○○市公式SNSは、以下を主な目的として運用する。
市民の皆様との双方向コミュニケーションの促進
市政情報の迅速かつ正確な発信
地域の魅力発信による観光・移住促進
災害時等における緊急情報の伝達
6. 情報発信の内容
SNSを活用して情報を発信できる項目は、次のとおりとする。
(1)行政情報
各種手続きの案内・締切情報
議会・委員会の開催案内
市政方針・計画の発表
(2)イベント・観光情報
市が主催・共催・後援するイベント情報
観光スポット・季節の見どころ
地域の祭り・文化行事
(3)緊急・災害情報
災害発生時の避難情報
交通機関の運行状況
気象警報・注意報
(4)生活情報
ごみ出し・リサイクル案内
健康・福祉に関する情報
暮らしに役立つお知らせ
(5)その他
前各号に掲げるもののほか、運用管理者が必要と認める情報
7. 運用方法
(1)投稿者の指定
新たな公式SNSの利用を開始する場合は、運用手順又は運用方針を定めなければならない
公式SNSで投稿等をする職員は、各発信部署の課長等が指定した者とし、投稿等は課長等が責任を負うものとする
情報の投稿は、原則として運用管理者の承認(決裁)のもと行うこととする
(2)投稿時間・頻度
情報の発信時間は、原則開庁日の午前8時30分から午後5時15分までとする
ただし、休日に開催されるイベント、災害・緊急時等については、課長等の判断により時間外でも投稿可能とする
投稿頻度の目安:X(1日1-3回)、Facebook(週1-2回)、Instagram(週2-3回)、YouTube(月1-2回)
(3)使用機器・セキュリティ
公式SNSの利用は、庁内の指定された端末を使用しなければならない
アカウントのパスワード等は運用管理部署内で厳重に管理する
(4)コメント・メッセージ対応
原則、コメントなどに回答はしない。意見や要望は、市ホームページのメールフォームなどで受け付ける
政府機関、他自治体又は市の事業に関わりのある団体等へは適宜コメント等する場合がある
(5)フォロー・シェア・リポスト
市は以下のアカウントについてフォロー及びそれらアカウントの投稿をシェアすることができるものとする。
近隣自治体が運営する公式アカウント
○○市が加盟している団体等が運営するアカウント
その他、官公庁などによる情報発信事業等で関わりがあるアカウント
8. 禁止事項
下記の事項に該当する投稿及びコメント等を禁止する。該当する場合、予告無くこれを削除及びアカウントのブロックをすることができる。
(1)法令違反
法律、法令等に違反する内容または違反するおそれがある内容
(2)誹謗中傷・人権侵害
特定の個人、団体等を誹謗中傷するもの
人種、思想、信条等の差別または差別を助長させるもの
(3)政治・宗教活動
政治、宗教活動を目的とするもの
選挙期間中の特定候補者に関する内容
(4)知的財産権侵害
著作権、商標権、肖像権など市または第三者の知的所有権を侵害するもの
(5)営利活動
広告、宣伝、勧誘、営業活動、その他営利を目的とするもの
(6)個人情報・プライバシー侵害
本人の承諾なく個人情報を特定、開示、漏洩する等プライバシーを侵害するもの
(7)公序良俗違反
公の秩序または善良の風俗に反する内容
わいせつな表現などを含む不適切なもの
(8)虚偽情報
虚偽や事実と異なる内容及び単なる噂や噂を助長させるもの
成りすまし行為
(9)技術的脅威
有害なプログラム等に誘導するもの
通信機能の妨害、情報の窃取等を行うもの
(10)その他
SNSの利用規約に反する内容
その他、運用管理者が不適切として判断した情報及びこれらの内容を含むホームページへのリンク
9. リンクポリシー
○○市公式SNSに記載するリンクのリンク先は、原則として○○市のホームページのみとする。ただし、国、県、他の公共団体、公益法人等が開設したホームページで、特に運用管理者が必要と認めるものは、この限りではない。
10. 著作権・知的財産権
