8月はお盆休みや夏休みなどもあり、家族で旅行や買い物をする人が多くいます。そのため、商品・サービスの認知度向上や購入促進に向けてSNSでキャンペーンをしている企業が多くいます。
SNSキャンペーンは通常の投稿よりも拡散性が高く、短期間で多くの人にリーチできるのがメリットです。 しかし「8月にSNSキャンペーンを実施してみたいけど、どのような企画をすればいいかわからない」という方もいるでしょう。
本記事では8月にX(旧Twitter)とInstagramで実施されたSNSキャンペーン事例を紹介します。キャンペーンの企画立案の参考になりますので、ぜひ参考にしてみてください。
※当コンテンツは、SNSキャンペーンツール「キャンつく」で3,000件超の支援実績を持つピクルスが監修しています。
8月にSNSキャンペーンを実施するメリット
8月にSNSキャンペーンを実施するメリットとして、主に以下の2つがあります。 ・認知拡大や購入促進に効果がある ・企画を立てやすい 8月だからこそSNSキャンペーンが向いている理由を詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。
認知拡大や購入促進に効果がある
現在、SNSを利用している人が多いため、認知拡大や購入促進に効果的です。総務省のデータによると、日本のソーシャルメディアの利用者数は、2022年で1億200万人にのぼることがわかっています。
このことから、幅広い世代が利用しており、自社商品と相性のいいターゲット層にリーチしやすいのが特徴です。 SNSでの宣伝方法は複数ありますが、なかでもSNSキャンペーンは、リポストや自社関連のハッシュタグをつけた投稿などをユーザーに促進できる点が強みです。
ひとつの投稿がキャンペーン参加者によって拡散される結果、自社商品・サービスについて知らない人にも認知してもらえるようになります。 また、8月は商品・サービスによっては消費支出が増加します。
総務省の「家計調査報告」によると、2023年8月は食品と教養娯楽(教養や趣味に関する商材)の消費が年間で2番目に高い月であることがわかりました。 このため食品や教養娯楽系の商品サービスなどをSNSキャンペーンで宣伝することで、購入数の増加が期待できます。
企画を立てやすい
8月は以下のようにさまざまなイベントがあります。
世界猫の日(8月8日)
山の日(8月11日)
お盆(8月13日~16日)
夏祭り ・夏休み
このように行事が多くあるため、自社の商品・サービスと相性のいい行事が見つかりやすいのが特徴です。相性のいい行事と掛け合わせることで、企画がスムーズに立てられるようになるでしょう。
たとえば、アウトドアメーカーやスポーツ用品店であれば、山の日をテーマにしたキャンペーンができます。 イベントと絡めずに「夏のプレゼントキャンペーン」として実施することも問題ありません。ただし、キャンペーンで狙うターゲットによっては、行事と掛け合わせることで、より多くの認知を拡大できるようになるでしょう。
【X(旧Twitter)編】8月のSNSキャンペーン事例8選
X(旧Twitter)で8月に実施されたSNSキャンペーンを8つ紹介します。
Aquall(アクオル)
東芝ライフスタイル
Yupiteru(ユピテル)
佐賀競馬場
Dear WHISKY ディアウイスキー
じぶんまくら
ビッグカツといか姿フライのすぐる
メディカルブロー
X(旧Twitter)でキャンペーンを実施したい方は、ぜひ参考にしてみてください。 また、キャンつくでは自社で「どのような企画を立てればいいかわからない」という人向けにXキャンペーン企画診断を実施しています。
10個の設問に答えることで、自社の目的や予算にぴったりの企画を提案していますので、お気軽にお試しください。
Aquall(アクオル)
※当キャンペーンは「キャンつく」を使用した事例です
ヘアケアブランドのAquallでは「夏髪ダメージケアキャンペーン」という企画を実施しました。 アカウントのフォローとリポスト(リツイート)をすることで、プレゼント抽選に参加できる内容にしています。プレゼントは自社商品です。
キャンペーンの投稿で、夏は紫外線などで髪がダメージを受けやすいことを伝えて、髪を気にしているユーザーに向けて訴求している点が特徴です。 キャンペーン企画で自社商品の魅力も同時に伝えることで、より宣伝効果を高められます。
東芝ライフスタイル
※当キャンペーンは「キャンつく」を使用した事例です
「東芝ライフスタイル」は、東芝の家電製品に関する情報発信やキャンペーンなどを配信しているアカウントです。 同アカウントでは、QUOカードや新商品が当たるキャンペーンを実施しました。
