SNSキャンペーン 活用ガイド
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< 記事一覧インスタ運用がうまい企業を20社紹介。アカウント運用、キャンペーン、インフルエンサーマーケティング、広告運用の4つの運用方法別に事例を紹介します。紹介した企業がうまいと言われる理由についても解説します。インスタ運用で認知度向上や購入促進をしたい方はぜひ参考にしてみてください。
更新日:2024.5.8 公開日:2023.4.7
認知拡大や購入促進に向けて、多くの企業がインスタ(Instagram)を運用しています。インスタは2019年時点で月間利用者数が3,300万人もいるSNSで、集客するためのツールとして最適です。
しかし「自社でどのようにインスタを運用すればいいかわからない」という方も少なくないでしょう。やり方がわからず運用しても、効果が得られない可能性が高いため、宣伝費や人件費の無駄になりかねません。
そこで本記事では、インスタ運用のうまい企業を運用方法別で20社紹介します。
20社の共通点についても解説していますので、インスタ運用の参考にしてみてください。
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目次
はじめに一般ユーザーと同じようにインスタで画像や動画を投稿している企業を紹介します。
・日清食品株式会社
・株式会社ニトリホールディングス
・青山商事株式会社
・dely株式会社
・Sky株式会社
どのような投稿をして認知度を高めているかも把握できますのでぜひ参考にしてみてください。
食品メーカーの日清食品株式会社では、商品ごとに Instagramのアカウントを作成して運用しています。代表的なアカウントとして「カップヌードル」と「チキンラーメン」のアカウントを紹介します。
カップヌードルのアカウントでは、新商品のCMやカップヌードルをモチーフとしたグッズの紹介がメインコンテンツです。 正月やハロウィンなどのイベントに合わせた投稿もしており、ユーザーに強いインパクトを与えています。
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チキンラーメンのアカウントでは、イメージキャラクターの「ひよこちゃん」の画像をメインで投稿しています。公式とは思えないシュールな画像を投稿しており、エンタメ性が高いのが特徴的です。
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家具やインテリアを販売している株式会社ニトリホールディングスのInstagramアカウントでは、主に自社製品の紹介をしています。
自社商品での部屋のコーディネート方法や家具の選び方などを紹介しており、インテリアにこだわりたいという方に向けて、商品の魅力を伝えているのが特徴です。
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あまり知られていない商品や商品の使い方を紹介して、ECサイトや店舗の集客を増やしています。
スーツ専門店の洋服の青山を運営している「青山商事株式会社」では、女子高生をターゲットにしたアカウントを運用しています。
普段はInstagramに投稿する写真やプリクラの撮り方などを紹介していますが、大学の入学式の時期に合わせて、スーツの宣伝をしています。
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高校生が普段の投稿を見ることで、自社に興味を持ち集客へとつなげているのが印象的です。
生活関連のプラットフォーム事業を運営しているdely株式会社では、料理レシピアプリの「クラシル」のInstagramアカウントを運用中です。
1回の投稿で複数の動画とテキストでレシピを紹介しており、ユーザーの「今日何作ろう?」という悩みを解決してくれます。
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プロフィールに公式アプリのリンクを貼り付けており、Instagramからアプリダウンロードへの誘導もしています。
業務用のシステムを開発・販売しているSky株式会社では、IT業界向けのセミナー・イベント情報の発信や採用活動をInstagramでしています。
自社商品のことをわかりやすく解説しており、BtoB商材について詳しく知らない就活生にも噛み砕いて伝えているのが特徴です。
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BtoB企業という複雑な商材を扱っている企業ながら、2023年4月時点で3万以上のフォロワーがおり、アカウント運用が知名度の向上につながっていると考えられます。
Instagramでは、指定した条件をクリアしたユーザーがプレゼント抽選に参加できるというキャンペーンを実施している企業も少なくありません。フォロー&ハッシュタグキャンペーンやフォトコンテストなどを実施して、自社や商品の認知度を高めています。
キャンペーンはほかの手法より拡散性が高く、短期間でフォロワーを増加しやすい傾向にあります。
ただ、一口にキャンペーンと言っても種類はいろいろあるため、成果を出すには自社の課題に合った種類を選ぶのが大切です。
下記の診断では自社に合ったキャンペーン種類が簡単にわかるので、やってみることをおすすめします。
ここからは、以下の5社のキャンペーンの事例を紹介します。
・アルビオン株式会社
・ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社
・住友ゴム工業株式会社
・日本デジタル配信株式会社
・サムスン電子ジャパン株式会社
高級化粧品メーカーの株式会社アルビオンでは、商品の認知度向上やブランド価値向上のために、ハッシュタグキャンペーンを実施しました。
