卒業・入学シーズンに数多くのSNSキャンペーンが、ブランド認知度を高めターゲット層との関係性を深めるために実施されています。 今回の記事では、卒業・入学シーズンのSNSキャンペーン事例を紹介します。
ユニバーサル・スタジオ・ジャパン、LINE MUSIC、JR西日本などの成功事例から効果的なSNSキャンペーンのポイントを解説し、消費者との関係性を強化する方法について詳しく掘り下げます。
※当コンテンツは、SNSキャンペン作成ツール「キャンつく」を提供するピクルスが監修しています。
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- 卒業SNSキャンペーン
- ユニバーサル・スタジオ・ジャパン ユニ春
- LINE MUSIC 私、この曲で卒業しました
- JR西日本 そつ旅投稿キャンペーン
- ホテルニューオータニ 「#オータニ卒旅」Instagram・TikTok投稿キャンペーン
- ディノス 新生活応援キャンペーン
- 入学SNSキャンペーン
- ユニクロ #新生活あるある選手権
- ARTIFACT Instagram写真投稿キャンペーン
- ユザワヤ 入園入学応援2023フォロー&RTキャンペーン
- 卒業、入学キャンペーンを実施するならキャンつく
- キャンつくのキャンペーン事例
- 北海道エアポート これがわたしのhokkaidolove キャンペーン
- 雪国まいたけ・マルコメ共同企画「新生活応援キャンペーン」
- ごっこランド 子育てママパパ応援キャンペーン
- まとめ
卒業SNSキャンペーン
卒業という学生にとって新生活が始まるタイミングに合わせて、様々なキャンペーンが展開されています。
今回紹介するキャンペーンは、卒業生に向けてブランドの魅力を高める内容になっています。
以下では、卒業シーズンに実施された、代表的なSNSキャンペーンをピックアップして紹介します。
ユニバーサル・スタジオ・ジャパン ユニ春
ユニバーサル・スタジオ・ジャパンでは、2024年の卒業シーズンを盛り上げるイベント「ユニ春」を開催します。卒業シーズンに実施される、USJの学生向けのキャンペーンです。
2,000円クーポン付きの「ユニバーサル・プライム年間パス・スタンダード」、1日券の価格+1,000円で2日間遊べる「ほぼ2デイ学割パス」という割安なチケットを販売しています。
ユニ春の特長は、学生向けのお得なチケットが購入できるだけではありません。学生たちに一生の思い出を提供することを目的としています。
目玉イベントとして、NiziU、LiSA、緑黄色社会、日向坂46などの人気アーティストによるライブが開催されます。
これらのアーティストが織り成すステージは、学生たちにとって忘れられない卒業の思い出となることは間違いありません。
この他にアーティストによるイベントの情報拡散や、アーティストのファンによるUGC(ユーザー生成コンテンツ)が発生している点もユニ春キャンペーンの特徴です。
さらに、YOASOBIがユニ春のCMソングを担当し、CDTVでライブが行われました。
YOASOBIのような人気アーティストの参加により、ユニ春のキャンペーンはより多くの人々に認知され、USJへの来場を促進する効果が期待できます。
LINE MUSIC 私、この曲で卒業しました
参加方法は、LINE MUSICの公式Twitterアカウントをフォローし「#私この曲で卒業しました」というハッシュタグをつけて、卒業に関連する曲を投稿するだけです。投稿した曲に関するエピソードを添えると、当選確率が上がります。
このキャンペーンにより、参加者の卒業の思い出が数多く共有され、X(Twitter)で多くのUGCが生まれました。 キャンペーンの終了後に、投稿された人気曲のプレイリストが共有され、LINE MUSICのサービス利用を促しています。
このように、LINE MUSICは卒業シーズンの思い出を共有し拡散するだけでなく、自社のサービス利用につなげるキャンペーンを実施しています。
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JR西日本 そつ旅投稿キャンペーン
引用 https://www.jr-odekake.net/aotabi/2023sotsutabi/campaign/
JR西日本は、卒業旅行シーズンを盛り上げるためにInstagramで「そつ旅投稿キャンペーン」を実施しました。このキャンペーンは、旅行中に撮影した写真や動画をInstagramに投稿し、ハッシュタグ「#そつ旅」をつけることで参加できます。
参加者は、イラストレーターShiho SoさんによるオリジナルのInstagramエフェクトを利用して、コンテンツを投稿することも可能です。
応募部門には、鉄道旅部門、旅グルメ部門、エモ旅部門があり、各部門ごとに異なるテーマに基づいた投稿を行います。このようにテーマを設定することで、参加者がどのような内容の投稿をすれば良いかイメージしやすくなります。 このキャンペーンの目的は、JR西日本エリアの魅力を広めると同時に、卒業旅行の思い出を共有し、その地域への訪問を促すことです。
