LINEは日本人口の約70%以上が利用しており、他のSNSと比べても圧倒的なユーザー数を誇っています。 また、日常的に利用している方が多いため開封率も高く、LINEキャンペーンを実施することで多くのユーザーにアプローチできます。本記事では、LINEキャンペーンのメリットデメリットややり方、成功ポイントを解説しています。 2024年の最新事例も紹介していますので、LINEキャンペーンの実施にお役立てください。/診断クラウド「ヨミトル」で作成した「LINE運用診断」が新しく登場しました! \LINE運用をお考えの方はぜひ体験してみてください。▼ ぼくらのLINE7日間戦争※当コンテンツは、SNSキャンペーンツール「キャンつく」で3,000件超の支援実績を持つピクルスが監修しています。LINEキャンペーンとはLINEキャンペーンとは、LINE上で行うキャンペーンのことです。 LINEはアクティブユーザーが多く、また、手軽に友達登録ができるため、SNSマーケティング手法の1つとして注目が集まっています。LINEキャンペーンの種類LINEキャンペーンは、「オープンキャンペーン」と「クローズドキャンペーン」の2種類あります。 「オープンキャンペーン」は友達登録だけで参加できるキャンペーンを指し、「クローズドキャンペーン」は主に商品購入後に参加できるキャンペーンです。 LINEキャンペーンを行う際は、自社の目的に合った方法を選択していきましょう。オープンキャンペーンオープンキャンペーンは、友達登録するだけで誰でも参加できるキャンペーンのことです。 ユーザーの参加ハードルが低いため、新規友達登録を増やしたい企業にオススメの方法です。▼オープンキャンペーンの例アンケートキャンペーンその場でもらえるキャンペーンインスタントウィンキャンペーンインスタントウィンキャンペーンとは、オンラインでクジを引くなどして、その場でアタリ/ハズレの結果がわかるキャンペーンのことです。エンタメ性があり、その場で当落がわかることから、参加率が高まるメリットがあります。LINEキャンペーンツール「キャンつく LINE版」では、インスタントウィンで5,000人超の友だち獲得に成功した事例も。再現性高く成果を出せる手法です。クローズドキャンペーンクローズドキャンペーンは、主に商品購入後、一定のアクションを起こすことで参加できるキャンペーンです。 来店促進やリピーター獲得を目的としている企業にオススメです。▼クローズドキャンペーンの例レシート投稿シリアル投稿画像・テキスト投稿LINEキャンペーン5つのメリットLINEキャンペーンの5つのメリットは以下の通りです。開封率が高いブロックを回避できる友達登録を増やしやすいクローズドな環境のため特別感を演出できる利用者が日本人口の70%以上のため幅広い層にアプローチできる1.開封率が高いLINEの開封率は60%です。一般的なメルマガの開封率が10〜30%のため、かなり高いことが分かります。LINEは連絡手段として我々の生活に浸透しているうえ、メッセージが届けばタップ1回で開封が可能です。 そのため、LINEキャンペーンは多くの参加者を集めることに期待できます。2.ブロックを回避できるLINEキャンペーンを定期的に行うと、ユーザーが「またキャンペーンがあるかもしれない」と感じるためブロック率を低下させ、友達リストからの離脱を防ぎやすくなります。それにより、リピーター獲得や売り上げ増加につながりやすくなります。3.友達登録を増やしやすいLINEは「友達を追加する」のタップのみで、友達登録が可能です。ユーザー名やアドレス等を入れる手間がなく、即時で友達追加のアクションを起こせるため、キャンペーンでは多くの友達登録に期待できます。4.クローズドな環境なため特別感を演出できるLINEにはユーザー名で呼びかけられる機能があるため、友達登録時のあいさつメッセージや、一斉送信をする際にも、個別に送信しているように演出できます。例えば、ユーザー名を使った個別の呼びかけが可能で、友達登録時のあいさつメッセージやキャンペーンメッセージを一斉送信する際にも、まるで1対1でコミュニケーションを取っているかのような印象を与えます。下記画像は、筆者がある公式アカウントを登録した際に送られてきたあいさつメッセージです。このように名前で呼ばれるとメッセージを受け取る側は「個別に送ってくれた」ような感覚になります。よって1対1でやり取りしているような特別感をユーザーに与えることができ、顧客ロイヤルティも高められます。5.利用者が日本人口の70%以上のため幅広い層にアプローチできるLINEのアクティブユーザー数は、2023年6月末時点で日本人口の70%以上となっています。 