(1)著作権の帰属
○○市公式SNS掲載情報(テキスト、画像等)に関する知的財産権は○○市または正当な権利を有する者に帰属する。
(2)利用条件
利用者は、私的利用のための複製や引用など著作権上認められた行為のほか、公式SNS上での「シェア」機能等の使用による転載などを除き、無断で複製・転載することはできない。
(3)投稿コンテンツの取扱い
投稿された全てのコンテンツは、投稿されたことをもって、投稿者は市に対し、その投稿コンテンツを無償で自由に使用する権利を許諾したものとし、かつ、市に対して著作権等を行使しないことに同意したものとする。
11. 免責事項
(1)情報の正確性
○○市は、○○市公式SNS掲載情報の正確性、完全性、有用性等を保証するものではない。
(2)損害の免責
○○市は、利用者が○○市公式SNS掲載情報を利用または信用したことにより利用者または第三者が被った損害について、いかなる場合でも一切の責任を負わない。
(3)利用者間トラブル
○○市は、利用者間もしくは利用者と第三者間のトラブルにより、利用者または第三者に生じたいかなる損害についても、一切の責任を負わない。
(4)運用の変更・中止
○○市は、予告なく○○市公式SNS運用方針の変更、運用方法の見直しまたは運用を中止する場合がある。
(5)表現について
○○市をより身近に感じてもらうため、情報を一部口語体などくだけた表現で配信する場合がある。
12. 運用の停止または終了
(1)運用停止
○○市は、運営が困難になった場合には、その理由をホームページに明記し、公式SNSの運用を停止することができる。
(2)周知方法
○○市は、前項の規定により公式SNSの停止又は終了をした場合は、その旨を○○市ホームページで周知するものとする。
13. ガイドラインの周知・更新
(1)周知方法
本ガイドラインは○○市ホームページに掲載する。
(2)更新
本ガイドラインは必要に応じて事前に告知なく変更する場合がある。
14. その他
この方針のほか、○○市公式SNSの運用に関し、必要な事項は運用管理者が別に定める。
15. 適用
この運用方針は、令和○年○月○日から適用する。
16. お問い合わせ
○○市企画部広報課(広報)
電話:○○○-○○○-○○○○
FAX:○○○-○○○-○○○○
メール:kouhou@city.○○.lg.jp
SNSキャンペーンの有効性と実施方法
これまでの成功事例で見てきたように、多くの自治体がSNSキャンペーンで優れた成果を上げています。青梅市の301件UGC獲得、新潟県の9.1万リーチ達成など、具体的な数字が示すSNSキャンペーンの効果は明らかです。
しかし、なぜSNSキャンペーンがこれほど有効なのでしょうか。他のプロモーション施策との比較を通じて、その理由を解説します。
他のプロモーション施策との比較
テレビCMや新聞広告などの従来型プロモーションは、確かに多くの人にリーチできますが、シティプロモーションにおいては限界があります。
まずコストの問題があります。30秒のテレビCMを制作・放映するには数百万円から数千万円の予算が必要で、多くの自治体には現実的ではありません。また、一方通行の情報発信であるため、視聴者の反応を測定することが困難で、効果検証が曖昧になりがちです。
さらに重要な問題は、住民参加の要素が薄いことです。テレビCMを見た住民が「自分もこの地域の魅力を発信したい」と思っても、参加する手段がありません。シビックプライドの向上という観点では、従来型メディアは受動的な消費に留まってしまいます。
一方、SNSキャンペーンは低予算で高い効果を実現できます。一般的なSNSキャンペーンでは、賞品代、SNS運用コスト、プレゼント発送費用などを合わせても数十万円程度の予算で実施可能です。青梅市の「#おうめ推し」のように継続的なUGC創出を達成できれば、従来型メディアと比較して費用対効果は圧倒的に優秀です。