参加者が自分の旅の思い出を共有することで、多くの人々にJR西日本のエリアの魅力を伝え、より多くの人々にJR西日本エリアに訪問してもらうことを目指したキャンペーンです。
ホテルニューオータニ 「#オータニ卒旅」Instagram・TikTok投稿キャンペーン
ホテルニューオータニでは、「#オータニ卒旅」Instagram・TikTok投稿キャンペーンを実施しました。このキャンペーンは、学生旅行や卒業旅行の思い出の写真や動画をInstagramやTikTokに投稿し、ハッシュタグ「#オータニ卒旅」を付けることで参加できます。
応募者の中から抽選で、ホテルニューオータニのレストラン招待券がプレゼントされます。さらに、投稿にホテルニューオータニの位置情報を付けると、夏の「GARDEN POOL」招待券が当たるチャンスもあります。
卒業の素敵な思い出を作る機会を提供するだけでなく、自社のサービス利用を促す効果も目的としたキャンペーンです。
ディノス 新生活応援キャンペーン
ディノスの「新生活応援キャンペーン」は、新しい生活を始める学生に向けた企画です。このキャンペーンでは、ディノスの公式Twitterアカウントをフォローし、欲しい商品の名前とその商品のページURLを引用RTで投稿し応募します。
このキャンペーンの最大の特徴は、応募者全員が自分の欲しい商品を自由に選べる点です。最大10万円相当の商品をプレゼントするこのキャンペーンは、幅広い商品ラインナップの中から、欲しい商品を探すきっかけを作ることを目的としています。
このように、ディノスは学生の新生活を応援するとともに、SNSを通じたキャンペーンの拡散によって、ブランドの認知度向上を図っています。
入学SNSキャンペーン
春には、入学を控えた多くの人々が新たなスタートを切ります。入学シーズンに合わせて、様々な企業がSNSキャンペーンを展開しています。 これらのキャンペーンは、単に製品やサービスを宣伝するだけでなく、参加者たちとのコミュニケーションを重視し、ブランドと消費者の距離感を縮めることを目的としています。数多く実施された入学キャンペーンの中でも、特に注目すべきキャンペーンを紹介します。
ユニクロ #新生活あるある選手権
ユニクロでは、新生活をスタートする人々を対象に「#新生活あるある選手権」キャンペーンを実施しました。 参加方法は簡単で、ユニクロの公式Twitterアカウントをフォローし、ハッシュタグ「#新生活あるある選手権ーユニクロ調べー」を使用して、自分の新生活に関するエピソードを投稿するだけです。
参加者は自分の新生活に対する期待や不安、楽しいエピソードなどを共有できます。 その結果として、多くの返信や引用RTが行われ、キャンペーン情報が広く拡散されました。ユニクロの製品だけでなく、ブランドの親しみやすさも拡散された、参加型マーケティング施策の成功例だと言えます。
ユニクロの「#新生活あるある選手権」キャンペーンは、新生活を迎える人々が自らの想いを共有する場を提供し、同時にユニクロへの好意的なブランドイメージを醸成することに成功した企画です。
ARTIFACT Instagram写真投稿キャンペーン
ARTIFACT(ランドセルメーカー)は、Instagram写真投稿キャンペーンを開催しました。このキャンペーンは、お子様とランドセルを撮影した写真をInstagramに投稿し参加します。応募には、指定のハッシュタグを使用し、公開アカウントからの投稿が必要です。
このキャンペーンの目的は、ブランドの認知を広めるだけでなく、入学を迎える子供の新たな門出を祝うことにあります。UGCの創出に貢献しており、参加者が大切な子供の思い出を共有する機会を作り出しています。
▼ARTIFACTのランドセルを身につけて喜ぶ子ども達
ユザワヤ 入園入学応援2023フォロー&RTキャンペーン
ユザワヤでは、「入園入学応援2023フォロー&RTキャンペーン」を実施しました。このキャンペーンは、ユザワヤの公式Twitterアカウントをフォローし、キャンペーンの投稿をRTするだけで簡単に参加できます。引用RTをすることで当選確率が上がるため、引用RTで情報が拡散されました。
ユザワヤはこのキャンペーンを通じて、自社製品の魅力を多くの人々に伝えることを目的としています。ユザワヤのブランド認知度を高めるとともに、手芸やハンドメイドに興味を持つ人々に向けて、ユザワヤの製品の魅力を広めたキャンペーンです。
卒業、入学キャンペーンを実施するならキャンつく
卒業・入学シーズンに実施されるSNSキャンペーンは、ブランド認知を高め、多くの参加が見込めます。キャンペーンの効果を最大限に発揮させるためには、キャンつくのようなSNSキャンペーンの実施をサポートするツールを活用することをおすすめします。
キャンつくの主な特徴として、以下の点があります。
1 高機能&簡単設定
キャンペーンの設定を、誰でも簡単に行えるように設計されています。自動化機能により、キャンペーンの運用に必要な作業時間を大幅に削減できます。
2 安心サポート
キャンペーン運用において不明な点があった場合、電話やZOOMを通じたサポートを利用できます。そのため、初心者でも安心してキャンペーンに取り組むことができます。
