SNSキャンペーン 活用ガイド
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< 記事一覧診断キャンペーンとは、Twitterや特設サイト上などで実施する診断コンテンツを利用したキャンペーンです。診断キャンペーンは狙ったユーザーの参加率を高められるため、購買につながる可能性が高くなります。本記事では診断キャンペーンのメリットや、低コストで実施できる方法まで紹介します。
更新日:2023.8.3 公開日:2023.7.10
診断キャンペーンはSNSのフォロワーを増やすだけでなく、優良顧客を創出できる、今注目のキャンペーン手法です。
診断キャンペーンは、参加者一人ひとりに合わせた商品をおすすめできるため、顧客満足度を上げて購買につなげられるようになります。
本記事では、診断キャンペーンの特徴やメリット、実施の4ステップを紹介しています。お読みいただくことで、自社で診断キャンペーンを実施するイメージが持てるようになりますので、ぜひ最後までご覧ください。
※当コンテンツは、SNSキャンペーンツール「キャンつく」で3000件超の支援実績を持つピクルスが監修しています。
目次
診断キャンペーンとはTwitterなどのSNSや、特設サイト上で実施する、診断コンテンツを利用したキャンペーンのことです。
※診断コンテンツとは
診断コンテンツとは、ユーザーに対していくつかの設問を用意し、その設問への回答を分析することで適切な診断結果を提示するコンテンツのこと。
多くの場合、診断コンテンツを実施したあと、ユーザーに結果をツイートしてもらうことをキャンペーンの参加条件としています。
それゆえ、診断キャンペーンは自然な形でUGC(ユーザーが生成したコンテンツ)を生成でき、「広告効果」「ブランディング力向上」に期待できます。
診断キャンペーンの種類として、主に以下の2つがあります。
・Twitter診断キャンペーン
・特設サイトなどの診断キャンペーン
順番に解説します。
Twitter診断キャンペーンとは、Twitterキャンペーンに診断コンテンツをかけ合わせたキャンペーンのことです。
通常、Twitterキャンペーンでは「企業アカウントをフォロー、対象の投稿をリツイート」を参加条件にするケースが多いですが、診断キャンペーンは、アカウントのフォローと診断結果のシェアを条件とします。
キャンペーンをよい結果に導くためには、Twitter診断キャンペーンを含むさまざまな手法から、自社に合ったものを選ぶことが大切です。
下記の診断では自社の成果につながるSNSキャンペーン手法を提案していますので、ぜひお試しください。
特設サイトやアプリ内などでおこなわれる診断コンテンツを用いたキャンペーンで、こちらも対象のTwitterアカウントをフォロー、診断結果のシェアを条件にしているケースがほとんどです。
特設サイトを作成することで、そのまま自社サイトを回遊してもらえるメリットもあります。
ここではTwitterにおける診断キャンペーンの特徴を3つ紹介します。
①狙ったターゲットの応募が見込める
②獲得フォロワーが購買につながる
③ユーザー属性を丸裸にできる
ピクルスの経験・実績に基づいて解説します。
診断キャンペーン1つ目の特徴は「狙ったターゲットの応募が見込める」です。
Twitterキャンペーンは手軽に認知を広げられる一方で、懸賞アカウントからの応募が多くなり、見込み客を集められない問題がどうしても発生してしまいます。
※懸賞アカウントとは
懸賞応募目的のために作成されたアカウントのこと。金券や商品が目当てのため、その後につながりにくい。
ですが、診断キャンペーンであればターゲットの「知りたい」を提供するため、自社ターゲットの応募が期待できます。
たとえば、化粧品を扱う企業ではメイクに興味があるターゲットを獲得したいと考えるでしょう。そこで「メイクアップ診断」を提供することで、自分のメイクタイプを知りたいと思うターゲットに訴求することができます。