「#ワタシ開放シーン」「#ワタシ開放コスメ」というハッシュタグを利用することで、自社商品を知らない人でも参加しやすいようにします。
抽選で手に入れられる商品を自社の化粧品にすることで、よりブランドイメージを高められるようにしました。
通信事業をしているソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社では、ブランド認知の一環として、自社アカウントでフォトコンテストを開催しました。
ユーザーにハッシュタグをつけてInstagramに投稿してもらうことで応募できるキャンペーンにします。
ただのフォトコンテストでなく、既存の画像にメッセージを追加して投稿するキャンペーンにしたため、ユーザーが参加しやすく、エンゲージメントを高められました。
タイヤやゴルフ製品のメーカーである住友ゴム工業株式会社では、ゴルフクラブの試打会に参加した写真を投稿すると応募できる、プレゼントキャンペーンを実施しました。
「#スイング映え」というハッシュタグを用いて、インスタ特有の視覚的な訴求をし、ライトユーザーの獲得を目指します。
結果、試打会の情報がユーザーによって拡散され、多くの人が試打会に参加するようになり、認知度の拡大につながりました。
ケーブルテレビ事業者への支援事業をしている日本デジタル配信株式会社では、私のふるさとフォトコンテストというイベントを実施しています。
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アカウントのフォローと「#my_furusato」というハッシュタグを付けて投稿することで、コンテストに参加できる形になっています。
開催期間は2023年3月1日~5月31日で、4月1日時点で1,700件以上の投稿がされており、認知度の拡大に充分な成果をあげたといえるでしょう。
スマートフォンの製造メーカーであるサムスン電子ジャパン株式会社では、定期的にGalaxyのフォトコンテストを実施しています。
時期にあったテーマで写真を投稿してもらい、優秀作品に選ばれた人に豪華賞品をプレゼントする点がサムスン電子ジャパン株式会社のフォトコンテストの特徴です。
「#Galaxyカメラ部」というハッシュタグをつけてもらうことで、Galaxyのユーザーの帰属意識を向上するだけでなく、Galaxyのカメラが高性能であることを伝えられています。
なお、上記のようなキャンペーンは、応募者のデータ管理や抽選などの作業があり、非常に工数がかかると思っている人もいるでしょう。しかし、SNSキャンペーンツールを導入することで、SNS運用会社に依頼するよりも低価格かつ短期間でキャンペーンを実施できます。
弊社のSNSキャンペーンツール「キャンつく」でも、手動の場合1ヶ月かかるキャンペーンの運用業務を最短1日で終わらせることが可能です。データ収集業務や抽選業務を自動化できるため、キャンペーン運用の担当スタッフの工数を大きく削減できます。
実際の成功事例や効果について詳しく知りたい方は以下の記事もお読みください。
【2024最新版】Instagram(インスタ)キャンペーンの成功事例15選|効果・実施手順・注意点も解説!
上記の記事では、4,000件の導入実績をもつキャンつくがキャンペーンの実施方法や注意点などについても詳しく解説しています!
Instagramには多くのファンを抱えているインフルエンサー(インスタグラマー)がおり、自社商品やサービスの紹介をしてもらうことで、ファンに向けて認知拡大や購買促進を行えます。
実際にインフルエンサーに宣伝を依頼した企業として以下の5社があります。
・APLIN
・株式会社おやつカンパニー
・株式会社ペティオ
・東海旅客鉄道株式会社
・株式会社しまむら
それぞれの企業が「どのようなインフルエンサーに依頼したか」について紹介していますので、ぜひ読んでみてください。
APLINは韓国の化粧品ブランドで、自社商品の認知度を高めるために、フォロワー6万人の動画クリエイター「もとかの」さんに依頼しました。
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もとかのさんは、女性がモテるための化粧品紹介やメイクの仕方について発信しているインフルエンサーです。
美容に興味のある女性がターゲット層となっており、もとかのさんに依頼することで、ファンに向けて購入意欲を向上させられます。
ベビースターなどの人気お菓子を製造している株式会社おやつカンパニーでは「BODYSTARプロテインスナック」という商品の宣伝にインフルエンサーを起用しています。
起用したのは、女性の後ろ姿をきれいに見せるコツを伝えているバックラインスタイリストの宮河マヤさんです。
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トレーニングやダイエットに関心のある34万人のフォロワーにリーチできるため、商品の認知度を拡大できると考えられます。
ペット用品を扱っている株式会社ペティオでは、ペット用のアニメキャラクターの衣装「キャラペティ」のプロモーションでインフルエンサーを起用しています。
ペットの写真を中心に投稿しているインフルエンサーに依頼することで、愛犬家や愛猫家に商品を訴求できます。
株式会社ペティオは今回、フォロワー13万人のゆうさんの飼っているアーニーにキャラぺティを着てもらいプロモーションをしました。
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結果、15,000以上のいいねをもらい、大きな反響を得られました。
東海旅客鉄道株式会社(JR東海)は東京カメラ部株式会社と行ったキャンペーンの一環として、地域活性化を目的としたフォトコンテストを実施しました。