また、「SNSはLINEしか使っていない」という高齢層に対しても効果的にアプローチが可能です。(下記参考画像)※引用元「LINE キャンパス」 このようにLINEは他のSNSでは認知が届かない層にも情報を知らせることができます。LINEキャンペーンのデメリットLINEキャンペーンには以下のデメリットがあります。拡散力がない友だち登録までのハードルが高い配信拒否(ブロック)が簡単にできるデメリットを理解しておくことで、効果的なキャンペーン戦略を立てられるようになります。 以降で確認していきましょう。拡散力がない公式LINEには「タイムライン」機能があり、画面左下のシェアボタンから他のLINEユーザーへ転送することが可能です。しかし、このシェアボタンを使用したことがある方はほとんどいないのではないでしょうか。LINEは基本的に1対1で連絡を取り合うSNSのため、投稿を見たユーザーからの拡散はあまり期待できません。そのため、X・Twitterに比べると拡散力は弱くなります。友だち登録までのハードルが高いLINEでは、1つの電話番号につき単一のアカウントしか作成できません。ユーザーは個人使用向けに1つのアカウントのみを所持していることがほとんどのため、「私用のLINEアカウントで企業や団体のアカウントとつながること」をためらう人も少なくありません。また公式アカウントへの登録を呼びかける際に、このことがハードルとなるケースもあります。登録への心理的障壁を軽減するには、追加プロセスを簡素化するだけでなく、一時的なプロモーション参加以外にも、公式アカウントを友だち追加することで得られるメリットを示すとよいでしょう。配信拒否(ブロック)が簡単にできるLINEは友達登録が手軽にできる反面、ブロックも簡単にできるというデメリットがあります。メルマガの場合、配信停止をするには停止先ページに入り、アカウント名やアドレスを入力するなど手間がかかりますが、LINEはその場で即ブロックできてしまいます。そのため、キャンペーンを実施する際は、ユーザーの迷惑にならない配信頻度や時間を見極めて、キャンペーンを実施すると良いでしょう。【2024年】LINEキャンペーン事例10選LINEキャンペーンの事例10選を紹介します。 2024年に行われた最新情報も掲載しておりますので、ぜひ参考にしてください。LINE新規友達追加キャンペーンオープンキャンペーンである、新規友達追加キャンペーンを紹介します。FOSSIL(フォッシル)https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000193.000008529.html時計やジュエリーなどを販売するFOSSILは、公式LINEを新規で登録してくれた方を対象に、新作の時計が当たるキャンペーンを実施しました。こちらは店頭にもQRコードを設置して、公式LINEの登録がまだであるリピーターの囲い込みも同時に行う工夫をしています。LINEその場で当たるキャンペーンその場で当たる、インスタントウィンキャンペーンを紹介します。イトーヨーカドーhttps://www.itoyokado.co.jp/special/line_cp/index.html?top4bannerイトーヨーカドーは既存のお友達と新規友達登録された方を対象に、最大10,000円分のPayポイントが当たるキャンペーンを実施。 イトーヨーカドーで購入したレシートに記載された二次元コードを読み取ることで参加できるようになっています。おみくじ感覚で参加後すぐに抽選結果が提示される手法はユーザーの参加率が高まるため、売り上げアップに貢献できるキャンペーン事例です。ワイモバイルhttps://www.ymobile.jp/cp/line_tomodachi_231012/ワイモバイルは、LINEのお友達限定でPay Payポイントが最大10万円当たるキャンペーンを実施しました。 ワイモバイル公式アカウントに登録後、アンケートに回答することで抽選に参加できます。何回でも応募できるうえに既に当選された方でも再当選する内容で、LINE友達数増加とユーザー満足度向上に貢献しました。LINEその場でもらえるキャンペーンキャンペーンに参加後、その場で必ずプレゼントがもらえるキャンペーンを紹介します。株式会社アトレhttps://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000184.000070988.htmlショッピングセンターの運営や管理をする株式会社アトレは、イラストレーターにしむら ゆうじ氏とコラボした「WINTER CARNIVAL」の1つとして、LINEキャンペーンを実施。 