3 さまざまなSNSに対応
Twitter、Instagram、LINE、TikTokなど、多様なSNSプラットフォームに対応しています。これにより、幅広い顧客層にアプローチすることが可能になります。
4 便利機能
ハッシュタグ収集、リポスト収集、いいね収集など、キャンペーン運用に役立つ多くの機能が搭載されています。 キャンつくは、キャンペーンの設計、運用、分析まで、SNSキャンペーン実施のプロセスをサポートできるツールです。
詳しくは、キャンつくの特徴をご確認ください。
キャンつくのキャンペーン事例
卒業や入学のシーズンは、SNSキャンペーンを展開する絶好の機会です。キャンつくは、SNSキャンペーンをサポートするツールで、ブランド認知の向上や目的にあった効果的なキャンペーンを実施できます。
キャンつくを用いて実施されたSNSキャンペーン事例を紹介し、卒業・入学のSNSキャンペーンを企画する際に参考になる点を解説します。
北海道エアポート これがわたしのhokkaidolove キャンペーン
北海道エアポートが実施した「これがわたしのhokkaidolove」キャンペーンは、InstagramやX(Twitter)を通じて、参加者が北海道でのお気に入りの場所や、思い出深いスポットの写真を指定のハッシュタグと共に投稿する形式で行われました。
このキャンペーンは、卒業や新生活のスタートという人生の大きな節目を迎える学生たちにとっても、興味を引く内容になっています。特に、写真による思い出の共有は、卒業や入学キャンペーンにも活用できる要素です。旅行や新しい生活といったテーマは、学生たちの興味を引き、キャンペーンへの参加を促します。
「これがわたしのhokkaidolove」キャンペーンのように、感情的に訴えかける内容と参加しやすい形式は、卒業や新生活を迎える学生たちにとっても魅力的だと言えるでしょう。
雪国まいたけ・マルコメ共同企画「新生活応援キャンペーン」
雪国まいたけとマルコメが共同で実施した「新生活応援キャンペーン」は、新生活を迎える人々をターゲットにした企画です。このキャンペーンでは、公式Twitterアカウントをフォローし特定のハッシュタグを付けて、自分が作りたいメニューに関する引用リツイートを投稿することで参加できます。
手軽に参加できる点が、このキャンペーンの特長です。また、公式サイトに掲載されているメニューのレシピを使って料理を実際に作ることができます。このようにブランド認知の向上を図るだけでなく、参加者へ製品の利用を促すことも行っています。
卒業・入学のSNSキャンペーンにおいては、このキャンペーンのように、参加を促す簡単で魅力的な方法でキャンペーンを実施することも重要です。卒業・入学のSNSキャンペーンを効果的に展開し、参加者の関心を引き、ブランドや製品への関心を高めることができるでしょう。
ごっこランド 子育てママパパ応援キャンペーン
「ごっこランド ママパパ応援キャンペーン!」は、子育て中のパパ・ママ向けに展開された、SNSキャンペーンです。ごっこランドの公式アカウントをフォローし、特定のキャンペーンツイートをリツイートするだけで参加可能です。
抽選で500名に豊富な賞品が当たります。 卒業・入学のSNSキャンペーンを企画する際には、このキャンペーンから学べるポイントがあります。まず、キャンペーンのターゲットを明確にすることが重要です。本キャンペーンでは、子育て中のパパ・ママがターゲットであり、ニーズや関心に合わせた多様な賞品が用意されています。
これにより、ターゲット層の関心を引き、参加を促すことができます。 また、フォローとリツイートのみで参加できる手軽さも、卒業や入学のキャンペーンに取り入れるべき要素です。簡単な参加方法により、多くの人々にキャンペーンへの参加を促し、幅広い層にアプローチできるようになります。
まとめ
今回の記事では、卒業・入学シーズンにおすすめな最新SNSキャンペーン事例について解説しました。卒業・入学のSNSキャンペーンを企画する際は、以下の点に注意するとよいでしょう。
1 ターゲット層の明確化
キャンペーンの目的に合わせて、ターゲット層を明確にし、関心やニーズに合わせたコンテンツを提供しましょう。
2 UGCの発生を促す
卒業や入学に関連するコンテンツを通じて、UGCの発生を促し、参加者間の共感やコミュニティ形成を図ります。
3 SNSプラットフォームの選定
ターゲット層が主に使用するSNSプラットフォーム(Instagram、X、TikTokなど)でキャンペーンを展開します。
4 適切なツールの活用
キャンペーンの管理や分析には、キャンつくのようなツールの使用が効果的です。これにより、キャンペーン運用の作業時間の削減や分析の効率化が可能になります。
卒業・入学キャンペーンの効果を最大限に引き出し、より多くの参加者を惹きつけるためには、キャンペーン運用の効率化や、多様なキャンペーンが実施できるキャンつくの利用をおすすめします。
SNSキャンペーンを活用した成功事例については以下の記事でも詳しく紹介していますので、ぜひご覧ください。