最も重要なのは、住民参加型の構造です。SNSキャンペーンでは、住民自身が地域の魅力を発見し、写真を撮影し、コメントを添えて投稿するという能動的な参加が前提となります。この過程で、住民は地域の魅力を再認識し、シビックプライドが自然に向上します。南島原市の「撮ってくれんね!」キャンペーンが示すように、住民が主体的に地域の魅力を発信する仕組みこそが、持続可能なシティプロモーションの基盤となります。
効果的なキャンペーン実施に必要なツール
SNSキャンペーンの有効性が理解できても、実際の運営には多くの課題があります。応募者リストの収集、抽選作業、当選者への連絡など、手作業で行うと膨大な時間がかかります。
そこで必要になってくるのが、専用のキャンペーンツールの導入です。応募数2,000件、当選者100名のキャンペーンの場合、手作業では約2日間の作業時間が必要ですが、専用ツールを使用すれば10分程度で完了します。

また、手作業での運営は、作業効率の悪さだけでなく、ヒューマンエラーによる炎上リスクも抱えています。当選者への連絡ミスや重複当選などの問題は、自治体の信頼性を大きく損なう可能性があります。
キャンつくの活用メリット
下記のような大手企業さまや自治体さまにもご利用いただいている「キャンつく」は、手作業と比較して98.6%の工数削減を実現し、SNSキャンペーンの運営を劇的に効率化します。X、Instagram、LINEなど主要SNSプラットフォームに対応し、ハッシュタグ収集、自動抽選、当選者連絡、効果レポート作成まで一貫して自動化できます。
特に自治体にとって重要なのは、10年以上の支援経験に基づく炎上リスク対策とサポート体制です。SNSキャンペーンは注目を集める一方で、批判的な反応を招くリスクもあります。経験豊富なサポートチームによるスピーディーな回答やフォローにより、安全で効果的なキャンペーン実施が可能になります。
導入の判断基準
キャンペーンツールの導入を検討する際は、費用対効果を重視すべきです。月額数万円のツール利用料は、職員の作業時間削減効果や炎上リスク回避効果を考慮すれば、十分にペイする投資です。
また、「成功事例の共通パターン」でも解説した通り、シティプロモーションの成功には「長期継続」が重要なため、年間でお得に利用できるキャンペーンツールがおすすめです。
キャンつくであれば「年間プラン」を選択することで、業界最安水準での利用が可能になります。
効果的なシティプロモーションを実現するためには、SNSキャンペーンの有効性を理解し、適切なツールを活用して効率的に実施することが重要です。成功事例で見てきたような成果は、戦略的な企画設計と実行力のあるツール活用の組み合わせによって生まれるのです。
キャンつくを導入いただくと、効率的なキャンペーン運営により浮いた時間を戦略立案や住民との対話に活用することもでき、青梅市のような継続的なUGC創出や住民のシビックプライド向上へとつながります。
「この地域に住んでよかった」と心から思える街づくりへの貢献ができるのです。
プロモーションが継続的に成功すれば住民からの評価もさらに高まり、「いい取り組みですね」と感謝される機会も増えるでしょう。
キャンつくは、そんな未来を叶えるための心強い「お助けアイテム」です。
キャンつくの概要や料金プランなどが気になる方は、下記公式サイトや資料にてご確認ください。
行政プロポーザルで求められるSNSキャンペーンの特徴
行政案件では、単なる認知拡大ではなく共創型プロモーションが重視されます。住民参加による一体感創出、地域愛の醸成効果、持続可能な関係構築など、住民との協働を前提とした企画設計が求められます。
また、KPI設計においても、リーチ数や投稿数といった定量指標だけでなく、住民満足度やシビックプライド向上といった定性指標、さらには1投稿あたりのコストや1フォロワー獲得コストなどのROI指標まで総合的に設計する必要があります。
提案書作成でこんなお悩みはありませんか?
