プロモーション会社まとめ【PR会社、広告代理店との違い、選び方を解説】

企業のプロモーション活動は、競争の激しい市場で成功するために不可欠です。本記事では、企業のプロモーションをサポートするプロモーション会社について詳しく解説します。

広告代理店やPR会社とは異なる役割を持つプロモーション会社は、販売促進やブランド認知向上において重要な役割を果たします。

今回の記事では、プロモーション会社を選ぶ際のポイントを解説するだけでなく、マーケティングやSNSプロモーションに強い企業も紹介します。企業の成功事例や実績を基に、最適な会社を見つけましょう。

※当コンテンツは、SNSプロモーションに強みを持つピクルスが監修しています。

プロモーション会社とは

プロモーション会社とは、企業の販売促進を専門にサポートする企業です。企業の代わりにプロモーション活動を行います。

具体的に、プロモーション会社は以下をサポートします。

・広告キャンペーンの企画・実行
・イベントの企画運営
・SNSを活用したマーケティング戦略の立案

上記を含むさまざまなサービスを提供し、ターゲット顧客からの認知度を高めます。

また、近年ではSNSの普及に伴い、SNSを活用したプロモーションが重要視されています。そのため企業は、デジタル時代の消費者に効果的にアプローチし、競争力を高めることが求められています。その点、プロモーション会社は、広告代理店やPR会社とは異なる専門性を持ち、企業のニーズに応じた柔軟なプロモーション戦略を提供します。よってプロモーション会社は、現代のマーケティング活動において非常に重要なパートナーと言えるでしょう。

広告代理店とPR会社との違い

企業のマーケティング活動において、プロモーション会社だけでなく、広告代理店とPR会社も重要な役割を果たしています。それぞれの役割や業務内容には大きな違いがあります。以下の表で、各社の違いを比較しています。

PR会社とは

PR会社とは、企業や団体の広報業務を代行またはサポートする企業です。PR（Public Relations）は、企業や組織がステークホルダー（利害関係者）との良好な関係を構築・維持するための活動を指します。

PR会社は、以下のような業務を行い企業の広報担当者をサポートします。

・メディアとの関係構築
・プレスリリースの作成
・広報戦略の立案
・広報活動のアドバイス

PR会社は、広告代理店と混同されることがありますが、業務内容は大きく異なります。広告代理店が広告の制作とメディア掲載を代行するのに対し、PR会社は広報活動全般を担当し、メディアに報酬を支払わずに企業の商品やサービスを取り上げてもらうよう働きかけます。

近年、PR業界では、デジタルメディアの普及や価値観の多様化に対応できる高度な広報業務が求められています。そのため、ブランド価値を効果的に高めるため、メディアとの関係構築やプレスリリースの作成に加え、コミュニケーション戦略の立案など、複雑な広報活動が必要です。

PR会社は、このような高度な広報業務を提供し、企業や組織の広報業務の支援やコンサルティングを通じて、長期的なブランド価値の向上を目指しています。

広告代理店とは

広告代理店とは、企業の広告活動を代行する企業です。広告の企画や制作、広告媒体との契約などの実務をクライアントに代わって行い、商品やサービスの露出を促します。つまり、広告代理店の役割は、企業の広告活動全般をサポートし、効果的なプロモーションを実現することです。

広告代理店の業務には、次のようなものがあります。

・広告キャンペーンの企画、立案
・クリエイティブ制作
・広告枠の購入
・広告効果の測定、分析

広告代理店の業務は単に広告を出稿するだけではありません。広告効果の検証やレポートの作成、広告クリエイティブの制作、市場の分析や調査など、広告に関わる業務を総合的に行います。企業の広告活動を支援する重要なパートナーとして、企業のブランド認知度向上や売上増加に貢献します。

プロモーション会社を利用するメリット

プロモーション会社を利用することで、企業は多くのメリットを享受できます。主なメリットは、以下のとおりです。

1. プロによる効果的なマーケティングのサポート
プロモーション会社には、専門知識と豊富な経験を持つ専門家が在籍しており、企業のマーケティング活動をサポートします。市場分析やターゲット設定、キャンペーンの設計から実行まで効果的な戦略を立案し、目標達成に導きます。