アトレ公式LINEの友達全員に、にしむら ゆうじ氏のオリジナル壁紙をプレゼントしていました。 壁紙は、LINEのトーク画面にて「にしむらゆうじ」と入力すると、すぐにユーザーに配布されます。▼アトレ公式LINEにて筆者が壁紙をもらった時の画像登録するだけで必ずもらえる施策は、LINEの友達数を増加させたい方におすすめなキャンペーン手法です。LINEポイントキャンペーンここからはLINEポイントを賞品としたキャンペーンを紹介します。 LINEポイントはLINEスタンプ購入などにも使用できるため、少額でも喜ばれるメリットがあります。花王「サクセス」https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000005.000097285.htmlトータルメンズケアブランド「サクセス」は35周年を迎えた際に「花王サクセス 夏のまとめておトク!キャンペーン」を実施。 サクセス商品を購入したレシートを読み込むことで応募でき、購入金額の最大20%分のLINEポイントが必ずもらえるという内容でした。ユーザーは「損したくない」という気持ちを持っています。賞品が必ずもらえると約束されていると、ユーザーは安心して参加できます。UCChttps://www.ucc.co.jp/black/linecp/缶コーヒー等を製造・販売するUCCは、LINEポイントプレゼントキャンペーンを実施。 キャンペーン対象商品に付いているシリアルコードを読み込み、LINEに登録すると応募できる仕組みです。こちらのキャンペーンは「先着10万名にLINEポイントをプレゼント」としており、10万人という数字が「もしかしたら当たるかもしれない」とユーザーに感じさせ、参加者を集めていました。LINEレシート応募キャンペーン購入レシートを使用したLINEキャンペーンを紹介します。オハヨー乳業https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000052.000032621.htmlヨーグルトなどの乳製品を製造・販売するオハヨー乳業は、『「健康三種の神器」で目指そう!お口から健康キャンペーン』を実施。 対象商品を購入したレシートの案内に従い、オハヨー乳業の公式LINEでマイレージを貯めると応募できる仕組みです。マイレージを貯めるには何回か対象商品を購入する必要があるため、リピーター獲得に貢献できます。リカルデントhttps://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000209.000009251.htmlリカルデントは、新商品販売を記念して、期間限定でちいかわとコラボを実施。コラボイベントの1つとして、LINEキャンペーンも行いました。 期間中に対象商品を購入してレシートを公式LINEに送ると、ちいかわオリジナルコラボグッズが当たります。コラボイベントの期間はちいかわが描かれたリカルデントが発売さるため、LINEキャンペーンは限定商品の購入をあと押しする狙いもうかがえます。イベントを盛り上げるためにLINEキャンペーンをうまく活用した事例です。Kabayahttps://www.kabaya.co.jp/campaign/2023100101.htmlチョコレートや焼き菓子などを製造・販売するKabayaは、「えらべるPay1,000ポイント」プレゼントキャンペーンを実施。 こちらのキャンペーンはまとめて購入すると当選確率がアップするという内容で、客単価アップの工夫がされていました。さらにWチャンスとして、外れた方の中から抽選するキャンペーンも実施されており、キャンペーン参加率をあげる工夫も参考になる事例です。ココピタhttps://www.okamotogroup.com/information/脱げない靴下として有名なココピタは、販売累計7,000万足を記念して、『ココピタ』春のLINEキャンペーンを実施。 ココピタを3足以上購入したレシートを撮影し、公式LINEに送信するとキャンペーンに参加できます。応募条件が「3足以上のまとめ買い」のため、客単価アップにつながる施策となっています。LINEキャンペーンのやり方LINEキャンペーンの手順は以下の通りです。キャンペーンの目的ターゲットを決めるKPI・KGIの設定キャンペーン内容を決めるキャンペーンを実施する結果を分析するLINEキャンペーンは目的によって手法が変わるため、「新規友達登録を増やす」「リピーター獲得」など、キャンペーンの目的を決めておきましょう。