誰もが「自分ってどうなんだろう?」と客観的に知りたい欲求を持っているため、自社ターゲットに合わせた診断コンテンツを提供することで、狙ったユーザーからの応募数を上げられます。
診断キャンペーン2つ目の特徴は「獲得フォロワーが購買につながる」です。
通常、Twitterキャンペーンではフォロー&リツイートを条件とすることが多く、フォロワーは獲得できても、実際に購買につなげるのは難しいです。
なぜなら、フォロー&リツイートキャンペーンは簡単に参加できるメリットがある反面、接触時間が平均約30秒と短く、企業や商品のことを覚えてもらえないからです。
その点、診断キャンペーンは接触時間が平均約6分と12倍です。接触時間が長いほどユーザーの記憶に定着するため、購買の際に商品を想起してもらえるでしょう。
また、診断結果でユーザーの課題を提示するため、ユーザーの潜在ニーズを「顕在化」できます。そして、解決方法として商品を提案し、自然とユーザーの行動を後押しできるため、購買へとつながりやすくなります。
診断キャンペーン3つ目の特徴は「ユーザー属性を丸裸にできる」です。
ユーザーにアンケートをお願いしても、正確な情報を入力する方はあまりいません。
ですが、診断コンテンツは「自分自身についての診断」をおこなうため、ユーザーは正確な結果を知るために診断の設問に正しい情報を入力してくれます。
以上の理由から、診断キャンペーンはユーザー属性を丸裸にできるというわけです。
次に、Twitterで診断キャンペーンを実施する4つのメリットを紹介します。
①ユーザーの参加率が高まる
②話題作りができる
③自社商品への理解が深まる
④ユーザー満足度を高められる
一つずつみていきましょう。
診断キャンペーンは、通常のTwitterキャンペーンよりユーザーの参加率が高められます。
フォロー&リツイート型などのキャンペーン手法は多くの企業アカウントで実施されているため、そこまで熱量が高くないユーザーからは参加を見送られる可能性があります。
ですが、診断キャンペーンは「自分を客観的に知りたい」という人間の欲求を刺激するため、「知りたい!」「面白そう!」とユーザーの心を動かします。そのため自然な形で集客でき、参加率の向上が期待できます。
診断キャンペーンは話題作りがしやすいキャンペーンです。
人間には表現欲求(誰かに話したい)が備わっているため、ユーザーは能動的に診断結果を投稿します。
投稿された診断結果をみたフォロワーが内容に興味を持ち、診断キャンペーンに参加すればまた拡散してもらえるでしょう。
このように、診断キャンペーンはフォロワーからフォロワーへと広がりやすく、Twitter上での話題作りに期待できます。
先述しましたが、診断キャンペーンはユーザーとの接触時間が約6分間あります。
その間ユーザーは考えを巡らせながら設問に答えます。ユーザーの興味が高まっている状態で商品を訴求すれば、理解を深めてもらえる可能性が高くなります。
ユーザーに押し売りを感じさせず、自然と商品を知ってもらえます。
診断キャンペーンは、それぞれのユーザーの診断結果に合わせて、最適な商品やサービスをおすすめします。
先ほど例に出した「メイクアップ診断」をおこない、ユーザーが自身のメイクタイプを理解したとします。その診断結果に合わせて最適な商品を提案すれば、ユーザー満足度が高められるでしょう。
ユーザー満足度が高められれば、購買にもつながりやすくなるうえ、自社愛の強い顧客へ育つことにも期待できます。
診断キャンペーンのデメリットを2つ解説します。
①コストが高額になりがち
②フォロワーが少ないと効果が出ない
診断キャンペーンに興味がある方は、デメリットもきちんと理解しておくことが大切です。
それでは順番にみていきましょう。
診断キャンペーンをTwitterで実施する場合、通常のキャンペーンにかかる費用に加えて「診断コンテンツ作成費」が加わるため、コストが高額になります。
フルオーダーで制作会社に依頼すると300万円〜500万円はかかるため、費用面で実施に踏み切れない方もいるでしょう。
