SNSキャンペーン 活用ガイド
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< 記事一覧実は難易度が高いInstagramキャンペーン。弊社が知っている範囲でも、応募数が100にも満たなかったという事例がいくつもあります。キャンペーンを成功させるために本当に重要なことを本記事でまとめました。
更新日:2024.5.8 公開日:2022.8.31
言わずと知れた画像&動画投稿SNS「Instagram(インスタグラム)」。
若者や女性に根強い人気を誇ることから、多くの企業がマーケティング戦略に取り入れています。
しかし企業アカウントで写真を投稿するだけでは、一方通行の訴求になってしまいがち。
そこでInstagramを用いたプレゼントキャンペーンを実施することで、エンゲージメントやブランド価値を効率よく上げる施策がよく実施されています。
そう聞くと「よし、ウチの会社もInstagramキャンペーンに今すぐ取り掛かろう!」と思うかもしれませんが、ちょっと待ってください!
条件がピッタリと整えば成果が見込めますが、安直な考えで手を出すと痛い目を見るのがInstagramキャンペーンです。
今回はそんなInstagramキャンペーンに興味のあるマーケターの方に、「本当にInstagramでやるべきなの?」と一旦落ち着いて考えてもらうことが目的の記事となっています。
ぜひ本記事をじっくり読んだ上で、ご自身の商品・サービスでInstagramキャンペーンを行うべきかどうかを判断してください。
※当コンテンツは、SNSキャンペーンツール「キャンつく」を提供するピクルスが監修しています。
▼インスタキャンペーンの成功事例集
【2024最新版】Instagram(インスタ)キャンペーンの成功事例15選|効果・実施手順・注意点も解説!
目次
そもそもInstagramという場はX(Twitter)と違い、マーケティングに向いているブランドとそうでないブランドというのが存在します。
向いている・向いてないを判定するには「商材に視覚的な価値があるか無いか」を考えると良いです。
Instagramがそもそもノンバーバルな視覚コミュニケーションを主体にしたSNSなので、商品自体が魅力的な意匠をもっているかどうかは重要な要素になります。
また「商品と人」「商品と場所」「商品の体験シーン」といった視覚情報(ビジュアルコミュニケーション)を付随させることで、ブランド価値を拡充することが可能なブランドかということも大切な点です。
ジャンルで言うとアパレルやコスメは意匠も強く、人やシーンなどの視覚情報を付随させやすいので、Instagaramに親和性が高いブランドと言えます。
先に述べたように向いているジャンルは、アパレル・コスメになります。
なぜならば、商品の良さをビジュアルで訴求できるだけでなく、モデルやタレントを自然に配置し商品に興味をもってもらうことがしやすいからです。
人気のあるモデルが身につけているアイテムは良いイメージをもたれやすく、「〇〇さんが着ているから私も欲しい!」と購買行動にも直結しやすくなります。
またインフルエンサーに自社ブランドの商品を着用してもらい、Instagramに投稿してもらうことで、フォロワーとエンゲージメントを効果的に獲得するといった戦略も可能です。
上記と対照的な商品やブランドは、Instagramキャンペーンには適さないといえます。
「元々のフォロワー(ファン)が多いこと」もInstagramマーケティングに欠かせない要素です。
Instagramは、他のSNSと比較しても拡散力が非常に弱いのが特徴。
他アカウントの投稿を引用する機能はありませんし、さらには通常の投稿にリンクを付与することもできません。
そのためインプレッションも商品サイトへの遷移も稼ぎにくいのです。
しかしとある条件を満たせば、24時間限定の投稿・ストーリーズにリンクを貼ることができます。
その条件とは、
・フォロワーが1万人以上
・認証アカウント
のどちらかを満たすこと。
フォロワーがたくさんいる状況ならば、ストーリーズで自社商品の宣伝をして商品サイトへ誘導することも可能でしょう。
でも知名度のない状態でInstagramを始めた場合、拡散されないし誘導もできないしで大変そうですよね…。
なのでピクルスとしては、「すでにフォロワーがある程度いる状態」または「Instagram以外の場所でファンが一定数いる状態」でない場合、あまりオススメできません。
「じゃあ、Instagramキャンペーンを利用してフォロワーを増やすことはできないの?」と思う方もいるかもしれません。
結論から言うと、できます。