2. 最新のマーケティング手法を活用
プロモーション会社は、常に最新のマーケティング手法やツールを研究し導入しています。デジタルマーケティングやインフルエンサーマーケティング、データドリブンマーケティングなど最新の戦略を企業に提供し、競争力を高めるサポートを行います。

3. 豊富な他社事例から知見を得られる
プロモーション会社は、多くの企業との取引経験を通じて成功事例や失敗事例を蓄積しています。そのため、他社の成功事例を参考にし、自社のプロモーション活動に活かすことができます。

プロモーション会社の選び方

プロモーション会社を選ぶ際は、以下の4つのポイントを抑えたうえで選ぶことをおすすめします。

・依頼する目的
・得意分野を比較
・実績を確認
・予算内に収まるか確認

依頼する目的

依頼する目的に応じて適した会社を選ぶことが重要です。目的に応じた会社選びは、ブランド認知度の向上、売上増加、顧客獲得など、企業の目標達成に大きく影響します。

例えば、新製品の発売時には、製品の特徴や魅力を効果的に伝えるプロモーションが必要です。イベント開催時には、集客力のあるイベントを企画・運営できる会社が適しています。

それぞれのプロモーション目的に応じた会社を選ぶことで、効果的なマーケティング活動を展開し、目標を達成することができます。

得意分野を比較

各社の得意分野や専門性を比較することが重要です。会社ごとに強みや専門性が異なるため、自社のニーズにあったプロモーション会社を選定しましょう。

例えば、ある会社はSNSマーケティングに強みを持ち、インフルエンサーを活用したプロモーションが得意な場合があります。また、別の会社はイベント運営や大規模な広告キャンペーンの実績が豊富で、集客力のあるイベントを成功させるノウハウを持っています。

このように、各社の得意分野や専門性を比較検討することで、自社の目標達成のために効果的なプロモーション戦略を提供してくれるパートナーを見つけることができます。

実績を確認

プロモーション会社を選ぶ際は、実績や成功事例を確認することが重要です。過去の実績は、その会社の能力や信頼性を示す重要な指標となります。実績が豊富な会社は、多様な業界や要望に対応できる経験とノウハウを持っているため、自社のプロモーション活動にも高い効果が期待できます。

成功事例、顧客企業、実績データをもとに、プロモーション会社の実績や信頼性を評価し、自社のプロモーション活動に最適なパートナーを選びましょう。

予算内に収まるか確認

プロモーション会社を選ぶ際には、予算内に収まるかを確認することが重要です。以下の表に、確認すべきポイントをまとめました。

大手PR会社

日本国内には数多くのPR会社がありますが、GLOBAL TOP 250 PR AGENCY RANKING 2023において上位にランクインした、以下の大手PR会社を3社紹介します。

・株式会社ベクトル
・株式会社サニーサイドアップ
・株式会社プラップジャパン

株式会社ベクトル

株式会社ベクトルは、総合PR事業のリーダーとして、PRプランニング、プレスリリース配信、キャスティングなど、幅広いサービスを提供しています。年間約3,000のプロジェクトを手掛け、多様なクライアントに対応。革新的なサービスと豊富な実績で、高い専門性と信頼性を誇ります。

株式会社サニーサイドアップ

株式会社サニーサイドアップは、多岐にわたるPRサービスを提供し、食品・飲料、テクノロジー、不動産、イベントなど多様な業界で実績があります。新商品のプロモーションやキャンペーン、大規模イベントの運営、ブランド戦略などを専門とし、幅広いクライアントに対応しています。

株式会社プラップジャパン

株式会社プラップジャパンは、総合的なPRサービスを提供し、多岐にわたる業界で実績を誇る企業です。新商品プロモーションや啓発キャンペーン、イベント運営など、幅広いPR活動を展開しています。

大手広告代理店

大手広告代理店として、広告代理店業界 市場規模･動向や企業情報で紹介されている3社を取り上げます。

・株式会社電通
・株式会社博報堂ＤＹホールディングス
・株式会社ＡＤＫホールディングス

株式会社 電通

株式会社電通は、多様な業種において革新的なプロモーションやマーケティング戦略を実施し、クライアントのブランド価値を高めるために多岐にわたるサービスを提供しています。

株式会社博報堂ＤＹホールディングス

博報堂ＤＹホールディングスは、1895年の創業以来、広告業界での長い歴史と豊富な経験を誇る企業です。広告領域のみならず、経営・事業支援や社会課題への対応にも力を入れています。

