ビジネスでX(旧Twitter)を運用する際、営業時間外に投稿しなければならない状況があるでしょう。もし早朝や深夜などの営業時間外に投稿したい場合は、予約投稿機能が便利です。予約投稿を利用することで、投稿したい時間を設定してポストできます。ただし、予約投稿には条件があるため、適切に使用しないと投稿したい時間にできない場合があります。本記事では、SNSマーケティングに関するメディアで2年以上発信している著者が、X(旧Twitter)で予約投稿をする方法やメリット、注意点などを紹介します。予約投稿の編集や削除の方法についても詳しく把握できる内容になっているので、ぜひ参考にしてください。※当コンテンツは、SNSキャンペーンツール「キャンつく」で3,000件超の支援実績を持つピクルスが監修しています。X(旧Twitter)では、2つの方法で予約投稿できるX(旧Twitter)には特定の時間にあらかじめ用意したポストを投稿できる「予約投稿」という機能があります。予約投稿は以下の2つの方法で可能です。方法1.ブラウザ版のX(旧Twitter)を使用する方法2.管理ツールを利用するそれぞれの投稿方法の特徴を紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。方法1.ブラウザ版のX(旧Twitter)を使用する予約投稿機能は、X(旧Twitter)公式で実装されている機能です。投稿数の上限や利用できる機能の制限などはありますが、無料アカウントでも問題なく利用できます。ただし、利用できるのはブラウザ版のみで、モバイル版のアプリでは予約投稿できません。(2024年10月現在)予約投稿を無料でおこないたい場合は、Google ChromeやSafariなどからX(旧Twitter)にログインする必要があります。ブラウザ版であればパソコンやスマートフォンなど、デバイスを問わず利用可能です。方法2.外部ツールを利用するX(旧Twitter)と連携可能なSNS運用ツールを導入することで、ツールから予約投稿ができます。導入費用はかかるものの、アカウントの一元管理やデータ分析などもできるようになり、X(旧Twitter)運用の業務効率化を図れます。予約投稿機能を搭載しているSNSのツールは、以下のとおりです。予約投稿機能のあるSNS運用ツールツールの詳細キャンつくX(旧Twitter)やInstagramなどのSNSキャンペーン運用を効率化できるツールSocialDogX(旧Twitter)やInstagramなどのアカウントや投稿を一元管理できるツールBufferX(旧Twitter)やInstagramの予約投稿や投稿分析ができるツールツールによっては、公式の予約投稿で不可能な機能を付与させて投稿できます。たとえば、X(旧Twitter)公式の予約投稿では、複数のポストをつなげて投稿するツリー投稿ができません。▼ツリー投稿の例しかし、キャンつくではツリー投稿も予約投稿できます。SNSキャンペーンを実施したい際も、キャンペーンのメインの投稿と規約・注意事項を同時に投稿できます。ただし、管理ツールによっては予約投稿機能が搭載されていないものもあるので、導入前に機能を確認しておきましょう。ブラウザ版のX(旧Twitter)での予約投稿の使い方X(旧Twitter)公式で予約投稿する場合の使い方を、以下の3つに分けて紹介します。・予約投稿の設定手順・予約投稿を編集する手順・予約投稿を削除する手順画像もあわせて紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。予約投稿の設定手順はじめにGoogle ChromeやSafariなどブラウザからX(旧Twitter)を開き、ログインしましょう。ホーム画面やプロフィール画面などを開き、右下の投稿ボタンをタップします。カレンダーのアイコンを選択します。投稿したい日付と時刻を入力し、確認をタップしてください。画面上部に「〇年〇月〇日の〇〇時に送信されます」と表示されたら、設定が完了します。最後に投稿したいテキストを入力したり、画像を添付したりして「予約設定」をタップしましょう。タップすることで予約投稿でき、設定した日時に投稿されるようになります。予約投稿を編集する手順予約投稿したポストを編集する方法を紹介します。はじめに投稿画面のカレンダーアイコンをタップしましょう。