が、キャンペーンには複数の種類があるので、目的や自社の状況に合った手法を選ばないとフォロワー増加は難しいです。
「自分はどの手法をやればいいの?」と気になった方は、「Instagramキャンペーン企画診断」を受けてみてください。
カンタンな質問に答えるだけで、最適なキャンペーンの種類がわかります。
また、ブランドを育てる「ブランディング」を行いたい方には、下記の記事も参考になります。
続いて、基本的なキャンペーン手法3つの詳細と使い所について解説します。
アカウントをフォローして、特定のテーマに添った写真を投稿してもらうことで応募が完了するというキャンペーン。
サービス開始からしばらくの間にはウケがよかった手法ですが、現在では成果が上がりづらい方法となってます。
というのも、Instagaramのユーザーが時を経て成熟してしまい、アクティブに活用しているユーザーは企業のキャンペーンなどに参加することを面白がってくれなくなってしまったからです。
簡単に言うとコモディティ化してしまったということですね。
そのため「ただ写真を投稿するだけ」というキャンペーンは、ピクルスとしてもオススメしていません。
写真を投稿してもらうこと自体が「ユーザーの価値向上に繋がる」ようなキャンペーンである必要があります。
ただし、応募していただいた写真や動画をUGCを活用する場合には、やる価値があります。
そもそも、本当に「ユーザーが写真を撮りたくなるキャンペーンなのか?」をしっかりと押さえた企画になっているかが重要です。
ユーザーに面白いと思ってもらえるキャンペーンを考案できないないと、応募は悲惨なほどに集まりません。
弊社が知っている範囲でも、応募数が100にも満たなかったという事例がいくつもあります。
それでは続いて、成功事例をご紹介していきましょう。
その商品の熱心なファンがたくさんいる場合には、必然的に応募が多く集まりやすいです。
Galaxy Instagramフォトコンテスト
上記の例では、元々Galaxyのファンの方がたくさんいたことが成功の要因です。
高性能カメラを搭載したGalaxyユーザーには写真好きが多く、キャンペーンに進んで参加する方が多かったことも大きいです。
特定の地域に根ざしたキャンペーンの場合、地元愛のある住民の方々からの参加が見込めます。
#hiratsukagood Instagramキャンペーン
#my下北沢 Instagramキャンペーン
上2つの例のように地域住民の方が積極的に参加してくださると、その熱量に感化されて多くのユーザーが興味を抱くようになります。
ファンの多さだけでなく、ファンの熱量もキャンペーンの成功に必要な要素です。
リアルのイベントで面白そうだと思わせて、参加するハードルを下げる工夫も必要です。
#ミニオン脱走中 写真投稿キャンペーン
全国の映画館に散らばったミニオンたちの写真を投稿してもらうというキャンペーン。
このキャンペーンは、全国の映画館をキャラバン隊が巡る施策とセットの企画であり、キャラバン隊が各映画館でキャンペーンへの参加を呼びかけていました。また、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン内でミニオンの写真を撮る方が多かったことも相まって、多くの方に参加していただくことができました。
ユーザーの投稿した写真を公式サイトに掲載することで、ブランディングに役立てることができます。
森永甘酒:ブランドサイト
#森永甘酒 #30日チャレンジ フォトコンテスト
この事例では、甘酒にあまり馴染みのなかった若い女性たちに、「若い人も飲むんだ!」「甘酒って結構かわいいんだ!」と意外な一面をアピールすることに成功しました。
商品だけではなかなか不足しがちなブランドイメージを、このようにUGCを用いることで補強することができます。
UGC利用を目的とする場合には、十分に実施する価値のあるキャンペーン手法といえるでしょう。
※キャンつくInstagram版でのLike収集は提供を終了しました。
アカウントをフォローして、指定の投稿にLike(ハートマーク)するだけで応募完了となるキャンペーン。
写真を投稿するという面倒な工程を挟まず、ワンタップで応募ができるので、ある程度の参加者が見込めます。
そして大事なのが「フォロー」しないと応募とならない点。
先ほどもお伝えした通り、1万フォロワーがいるとストーリーズにリンクを付与できるため、その機能を解放するためにフォロワーの獲得に躍起になっているマーケターの方も多いはず。
そんな場合には、効率的かつ低予算でフォロワーを獲得できるのでオススメできます。
ただし、本来ターゲットではないユーザーを獲得することに費用をかけるべきか、よく考える必要があります。