キャンペーンの拡散のために、旅行系のインフルエンサーの詩歩さんに宣伝とフォトコンテストの審査員を依頼しました。詩歩さんはInstagramで15万人以上のフォロワーがおり、旅行関連の書籍も出版しているインフルエンサーです。
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詩歩さんに宣伝してもらった結果3,000以上のいいねを獲得でき、キャンペーンの認知度を向上できました。
ファッションセンターしまむらを展開している株式会社しまむらでは、複数人のインスタグラマーを起用しています。
たとえば、プチプラ(低価格帯)のファッションアイテムを取り上げているインフルエンサーである「プチプラのあやさん」に商品レビューを依頼しました。
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インフルエンサーにレビューしてもらい、お墨付きをもらうことで、ユーザーの購入意欲を高めています。
インスタでは、フィードやストーリーズなどの広告枠にも配信できます。広告費用は発生しますが、短期間での集客が可能です。
ここでは、インスタ広告を利用している以下の5社を紹介します。
・パナソニック株式会社
・エヌ・ティ・ティ・ソルマーレ株式会社
・株式会社ワンダーマーク
・株式会社ツヴァイ
・Rom&nd
広告出稿によって得られた効果も紹介していますので、ぜひ確認してみてください。
家電メーカーのパナソニック株式会社では、高級トースター市場に参入する際に、宣伝方法として、インスタ広告を活用しました。
「サクっと、ふんわり黄金比トースト」というコンセプトのもと、ユーザーが共感しやすい動画を制作し、フィードやストーリーズの広告枠に掲載します。
広告を掲載した結果、購入数が従来のモデルより2倍増加し、トースターの売上獲得に成功しました。
電子書籍事業をしているエヌ・ティ・ティ・ソルマーレ株式会社は、電子コミックサービスの「コミックシーモア」をインスタ広告で宣伝しました。
AR技術を活用し、カメラで映った人の顔の上にマンガキャラクターの顔が表示されるという広告を制作します。
ARを活用した広告によって、ユーザーは通常の広告より楽しく見ることができるため、多くの人の認知度を高められました。
雑貨の企画・開発事業をしている株式会社ワンダーマークでは、Ambiance PaperというブランドのECサイトの集客を目的に、インスタ広告を利用しました。
Ambiance PaperはECサイト構築サービスのBASEを利用しています。BASEはInstagramとの相性がいいことから、併用すればECのアクセス数を高められる可能性があります。
株式会社ワンダーマークは、Instagramでカタログのように商品を閲覧できるカルーセル広告を利用したところ、リリースの翌日にはさっそく売上が発生し、集客に成功しました。
結婚相談所事業をしている株式会社ツヴァイでは、資料請求数の増加を目的に広告を出稿しました。
年齢や婚活歴などに合わせて広告の内容を決め、ユーザー一人ひとりに刺さるメッセージを訴求します。
カルーセル広告を用いてストーリー性のある広告を作成した結果、通常の広告よりクリック率を向上できました。
韓国の化粧品ブランドのrom&ndでは、ECサイトの売上を伸ばすために、Instagramの広告を活用しました。
商品タグをつけられるカタログ形式の広告を用いて、商品の購入画面に直接誘導できるようにします。
ABテストをしながら広告運用したことにより、従来の宣伝方法より1.6倍も購入数が増加しました。
インスタ運用がうまい企業の共通点として、以下の3点が挙げられます。
・ターゲットを明確にしている
・ハッシュタグをうまく活用している
・クリエイティブに統一感がある
どの運用手法においても重要な事項について紹介していますので、ぜひ読んでみてください。
多くの企業でインスタを運用する前にターゲットを明確にしています。ターゲットを決めることで一貫性のあるメッセージが伝えられるため、ターゲットにしたユーザーの行動を喚起できるようになります。
性別や年齢、購買意欲の高さなど、細かくターゲティングすることで、ユーザーに刺さるコンテンツを配信できるでしょう。
インスタ運用に成功している企業では、写真や動画とともに複数のハッシュタグをつけている点も特徴的です。
Instagramでは、ハッシュタグで自分の見たいコンテンツを検索しているユーザーがいるため、自社アカウントをフォローしていないユーザーが自社コンテンツを閲覧する可能性があり、認知度向上につなげられます。
また、キャンペーンを実施する場合は固有のハッシュタグをつけることで、ハッシュタグと自社や商品を結び付けて覚えてもらいやすくなるため、より強い印象を与えられます。
画像や動画などのクリエイティブに一貫性があることも、インスタ運用に成功している企業の特徴です。
投稿内容に統一感があることで、アカウントの世界観を伝えられるため、ブランディング効果があり、認知度拡大やファン獲得につなげられます。
世界観を伝えるには、クリエイティブの色合いや文字の大きさなど、デザインのバランスが重要です。
インスタ運用には複数の運用方法があり、幅広い業界で活用されています。今回紹介した企業事例で自社に合いそうな運用方法があれば、ぜひ試してみてください。
なお、Instagramキャンペーンの成功事例や効果について興味がある方は、ぜひ以下の記事もお読みください。
【2024最新版】Instagram(インスタ)キャンペーンの成功事例15選|効果・実施手順・注意点も解説!
上記の記事では、4,000件の導入実績をもつキャンつくがキャンペーンの実施方法や注意点などについても詳しく解説しています!
タグ: Instagram
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