コストをできる限り抑えたい方はピクルスが提供する「診断キャンペーン」がおすすめです。診断クラウドサービス「ヨミトル」と連携すると、フルオーダーの場合と比べて50%~80%のコスト削減が可能となります。
無料で相談できますので、気になる方はぜひお問い合わせください。
診断コンテンツを作成しても、そもそもTwitterのフォロワー数が少なければ効果が出ないこともあります。
基本的にはフォロワーが少ないと参加人数も減るため、診断結果のシェアが広がりにくいです。
ただ、診断内容が面白く、興味をそそるものであれば、少ないフォロワー数でもヒットするケースもあるので、重要なのは企画力です。
ピクルスでは、20年超の診断制作実績にもとづいた診断企画を行ってくれます。
このように、提供元の企業に実績や企画力があるかを確認することが大切です。
もしくは、まずフォロワーを増やすためにフォロー&リツイート型など、別の種類のキャンペーンを先に行っても良いでしょう。
自社に合ったキャンペーン方法を診断してみると安心ですので、ぜひ以下のキャンペーン企画診断を活用してみてください。
Twitterキャンペーン企画診断をやってみる
Instagramキャンペーン企画診断をやってみる
診断キャンペーンを実施するための4ステップを紹介します。
①キャンペーンの目的を決める
②ターゲット、目標を決める
③診断コンテンツを企画する
④キャンペーンの実施、振り返りをする
まずはキャンペーンの目的を決めていきます。
目的が「認知拡大」であれば万人受けする内容、「顧客育成」であれば既存顧客が喜びそうな企画を考えたりと、目的が違えば手法も変わります。
目指すものがないと正しく施策を打つことができませんので、目的は必ず最初に決めておきましょう。
次に、ターゲットや目標を決めていきます。
ターゲットは漠然と設定するのではなく、具体的に決めておくと参加人数を集めることができます。
そして、キャンペーンの最終目的(KGI)や中間目標(KPI)を設定します。
KPIの達成状況を確認することでPDCAを回すことができ、目標達成に近づけます。
KGI、KPIについて詳しくは下記をご参考ください。
KGI、KPIの基礎から知りたい方はこちら。
診断コンテンツはユーザーが思わず参加してしまうような、魅力的なものにしていきましょう。
診断コンテンツの企画には、「診断内容を考える」「設問数を決める」「デザインを考える」など、いくつかの項目があります。
ピクルスでは、診断コンテンツを弊社側で作成しているので、診断キャンペーンの実施が初めての方でも安心です。
また、「ヨミトル」内のテンプレを使用して作成するため、最短2ヶ月でキャンペーンが実施できます。
テンプレは自由にカスタマイズも可能なので、オリジナリティを演出することも可能です。(追加料金あり)
キャンペーンの企画ができたら、実施していきましょう。
実施中は、運用状況を確認しながら改善をおこなったり、お問い合わせに対応できる体制をとっておくと安心です。
キャンペーン終了後は、振り返りをして次の施策に活かします。
ピクルスでは無償でキャンペーンの振り返りミーティングをサポートしておりますので、安心してキャンペーンを遂行できます。
無償サポートの詳細、お客様の声はこちらをご覧ください。
ピクルスがたずさわった診断キャンペーンの活用事例を3つ紹介します。
自社で実施する際の参考にしてください。
こちらは、診断コンテンツ作成ツール「ヨミトル」の認知拡大のために作成されました。
細かい分析と高い的中精度でマーケターの心をつかみ、公開1ヶ月で実施数56,000回以上、SNSシェア10,400回以上と、認知拡大を成功させました。
こちらは小学生向けの学習マンガ「科学漫画サバイバル」シリーズの新刊や旧刊の認知拡大、販路拡大を目的として実施された診断キャンペーンです。
クイズの答えをTwitterに投稿することでキャンペーンに参加ができ、子供の知的好奇心をうまく刺激しています。
さらに、オートリプライで4P分試し読みができる仕組みにしていたため、キャンペーン参加を後押しし、15,000フォロワーを獲得。学習本としてクオリティが高いものであることを認知させていました。