また、KPI・KGIは具体的な目標数値を決めておくと、キャンペーンを成功させやすくなります。 キャンペーン終了後は振り返りをし、次のキャンペーンに活かしましょう。LINEキャンペーンを成功させる3つのポイントLINEキャンペーンを成功させるためのポイントを3つ紹介します。 自社で実施する際はぜひ以下のポイントを意識してみてください。X・Twitterで宣伝する応募方法を簡単にする参加意欲を促進させる施策にする1つずつ解説します。1.X・Twitterで宣伝するLINEは拡散力が弱いため、X・Twitterで宣伝することで、弱点をカバーできます。 X・Twitterは、投稿をリツイートするとアカウントが保持しているフォロワーからフォロワーへと雪だるま式に認知が拡大します。 自社でX・Twitterアカウントをお持ちであれば、LINEキャンペーンに合わせてX・Twitterでも宣伝をしていくと参加率を上げられるでしょう。参考記事:プロ直伝!Twitterキャンペーンのやり方13種と事例。2024年度版。2.応募方法を簡単にするキャンペーンへの応募方法は簡単なほど参加率が上がります。 たとえば「友達登録をするだけ」「指定の単語をトーク画面に送るだけ」などといった手法は友達登録を増やすのにとても有効です。購入レシートを送る方法や、アンケートに回答後応募できるといったキャンペーンの場合は、応募方法を分かりやすく記載しておくことで参加率を高められます。 複雑な説明やデザインでは、たとえ認知が広がったとしても参加率は低くなるため注意しておきましょう。3.参加意欲を促進させる施策にするユーザーに「当たるかもしれない」と思わせる当選人数や、その場で当落が分かるインスタントウィンキャンペーンを行うと、ユーザーの参加率を高められます。とくにその場で結果が分かるインスタントウィンキャンペーンは、「手軽」「運試し」「ゲーム感覚」と、ユーザーの参加意欲を促進する要素が多く、キャンペーンの成功が期待できる手法です。LINEキャンペーンなら「キャンつく」LINEキャンペーンを実施したいけど「参加者を集められるか不安」「初めてで何をしたら良いか分からない」といった方には、LINEキャンペーンツール「キャンつく LINE版」がオススメです。ここでは「キャンつく LINE版」の特徴を紹介します。インスタントウィンができる「キャンつく LINE版」はその場で当落が分かるインスタントウィンキャンペーンの実施が可能です。 その場で結果が分かるため、友達登録数が増えやすいメリットがあります。加えて「毎日抽選可能」に設定することでユーザーの好奇心を刺激し、ブロック回避にもつなげられます。 契約期間であれば何回でもキャンペーンを実施できるため、顧客ロイヤルティを高めることも期待できます。実際に「キャンつく LINE版」を導入した企業では、イベントにて「友だち登録で限定グッズが当たる」キャンペーンを実施し、2日間で5,000人超の友だち獲得に成功した事例もあります。サポート体制が整っているLINEキャンペーンが初めての場合、「手順が分からない」「結果を出すことができるのか」と不安を抱える方は多いでしょう。「キャンつく LINE版」では初めての方でも安心してキャンペーンを実施できるように、「キャンペーンに関する相談・アドバイス」「キャンペーン振り返りミーティング」など、7つのサポートを用意しています。このようにサポート体制が整っているため、LINEキャンペーンに興味はあるが不安も感じている方は「キャンつく LINE版」を検討してみてはいかがでしょうか。キャンつく LINE版の資料を見てみたいまとめLINEは他のSNSに比べてユーザー数が圧倒的に多く、利用者層の幅も広いです。 また、ユーザーが日常的に利用する連絡手段のため、開封率が高く、LINEでキャンペーンを行うことで幅広い層に効果的にアプローチすることができます。圧倒的な利用者数を誇るLINEを活用して、新規顧客獲得からリピーター育成へとつなげていきましょう。今後LINEを運用していきたいとお考えの方は、下記の診断「ぼくらのLINE7日間戦争」をぜひお試しください。 診断を通してLINE運用が体験できます。「LINE登録があったらまずどのようにアプローチするのが良いか?」「登録後、数日経過したらどう動くのが良いか?」などの質問に2択で答えていきます。診断後は、自身に合ったアドバイスがもらえますよ。※画像の下にアドバイスが表示されます(筆者も挑戦してみたのですが、なんとLINE運用大成功でした)LINE運用の参考に、ぜひ体験してみてください。▼ ぼくらのLINE7日間戦争