行政プロポーザルの提案書作成では、一般企業向けとは異なる特有の課題があります。多くの制作会社や代理店が直面するのは、以下のような問題です。
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FAQ:自治体SNS運用のよくある質問
最後に、自治体SNS運用でよくある質問にお答えするコーナーです。
Q: どのSNSを選ぶべき?【5大SNSの特徴と選び方】
自治体のSNS運用では、目的に応じたプラットフォーム選択が成功の鍵となります。
Instagram:観光・移住促進に最適
特徴:視覚的魅力の発信に特化、20-40代女性が中心
活用法:美しい風景、特産品、フォトコンテスト
X(Twitter):リアルタイム情報発信・災害対応
特徴:即時性とリポストによる拡散力
活用法:緊急情報、イベント最新状況、日常コミュニケーション
LINE:住民サービス・問い合わせ対応
特徴:生活に密着、幅広い年代
活用法:ごみ出し通知、各種手続き案内、チャットボット対応
YouTube:地域PR・観光動画
特徴:動画による詳細な魅力発信
活用法:観光プロモーション、移住PR、地域の歴史・文化紹介
Facebook:イベント告知・コミュニティ形成
特徴:40代以上が中心、イベント機能が充実
活用法:お祭り・説明会告知、政策の詳細説明、地域コミュニティ形成
リソースが限られる場合は、目的を明確にして1-2つのプラットフォームに集中することが重要です。
▼Z世代への訴求を重視する場合は、こちらの資料をご活用ください。
Z世代に響く SNSプラットフォーム選びのポイント
資料でわかること
Z世代マーケにおけるSNSプラットフォーム選びのポイント
各SNSの特徴、メリット・デメリット
各SNSで配信する最適なコンテンツ
Q: 効果が出るまでにどのくらいの期間がかかりますか?
SNS運用の効果は段階的に現れ、目的により期間が異なります。
短期効果(1-3ヶ月)
フォロワー数増加:月100-500人程度
投稿エンゲージメント:いいね・コメント・シェアの反応
キャンペーン応募:月200件程度
中期効果(3-12ヶ月)
地域ブランド認知向上:他地域での自治体名認知度上昇
観光客数増加:SNS経由での問い合わせ・サイト流入増
住民参加活性化:地域イベント参加者増加
長期効果(1年以上)
移住者数増加
地域経済波及効果:観光収入、特産品売上向上
シビックプライド醸成:住民の地域愛向上
効果を早めるポイント
明確な目標設定
週3回以上の定期投稿
住民参加型キャンペーンの実施
重要なのは短期的な数値にとらわれず、1年以上の継続運用を前提とすることです。
Q: 自治体SNS運用にはどのくらいの予算が必要ですか?
運用方法と規模により予算は大きく異なります。目安としては以下のようなイメージです。
最小限運用(年間30-50万円)
内製運用(既存職員兼務)
キャンペーンツール:年間約30万円
賞品代:年2-3回で約10-20万円
標準運用(年間100-200万円)
専任職員0.5人工または外部委託部分費用
ツール・広告費:約50-80万円
コンテンツ制作費:約30-70万円
キャンペーン費用:年4-6回で約30-50万円
本格運用(年間300-500万円)
専任職員1名 + 外部制作支援
プロによる動画・写真制作:約100-200万円
大型キャンペーン:約100-150万円
総合的なSNSマーケティング:約100万円
ROI(投資対効果)の考え方
1移住世帯の経済効果:年間約200-300万円
観光客の宿泊予約1.5倍(1,500人増・単価2万)= 3,000万円の直接経済効果
年間100万円程度のSNS運用費用は、適切な運用により十分にペイする投資です。
Q: 外部委託と内製のメリット・デメリットは何ですか?