西尾維新著「混物語」発売を記念して実施されたこちらのキャンペーンは、公開後すぐにTwitterトレンドに浮上。
診断コンテンツに回答すると相性のよいキャラクターからリプライが届く仕組みで、「混物語」ファンの心をしっかりキャッチしていました。
話題化したことで、コアなファン以外のユーザー獲得にも成功しています。
診断キャンペーンでよくある失敗3選を、ピクルスの経験に基づいて解説します。
①キャンペーンへの応募が少ない
②エンゲージメントが低い
③目的と企画内容が合っていない
診断キャンペーンの実施を検討中の方は、事前に確認しておきましょう。
SNSは通勤中や待ち時間など、スキマ時間で見る方がほとんどです。そのため、ユーザーの興味を惹く企画でないと、参加者を集めることは難しいでしょう。
応募を増やすためには、ターゲットととなるユーザー層がどのようにSNSを利用しているかを理解し、「参加したい!」と行動してもらえる魅力的なコンテンツを作成することが大切です。
▼「キャンペーンへの応募が少ない」の対策
・応募方法を簡単にする
・誰もが欲しいと思う賞品にする
・賞品が何か一目で分かるようにする
・当たるかもと思わせる当選人数にする
・ターゲットがやりたいと思う診断を企画する
・キャンペーンの詳細を分かりやすく記載する
ユーザーが診断キャンペーンに参加しても、シェアが広がらない場合があります。
理由としては「商材の押し売り感が強い」「ユーザーが主人公になれない」「共感を得られない」「診断結果のアドバイスが的外れ」などが考えられます。
また、ユーザーは「設問が答えづらい」「面倒」だと感じると、診断の途中で離脱します。
エンゲージメントを高め、診断キャンペーンを成功させるためには「ユーザー目線」で診断コンテンツを作成することを忘れないようにしましょう。
▼「エンゲージメントが低い」の対策
・簡単に答えられる設問にする
・手間にならない程度の設問数にする
・ユーザーの「言いたい」を引き出す内容にする
・結果画面のシェアボタンまでの導線をシンプルにする
・「シェアすれば◯◯」というキャンペーン参加のメリットを明確に提示する
診断キャンペーンの目的と企画内容が合っていないことも、失敗の原因としてあげられます。
たとえば経営者層向けのキャンペーンにもかかわらず、プレイヤー層に受けるような診断コンテンツを作成してしまっては、当然良い結果になりません。
以下のようにターゲットに合わせて企画の内容を変えることが大切です。
①決裁権を持っている人がターゲットの場合
興味がある事柄・・・ビジネス戦略、業績管理、リーダーシップスキルなど。診断の設問例
・あなたのリーダーシップスタイルは何ですか?
・あなたの業界における競争力はどの程度ですか?
・あなたの組織が直面している最大のビジネスチャレンジは何ですか?価値ある結果を迅速に提供する診断が効果的。
②プレイヤーがターゲットの場合
興味がある事柄・・・個々のスキル開発、キャリアパス、働き方、チームとの関わり方など。診断の設問例
・あなたのチームでの役割は何ですか?
・あなたの仕事スタイルは何タイプですか?
・あなたが向いているキャリアパスは何ですか?エンターテイメント性が高く、自身についての新しい発見を提供する診断が効果的。
よくある失敗を事前に理解し、診断キャンペーンを成功に導きましょう。
診断キャンペーンは、見込みが高いフォロワーを増やし、売り上げにつなげられるキャンペーン手法です。
「フォロワーを増やしてもすぐに減ってしまう」「実質の成果につながらない」とお悩みであれば、「診断キャンペーン」がおすすめです。
ピクルス提供の「キャンつく」では「診断キャンペーン」にも対応しています。
診断コンテンツの作成はピクルスが請け負うため初めてでも安心なうえ、「ヨミトル」のテンプレートを使用することで50%~80%コストを削減していただけます。
ご相談だけでも受付けておりますので、お気軽にご連絡ください。
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