株式会社ＡＤＫホールディングス

株式会社ADKホールディングスは、マーケティングとコンテンツ事業を中心に、多様な専門性を兼ね備えた事業会社を傘下に持つ企業です。クライアントの課題解決に向けた統合的なソリューションを提供しています。

【ジャンル別】プロモーション会社

プロモーション活動には多様な手段があるため、各ジャンルで専門的なサービスを提供しているプロモーション会社を3社紹介します。

・【イベントプロデュース】株式会社TOW
・【マーケティング】株式会社JTB
・【マーケティングメディア】MarkeInsight
・【SNSプロモーション】株式会社ピクルス

【イベントプロデュース】株式会社TOW

株式会社TOWは、多岐にわたる業種でクリエイティブなイベントプロデュースとPR活動を行っています。イベントプロデュース、ブランディング、デジタルマーケティング、PR戦略など、多様なサービスを提供しています。

【マーケティング】株式会社JTB

株式会社JTBは、旅行業界での豊富な経験と専門知識を活かし、多様なマーケティングソリューションを提供しています。G20消費者政策国際会合の運営、B.LEAGUEの海外プロモーション、フエニックス・コンタクトの100周年プロジェクトなどの実績があり、クライアントの多様なニーズに合わせたソリューションを提供しています。

【マーケティングメディア】MarkeInsight

MarkeInsightは、SNS広告やInstagramやTikTokなどのノウハウを発信している情報メディアです。基本的な利用方法から、伸ばすための施策など具体例を混ぜながら紹介してるのが特徴です。

ノウハウを活かして運用代行のサービスも提供しています。

【SNSプロモーション】株式会社ピクルス

株式会社ピクルスは、診断クラウド「ヨミトル」やSNSキャンペーンツール「キャンつく」を活用し、消費者のポジティブな行動を引き出すことで企業のブランド価値を高めています。実際に、多くの企業がSNSフォロワーの大幅な増加や認知度の向上を実現しています。

SNSプロモーションの成功事例

株式会社ピクルスのSNSプロモーションの主な成功事例を紹介します。それぞれの事例の詳細に関しては、リンク先のインタビュー記事にて確認いただけます。

成功事例１ 丸永製菓株式会社
丸永製菓は「キャンつく」を利用し、X（旧Twitter）キャンペーンを実施しました。2023年6月からの3ヶ月間で、フォロワー数を300から3万に増加させることに成功しました。簡単な操作性と直感的なデータ分析が可能な点が評価されています。

自社商品を広めたい思いをキャンつくで実現。簡単操作と分かりやすい機能で3万フォロワー達成！

成功事例２ ボートレースまるがめ
ボートレースまるがめは、2020年3月から「キャンつく」を導入しフォロワー数は6,000から4ヶ月で2万人に増加しました。キャンペーンの労力を大幅に削減できた点も高い評価を得ています。

「キャンつく」でキャンペーンの機動力がアップ フォロワー数も急上昇し情報の拡散が進む

成功事例３ 株式会社サンギ
株式会社サンギは、2020年3月から「キャンつく」を利用し、「アパガード」ブランドのファンを増やしました。費用対効果の高さとデータ収集機能が魅力的とコメントがありました。

「キャンつく」の利用でフォロワー数が増加 さらにブランドのファンを増やすべく次のフェーズへ

まとめ

今回の記事では、企業のプロモーション活動をサポートするプロモーション会社について解説しました。プロモーション会社は、広告代理店やPR会社とは異なる専門性を持ち、企業の販売促進を支援します。

SNSプロモーションに強みを持つ株式会社ピクルスは、診断クラウド「ヨミトル」やSNSキャンペーンツール「キャンつく」を活用し、消費者のポジティブな行動を引き出し、企業のブランド価値を高めることを目指しています。

詳細なご相談や具体的なサービス内容については、株式会社ピクルスのお問い合わせページよりお願いします。

ライター：藤田 春樹（ふじた はるき）

WEBライター

マーケティング分野を中心に複数のメディアでWEBライティングやメディア運営に携わる。SEOコンサルティング会社での勤務経験を活かし、検索上位化を目指したコンテンツ作成に強みがある。