外部委託
メリット
専門知識とクオリティの確保
即戦力による迅速な効果発現
職員リソースの他業務への集中
デメリット
高額な運用費用(月額50-100万円)
地域特性の理解不足
ノウハウの蓄積困難
内製
メリット
地域密着性の高いコンテンツ
低コストでの継続運用
迅速な対応と柔軟性
ノウハウの蓄積
デメリット
専門知識・スキル不足
業務負荷の増加
継続性の課題(担当者異動)
以下のようなハイブリッド運用もおすすめです。
基本運用(内製):日常発信、住民対応、緊急時対応
専門領域(外部委託):大型キャンペーン、動画制作、効果分析
キャンつくではSNSキャンペーン事務局業務の代行サービスや、企画から実行までまるっとおまかせプランもご提供しております。
Q: 効果測定のやり方は?
適切な効果測定は継続的な改善と予算確保に不可欠です。
基本指標
リーチ・インプレッション:認知度向上効果
エンゲージメント率:(いいね+コメント+シェア)÷リーチ数×100
フォロワー数推移:月間・年間トレンド
行動変容指標
キャンペーン応募数
SNS経由のWebサイト流入
問い合わせ件数:移住相談、観光案内等への影響
経済効果指標
観光客数変化
SNS紹介商品の売上変化
ROI測定:運用費用÷効果(問い合わせ件数等)
定性効果
住民アンケート:地域愛着度、SNS認知度
UGC数:住民投稿のハッシュタグ付き投稿増加
メディア露出:テレビ・新聞等での紹介実績
測定ツール
無料:各SNS公式分析ツール、Google Analytics
有料:ソーシャルリスニングツール、SNS一元管理ツール
改善サイクル
月次レポート作成
四半期評価・課題分析
年次戦略見直し
▼効果測定方法を学びたい方は、こちらの資料をご活用ください。
SNSの成果を見える化!効果測定・KPI設定キホンのキ
資料でわかること
SNSマーケティングの効果測定の基本的な指標と計算方法
プラットフォームごとの特性を活かした効果測定手法
エンゲージメント率、ROI、CTR、CVRなどの具体的算出方法
Q: 自治体SNS広告は効果がありますか?
適切に活用すれば、オーガニック投稿では届かない層への効果的なアプローチが可能です。
メリット
精密なターゲティング:年齢・居住地・興味関心での絞り込み
高いコストパフォーマンス:5,000-10,000円で数万人にリーチ
即効性と明確な効果測定:リーチ・クリック・コンバージョンを詳細測定
効果的な活用場面
移住促進:都市部在住の特定条件層への訴求
観光イベント告知:アクセス可能範囲の住民限定配信
緊急情報拡散:確実な情報到達のための補完手段
注意点
透明性確保:税金使用のため公平性を保った表現が必要
プライバシー配慮:過度な個人情報活用は避ける
炎上リスク対応:事前チェックと対応体制の整備
運用のポイント
予算:月額5-20万円での継続配信が効果的
目的明確化:認知拡大・誘導・参加促進など具体的目標設定
クリエイティブ品質:一般投稿以上の高品質な素材が必要
SNS広告は適切な目的設定と運用により、費用対効果の高いプロモーション手段となります。
まとめ
本記事では、自治体SNS運用の成功事例12選から実践的な運用方法まで、効果データ付きでご紹介しました。
小林市の340万再生、青梅市の継続的なUGC創出など、成功事例が示すように、大規模自治体でなくとも工夫次第で大きな成果を生むことは可能です。重要なのは地域の特色を活かした独自性と、住民参加を促す仕組み作りです。
自治体SNS運用は一朝一夕で成果が出るものではありませんが、適切な戦略と継続的な取り組みにより、住民のシビックプライド向上、観光客誘致、移住促進など、地域の持続可能な発展につながる重要な施策となります。
まずは自治体の課題と目的を明確にし、適切なプラットフォーム選択から始めることをお勧めします。効率的なキャンペーン運営をお考えの方は、専用ツールの活用も検討してみてください。
▼SNSキャンペーン運営の詳細はこちら
キャンつく 公式サイト


