予約設定画面の下にある予約投稿ポストをタップします。編集したい予約投稿を選択しましょう。投稿の内容の修正や投稿日時の変更をしたりしましょう。投稿日時はカレンダーアイコンから変更できます。変更が完了したら「予約設定」をタップすることで設定が完了します。予約投稿を削除する手順予約投稿を削除したい場合は、予約投稿の一覧画面からできます。「予約済み」の画面を開き、編集をタップしましょう。削除したい予約投稿にチェックをいれ、「削除」をタップして設定完了です。編集を活用することで、複数の予約投稿を一括で削除できます。X(旧Twitter)で予約投稿するメリットX(旧Twitter)で予約投稿するメリットとして、以下の3つがあります。適切なタイミングで投稿できる投稿前に内容を再度チェックできる効率的な運用が可能予約投稿をどのようにビジネスで活用できるか把握できるので、ぜひ参考にしてみてください。適切なタイミングで投稿できる特定の時間に情報を発信したいときに、時間のズレなく発信できるのがメリットです。たとえば、12月1日の0時00分にX(旧Twitter)で告知したい場合に予約投稿すれば、必ずその時間に投稿できるようになります。事前に「0時00分に情報解禁」と告知しておき、その時間になったら情報を発信するといったことも可能です。リアルタイムで情報を知りたいという方も、設定した時間に確実に情報を受け取れるため、企業に対し安心感や信頼感を抱くようになるでしょう。投稿を予定の時間から遅れたり、投稿し忘れたりするトラブルも防げます。また、営業時間外での投稿もできるようになるため、スタッフの負担を減らせるでしょう。投稿前に内容を再度チェックできる予約投稿をした後も投稿されるまでの間に編集でき、誤字や脱字を防げます。X(旧Twitter)の無料版を利用している場合、ポストを投稿した後は編集ができません。有料版のXプレミアムに登録すれば投稿後のポストを修正できますが、できるだけX(旧Twitter)の運用の費用を抑えたい人もいるでしょう。また、修正前にユーザーが閲覧する可能性もあるため、誤情報を伝えてしまうリスクがあります。予約投稿を使用すれば、内容を再度確認でき、情報や文章にミスがないか確認できます。発信して問題がない情報か再確認もできるので、情報漏えいも防止できるでしょう。効率的な運用が可能予約機能を利用することで投稿をストックでき、業務効率化につなげられます。企業でX(旧Twitter)を運用する場合、投稿内容を関係部署にチェックしてからポストすることが多いでしょう。チェックする際複数の投稿をまとめて確認してもらい、承認されてからひとつずつ投稿する流れが一般的です。しかし、毎回X(旧Twitter)を開いて投稿時間になったらポストするのは非効率です。予約投稿を利用すれば、複数のポストを予約設定できるので、毎回投稿する必要がなくなるのがメリットです。イベントやキャンペーンなど、すでに配信する内容や投稿日時が決まっている場合に活用できます。X(旧Twitter)で予約投稿する際の注意点X(旧Twitter)で予約投稿する際、以下の3つに注意しましょう。予約投稿ができない場合がある一部の投稿機能が利用できない予約投稿だと気づかれることがある予約投稿を適切に利用できるよう、ぜひ参考にしてみてください。予約投稿ができない場合がある予約投稿には以下のような制限があり、利用できない場合があります。・予約投稿できるのは最大で64ポストまで・予約投稿できる日時は18ヶ月先まで65ポスト以上の投稿や18か月より先の投稿はエラーとなり、投稿できません。64個予約投稿のストックがある場合は、ストックにあるポストを削除するか、投稿されるのを待ってから予約投稿する必要があります。また、スマホの時刻設定が適切でない場合や、タイムゾーンが日本以外の場合は注意が必要です。日本時間と異なる時間に投稿される可能性があるため、事前に本体の時間設定を確認して投稿しましょう。一部の投稿機能が利用できない予約投稿では通常投稿にある機能が一部利用できません。たとえば、以下のような機能が利用できないため把握しておきましょう。予約投稿で利用できない機能機能の概要ツリー投稿・複数のポストを返信でつなげて、一括で投稿できる機能タグ付け・写真やイラストなどにほかのアカウントを紐づけて投稿する機能アンケート機能・最大4つまでの選択肢を用意してユーザーに回答してもらう機能返信者の制限・ポストに返信できるユーザーを制限する機能上記の機能をX(旧Twitter)の公式で利用したい場合は、リアルタイムで投稿しなければなりません。