アカウントのフォローと投稿のリポストをすることで、QUOカードの抽選に参加でき、さらに特定のハッシュタグを付けて投稿することで新商品の抽選に参加できる内容にしています。 また、新商品の宣伝として動画も配信しているのが特徴です。動画で説明することで、静止画よりも多くの情報を伝えられ、より興味を引けるようになります。
Yupiteru(ユピテル)
※当キャンペーンは「キャンつく」を使用した事例です
カー用品を販売しているユピテルは、自社のアニメキャラクターを起用したキャンペーンを実施しました。CM内にアニメキャラクターが何人隠れているかを引用リポストで応えて参加できる企画です。
参加した人には抽選でアニメキャラクターのグッズがプレゼントされます。 キャンペーンに参加した人が問題に答えるために動画を視聴する仕組みにしている点が特徴です。CMを視聴してもらうことで、参加した人が自社商品への理解をより深められるようにしています。
佐賀競馬場
※当キャンペーンは「キャンつく」を使用した事例です
佐賀県にある地方競馬場の「佐賀競馬場」はオートレース場の「オートレース飯塚」とコラボしたキャンペーンを実施しました。 佐賀競馬場とオートレース飯塚の2つのアカウントのフォローと投稿のリポストで参加できる内容になっています。
プレゼントがAmazonギフト券50,000円と豪華です。豪華なプレゼントを用意することで、多くの人が興味をもって参加してくれるようになります。 また、このj事例のように相性のいいアカウント同士でコラボをすることで、大きな企画を立てられ、お互いの企業・団体で認知度をより高められます。
Dear WHISKY(ディアウイスキー)
ウイスキー情報サイト「Dear WHISKY」では、山の日に関連したキャンペーンを実施しました。 抽選で山と関連のあるウイスキーが当たる企画で、アカウントのフォローと投稿のリポストをすることで抽選に参加できます。
また、2つのハッシュタグを付けて引用リポストすると当選確率が上がる仕組みも導入しており、より拡散性を高めているのが特徴です。
じぶんまくら
「じぶんまくら」は、オーダーメイドのまくらを販売しているお店です。X(旧Twitter)では、自社商品の紹介だけでなく、睡眠に関する情報も発信しています。 同アカウントでは、山の日に自社商品をプレゼントするキャンペーンを実施しました。
フォロー&リポストで簡単に参加できる内容になっています。 自社商品のなかでも、アウトドアで活用できるものをプレゼントにしているのが特徴です。行事やイベントなどと関連付けることで「こういう商品もあるよ!」という宣伝もできます。
ビッグカツといか姿フライのすぐる
「ビッグカツ」や「いか姿フライ」などのお菓子を販売しているスグル食品のアカウントです。 同アカウントでは、お盆に向けて5日間連続でキャンペーンを実施しました。プレゼントは自社商品で、フォローとリポストで抽選に参加できます。
おつまみに向いている商品をプレゼントにしており、お盆休みの宅飲みに向けた宣伝をしている点が特徴です。 また、5日間連続でキャンペーンを行うことで、期間中毎日拡散されるようになり、1回のみのキャンペーンよりも多くの人にリーチしやすくなります。
メディカルブロー
「メディカルブロー」は医療アートメイク(皮膚に色素をいれる施術)をしているクリニックです。メディカルブローでは、お盆期間中にAmazonギフト券が当たるキャンペーンを実施しました。
アカウントのフォローと投稿のリポストで参加できるキャンペーンです。 メディカルブローのように自社商品をプレゼントにするのが難しい事業を展開している場合でも、ギフト券を活用することでキャンペーンを実施できます。
【Instagram編】8月のSNSキャンペーン事例7選
Instagramで実際にあったSNSキャンペーンの事例を紹介します。
株式会社シマノ
オルネコ
Shokz(ショックス)
焼肉ホルモンたけ田
盆提灯の専門店 滝田商店
和食処とんでん
株式会社ハリミツ
なお、キャンつくでは「Instagramキャンペーン企画診断」を実施しています。自社のフォロワー数や提供している商品サービスなどから、おすすめの企画を提案します。企画立案に悩んでいる方は、お気軽にご相談ください。
株式会社シマノ
引用:https://fish.shimano.com/ja-JP/content/special_contents/campaign/2023/ayu_campaign/index.html
釣り用品を販売している株式会社シマノでは、Instagramで投稿キャンペーンを実施しました。釣った鮎を撮影し、特定のハッシュタグを付けて投稿してもらう企画にします。 参加するのに自社商品である釣り竿とメジャーも必要なため、参加者が必然的に購入しなければならないキャンペーンとなっているのが特徴です。