たしかに「ストーリーズへのリンク機能を解放するため、どうしても1万フォロワーが必要!」という方には手っ取り早い方法です。
しかし「ただフォローしているだけ」といった関心の低いユーザーばかりが増えてしまっても、ロイヤルティが上がらずマーケティング効果は上がりません。
「フォロワーだけじゃなくて、ブランド価値やエンゲージメントを高めたい!」というモチベーションの場合、他のキャンペーンを検討した方がよいです。
現状、フォロー&いいね!キャンペーンを代理店経由で広告出稿するのは、ほぼできません。
フォロー&いいね!を広告出稿をした場合のリンク先は、アカウントになるのですが、これがシステム的にできなくなりました。(もちろん広告出稿の規約でも禁止されています)
昨年までは、規約では禁止されたいたが、システム的にはできていたので代理店さんもこのキャンペーン手法を推していたというところがありますが、実質できなくなったので、どの代理店さんも推奨はしなくなっています。
特定の投稿にコメントをすることで応募が完了となります。
複数の投稿に対して「Aが好きな方はこの投稿に、Bが好きな方はこの投稿にコメントしてください」といった使われ方もされます。
写真投稿ほどではないにせよ、「コメントを考えて書き込む」という面倒な作業をしてもらうことで、商品の印象を深く刻み付けることができるでしょう。
ただし元々商品に愛着があるユーザーでないと投稿にハードルを感じてしまいやすいので、新規フォロワーを獲得するのにはあまり向いていません。
あくまで既存フォロワー向けの施策であると考えてよいかと思います。
商品のことをよく知らないとコメントが書けない、という場合も多いので、商品の理解を深めたうえでコメントを書いてくれるユーザーも多いです。
ラ プードル30周年記念 Instagram フォロー&コメントキャンペーン
上記の例は、ラ プードル6色それぞれのInstagram投稿の中から欲しい色・思い入れのある色に投稿をしてもらうキャンペーンでした。
コメントを考える際、元々愛用していたユーザーであれば商品への良いイメージを思い出すきっかけになります。
そこまで熱心なユーザーでない方も、投稿に貼ってある画像から商品の特徴を確認したうえで投稿するので、商品理解も高まりやすいです。
比較的熱心な方からの参加が多いため、「愛用者の生の声」という貴重なコメントが集まりやすいです。
他のユーザーのコメントを見て購買意欲が高まることもありますし、コメントをUGCで利用できるのであればさらにブランド価値を高めることができます。
ここまでご紹介した以外にも、キャンペーンでは注意する点や実施の手順があります。
「正しいやり方がわからなくて不安」という方は、ピクルスのキャンペーンツール「キャンつく」をご利用いただければ、以下のような手厚いサポートが受けられます。
・キャンペーン事務局の運営マニュアル提供
・ヘルプページでのQ&A閲覧
・その他ご不明点もカスタマーサクセスがスピーディーに回答
(以下は運営マニュアルのサンプルです)
ここまでお読みいただき、ありがとうございました!
Instagramキャンペーンに対する意識がかなり変わったんじゃないかと思います。
この記事でお伝えしたかったことは、
・適したブランドと、そうでないブランドがある。
・「ブランド価値が十分か」「ビジュアルイメージを付与しやすいか」「元々のフォロワーが多いか」をよく考える必要がある。
・「写真投稿キャンペーン」は企画が重要。
・写真をUGCに流用できれば、ブランディングの効果が高まる。
・フォロワーを増やしたい場合は「フォロー&Likeキャンペーン」。ただしロイヤルティは高まりにくい
・ロイヤルティを高めたい場合は「フォロー&コメントキャンペーン」。ただしフォロワーは増えにくい
の6点。
上記をしっかり押さえたうえで、Insatagramキャンペーンを行うかどうか吟味してみてください。
最後まで読まれた方には伝わったかと思いますが、Instagramキャンペーンは難易度が高い施策です。
成功させられるだけのブランド価値があるかどうかや、応募数が見込めるキャンペーン内容かどうか、経験がないとわからないことが多いですよね。
ピクルスでは、キャンペーンツール「キャンつく」によるInstagramキャンペーンの支援もさせていただいております。
Instagramキャンペーンの成功事例や効果などについては『【2024最新版】Instagram(インスタ)キャンペーンの成功事例15選|効果・実施手順・注意点も解説!』で詳しく紹介していますので、ぜひお読みください!
タグ: Instagram
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