ただし、外部ツールによっては予約投稿でもツリー投稿ができるものもあるので、必要に応じて導入を検討しましょう。参考:プレスリリース「SNSキャンペーンツール『キャンつく』に新たに”ツリー連投機能”が追加されました。」予約投稿だと気づかれることがあるアカウントを注意深く見ている人は、予約投稿をしていると気づく可能性があります。予約投稿をよく思わない人は少数ながらいます。予約投稿で自動化された発信は、非人間的なコミュニケーションだと考えているためです。予約投稿かどうかを明確に判断する方法はありませんが、予約投稿したポストに対するユーザーのリプライへの返信が遅い場合、疑われる可能性があります。とくに通常投稿をしたポストで返信が早いアカウントの場合、予約投稿だと思われやすくなります。また、投稿時刻が必ず「12:00」などキリのいい時刻になっている場合も、予約投稿を疑われる可能性があります。こちらについては、あえて「12:03」といったように少し時間をずらして予約することで対処可能です。できるだけ予約投稿だと思われないよう、自然な投稿を心掛けて運用しましょう。X(旧Twitter)で予約投稿をうまく活用する方法X(旧Twitter)で予約投稿をするなら、多くの人が利用している時間に設定して投稿することをおすすめします。アクセスが集中している時間ほど、より多くの人に投稿を見てもらえる可能性があるためです。デジタルマーケティング事業をしているフラー株式会社の調査によると、X(旧Twitter)で利用率の高い時間帯は、以下であることがわかりました。曜日月~金土日利用率の高い時間帯・7時〜8時9時〜23時まで断続的に利用率が高い引用:2023年版:Twitterのツイート、いいね・RTがつきやすいベストな時間は?アプリユーザーが多い最適な投稿時間帯をデータから分析平日の7時〜8時は通勤・通学時間で、ニュースをチェックする際に利用している人が多いと考えられます。12時は学校や会社の休憩時間のため、X(旧Twitter)を利用している人が多いでしょう。17時〜22時は仕事や学校のあとで、ゆっくりできる時間を利用してX(旧Twitter)を見ていると考えられます。土日は休日のユーザーが多いため、空いている時間に利用している人が多いようです。このようなデータをもとに投稿時間を設定することで、多くの人に見てもらえる可能性が高くなり、認知度向上につなげられます。もちろん、全ユーザーが上記の時間帯で利用しているわけではありません。もし自分のアカウントで狙いたいターゲット層が決まっている場合は、そのターゲットに絞った時間帯についての調査データを探してみると良いでしょう。また、自分のアカウントの既存フォロワーがターゲットに近い場合は、「Xアナリティクス」などのツールを用いるとフォロワーのアクティブな時間帯がわかります。XアナリティクスはX公式で提供されている解析ツールです。詳しくは下記の記事で解説しています。参考:【2024年10月最新版】X(旧Twitter)アナリティクスの基本的な使い方を徹底解説!まとめX(旧Twitter)で特定の時間に投稿したい場合は、予約投稿が便利です。指定した時間ぴったりに投稿でき、投稿の遅れやし忘れを防げます。営業時間外の投稿も可能で、SNS運用担当者の負担を減らせるのもメリットです。ただし、X(旧Twitter)公式の予約投稿では通常投稿にある一部機能が制限されています。ツリー投稿のような機能を利用したい場合は、運用目的に応じてツールを導入しましょう。SNSキャンペーンツール「キャンつく」でも予約投稿を利用したキャンペーンの実施が可能です。公式では不可能なツリー投稿をもちいて予約投稿が可能なため、SNSキャンペーンに必要な情報を詰め込んで配信できます。難しい操作なくSNSキャンペーンの投稿から当選者のDM送信まででき、業務効率化につなげられるでしょう。はじめてSNSキャンペーンをする人でも投稿できるよう当社スタッフがサポートしているので、安心して利用できます。ツールの詳細は以下で紹介しているので、予約投稿ができるSNSキャンペーンツールをお探しの方は、お気軽にご連絡ください。X(旧Twitter)キャンペーンツール「キャンつく」についてはこちらX(旧Twitter)キャンペーンについて知りたい方はこちら