参加のハードルは高いものの、釣り好きの人が楽しめる内容になっており、自社商品を好んで購入してくれるリピーター獲得にもつながるキャンペーンとなっています。 なお、当キャンペーンは「キャンつく」を使用した事例です。
オルネコ
猫の雑貨やペット用品を販売している「オルネコ」では、世界猫の日にあわせてキャンペーンを実施しました。 アカウントのフォローとハッシュタグを付け、飼い主と猫が映っている写真を投稿することで参加できる企画にします。
応募した人のなかからスタッフがよかったものを厳選し、よかったものに対して自社WebサイトやInstagramで紹介しました。
また、当選した人にはオリジナルグッズもプレゼントしています。 当キャンペーンではコンセプトや届けたいメッセージが投稿に記載されており、猫好きの人が参加したくなるような企画になっているのが特徴です。
Shokz(ショックス)
Shokzは骨伝導イヤホンのメーカーです。同社のInstagramでは、8月に山の日に関連するキャンペーンを行いました。 アカウントのフォローと、山に関する写真を投稿することで参加できる企画で、プレゼントは自社商品などの4種類を用意しました。
同社のイヤホンは「どんなライフスタイルにも寄り添った製品」をコンセプトにしていることから、自然のなかでも快適に音楽を聴けるというメッセージを伝えるために、山の日にキャンペーンを実施したと考えられます。
焼肉ホルモンたけ田
全国40店以上展開している焼肉ホルモンたけ田では、山の日キャンペーンとして入店で先着5名までに焼肉をプレゼントするキャンペーンを実施しました。
入店の際にスタッフにInstagramの画像を提示することでプレゼントをもらえます。 一般的なSNSのプレゼントキャンペーンとは異なりますが、店舗の集客をする場合、このようなキャンペーンも効果的だと考えられます。
盆提灯の専門店 滝田商店
仏壇・仏具や盆提灯の専門店である「滝田商店」では、お盆の帰省応援キャンペーンを実施しました。 コロナ禍でお盆になかなか帰省できなかった人に向けて、旅行券をプレゼントする企画にします。
アカウントのフォローと投稿の「いいね」だけで参加できるため、投稿キャンペーンより参加のハードルが低いのが特徴です。
盆提灯のお店というのもあり、お盆との相性が非常に良いキャンペーンとなっています。
和食処とんでん
北海道や関東で展開している和食レストラン「和食処とんでん」では、お盆休みにフォロー&いいねキャンペーンを実施しました。
プレゼントはオンラインショップで販売しているレトルト食品です。画像で商品のイメージを提示したり、文章で商品の魅力を伝えていて「おいしそう!」「食べてみたい!」と感じるキャンペーンにしています。
また、ストーリーズやリポストでの拡散も促しており、より多くの認知を獲得できるよう工夫している点も特徴です。
株式会社ハリミツ
釣具メーカーの株式会社ハリミツでは、自由研究の応援キャンペーンを実施しました。
自社で用意した自由研究のキットを購入してもらい、自由研究に取り組む様子や作ったものをハッシュタグを付けて写真投稿することで、キャンペーンに参加できる企画です。
参加した人のなかから優秀者を決め、その人に釣り具をプレゼントします。 子どもの夏休みの宿題に悩んでいる人も少なくありません。
そのような人に向けて解決策を提示することで、興味をもち、認知につながることもあるでしょう。
まとめ
8月は山の日やお盆など多くのイベントがあり、自社商品と関連付けたSNSキャンペーンを実施することで、認知度向上や購入促進につなげられるでしょう。 なかでも食品や趣味に関する消費支出が増える月のため、関連している商品・サービスがあれば、より売上の向上が期待できます。
今回紹介した事例を参考に自社で活用できるキャンペーン企画がないか探してみましょう。 なお「SNSキャンペーンを実施するリソースやノウハウが不足している」とお悩みの方もいるのではないでしょうか。もし自社で実施するのが難しい場合は、SNSキャンペーンの代行サービスを活用することも検討しましょう。
キャンつくでは、SNSキャンペーンの企画から運用までをサポートする「まるっとおまかせプラン」をご用意しています。
キャンペーンのプランニングやクリエイティブの作成、抽選業務、プレゼントの発送までを一貫して担当しますので、キャンペーンをはじめて実施する人でも安心です。
認知度だけでなくブランド価値も向上するようなSNSキャンペーンを企画しますので、短期間で認知度向上や購入促進につなげたい方は、お気軽にご相談ください。